エイジングケアと聞いたとき、あなたはまず何を思い浮かべるでしょうか?それは化粧品でのケアでしょうか。もちろん、化粧品によるエイジングケアも大切なのですが、忘れていただきたくないのは、身体の内部からもケアをする必要があるということです。こちらの記事では、エイジングケアに役立つ栄養素についてお伝えしています。
エイジングが最も目立つ場所、それは顔と首です。顔や首は紫外線の影響を受けやすいのですが、紫外線ブロック対策とエイジングケア化粧品の使用、栄養素の摂取で改善を目指すことは可能です。それでは早速、顔や首のシミ、シワ、タルミ改善に役立つ栄養素をご紹介していきましょう。
ビタミンAには粘膜保護作用、ビタミンBには代謝促進作用、ビタミンCとEには抗酸化作用があるため、どれもエイジングケアには欠かせない栄養素です。なお、ビタミンは種類によって含まれる食品が異なりますので、以下を参考にしてなるべく摂ることを心がけてみてください。
ミネラルも種類が多いのですが、とりわけ鉄と銅は血中のヘモグロビン生成に関わる栄養素のため、不足すると血行不良によるくすみや鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。また、将来的な骨粗鬆症予防ためにはカルシウムが必要です。
皮膚の成分はタンパク質ですので、不足すると乾燥肌や肌荒れ、ハリや弾力の低下といったトラブルが起こりやすくなります。さらに、爪がもろくなったり抜け毛が増えたりするなどのトラブルが起こることもあります。タンパク質は、肉類、魚介類、乳製品、大豆製品、卵などに多く含まれていますので、他の成分と同様に積極的な摂取を意識してみましょう。
エイジングが目立ちやすいのは顔や首ですが、目立たないようで実はエイジングが目立つのが髪です。たとえば、細くなった、コシがなくなった、抜け毛が多いなどでお困りではないでしょうか?このような状態は、育毛剤で改善を目指すこともできますが、以下の栄養素を摂ってケアをすることも大切です。
髪の主成分はケラチンというタンパク質ですので、不足すれば髪の生育が遅れるだけでなく、髪自体が細くなったりコシがなくなったりする原因になります。また、タンパク質不足は頭皮にも悪影響が及びますので、できるだけ毎日摂ることを心がけましょう。また、ミネラル成分の亜鉛にはタンパク質の合成に必要な成分のため、できるだけ摂るようにしましょう。亜鉛は豚レバーや牡蠣に多く含まれていますよ。
フコダインとはネバネバ成分で、髪の生育や頭皮の保湿に役立つといわれています。フコダインはコンブやワカメなどに多く含まれていますので、みそ汁やおひたしなど、目先を変えて摂取する工夫をしてみましょう。
アスタキサンチンには細胞の活性化作用があるといわれていて、髪の元となる毛母細胞の活性化にも役立ちます。アスタキサンチンは赤い色素を持つ栄養素で、エビやカニ、鮭、赤魚などに多く含まれています。
表面に現れてくるエイジングサインは、気になり始めるととことんまで気になりますよね?そして、次に取る行動として最も多いのが、化粧品によるエイジングケアでしょう。もちろん、化粧品によるエイジングケアも重要なのですが、さらにしっかりとエイジングケアに取り組みたいなら、身体の内部からのケアも忘れてはなりません。といっても、何か特別な食品を摂らなければならない、希少性が高い食品を摂らなければならないというようなことは一切ありません。エイジングケアそで必要な栄養素は、普段私たちが口にしている食品からたっぷりと摂れます。つまり、今日からでもエイジングケアを開始できるということです。今すぐにエイジングケアを開始したいという方は今回の記事をよくお読みになり、ご紹介した食品を毎日のメニューに取り入れる工夫を行ってみてくださいね。