綺麗なボディラインを目指す上で気になるのが「太もも」
ダイエットをしてもなかなか痩せない部分でもあります。ミニスカートや細身のスキニーパンツなど、足のラインが出る服装でおしゃれを楽しみたいですよね。太ももが細くなると自分に自信が出ますし、洋服も体型をを気にせずに選びたいものです。
太ももはなぜ太る?
太ももの理想的なサイズは「身長(㎝)×0.3」と言われています。
サイズだけで見るのではなく、身長によって理想のサイズは違いますので、細い方のサイズに合わせるのではなく、全体のバランスで見てみましょう。太ももが太くなる理由は1つではなく、様々な要員があります。なぜ太ももは太くなるのか、理由と原因、改善方法をご紹介します。
ヒップの筋肉が少ない
太ももを細くしたいと思って、太ももだけを鍛えがちですが、実はヒップの筋力の低下が原因で太ももは太くなります。ヒップは下半身の中で一番大きな筋肉です。ヒップの筋力が低下すると、骨盤と皮膚を支えているヒップの役割が弱まり、ヒップと太ももの境目がなくなってしまいます。ヒップからの脂肪が太ももに流れ、特に太ももの内側に脂肪が付きやすくなってしまいます。また、骨盤を支える役割を持っている、ヒップの筋肉はとても大切な機能を担っています。安定した骨盤を維持するためにも、ヒップの筋肉を鍛えることは痩せるだけではなく、体型維持、体幹を維持することにも繋がります。お尻を鍛えれば太ももは痩せる!と言われているほど、ヒップの筋肉を鍛えるのは大切です。
骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみがあると、下半身の筋肉を正しく使えなくなります。骨盤がゆがんでいるだけで、体型だけではなく様々な場所に影響を及ぼしてしまいます。骨盤のゆがみによって引き起こる症状をご紹介します。
- <骨盤がずれるとどんな症状が出るの?>
- ■筋肉の低下
- 代謝不良や血行不良を招きやすくなり、脂肪がたまりやすくなります。
- ■余計な部分に力が入ることで太くなる
- 骨盤がゆがむと体重をかける重心が変わり、バランスをとる為に余計な部分に力が入ります。
- これによって、欲しい部分には筋肉が付かず、増えて欲しくない部分に筋肉がつく状態になり、筋肉太りしてしまいます。
- ■姿勢が悪くなる
- 骨盤が前後にゆがみがあると、猫背、ポッコリお腹やヒップの厚み、太ももとヒップの境目がなくなる。など体型変化が出てきます。
- 骨盤が左右が傾いている場合、姿勢が悪くなり、血流が左右平等に行き届かなくなり、むくみや冷えが起こりやすくなり、筋肉の張り、左右の足の太さが違うなど、綺麗な体型維持が出来なくなります。
このように、骨盤のゆがみがあることで、太ももの太さにも影響が出てしまいます。骨盤のゆがみが原因で筋肉太りをしている場合、下半身痩せを目的とした筋トレやエクササイズを行っても、痩せずらかったり、余計に筋肉が肥大化して、足が太くなったりすることもあるので、骨盤を正しい位置に直してから、下半身痩せの運動をするようにしましょう。
食生活で溜めやすい体に
無理なダイエットや極端な食生活をしていませんか?食事量は少ないのに、太ももが太い、痩せない・・・という方、食事の内容が原因の可能性があります。太ももが太くなる食材や、原因をご紹介します。
- ■甘いものの摂りすぎは太ももを太くする
- お菓子や菓子パン、甘い食べ物やジュースなど、甘いものの摂りすぎは太ももを太くする原因となります。
- 水分補給がジュースだったり、スイーツやアイスが毎日欠かせない、朝食はパン派、という方は要注意です。
- 糖分の摂りすぎはコラーゲンの代謝サイクルを鈍らせ、老化タンパク質を増やしてしまい「たるみ」「セルライト」の原因となります。
- ■食事によるダイエットが原因
- フルーツだけダイエットや、野菜だけダイエット、こんにゃくダイエットなど、「〇○だけダイエット」のような一つのものを繰り返し食べるようなダイエットはおすすめしません。もちろん、食べる量や、質量が違うので、一時的には体重が減って、痩せた!と感じる方も多いと思いますが、これは脂肪ではなく、筋肉が落ちていることで体重が落ちている状態ですので、脂肪はほとんど落ちていません。筋肉が減ってしまうと、身体の熱代謝が悪くなり、脂肪を燃やす力が弱まります。体重は減っているのに、気になる部分のサイズは減っていない、という事になります。
- また、筋肉が一度落ちてしまうと、身体の血流循環がうまく働かなくなり血行不良による冷えやセルライト、脂肪を溜め込みやすい体へと変わってしまいます。そして逆にどんどん足が太くなってしまうのです。このような〇○だけダイエットなどの無理なダイエットは、一時的に上半身は痩せるかもしれませんが、下半身は逆に太くなりやすいのです。
太ももを細くするためには
太ももは脂肪がつきやすくて痩せずらい部分です。太ももを効果的にサイズダウンするための方法や今後太くなりにくくする為の方法をご紹介します。
太もも痩せの近道!骨盤を正しい位置にする方法
骨盤のゆがみが原因で太ももが太くなっている方は、生活習慣が原因の方がほとんどです。
- □足を組んで座る
- □うつ伏せで寝る
- □バックを片側だけに掛けたり、持ったりする
- □長時間同じ姿勢で座っている
- □運動不足
このような習慣を日常的にしている方は骨盤がゆがんでいるかもしれません。肩の位置が左右で違う、靴が片方だけすり減っている、腰の位置が左右で違う・・・などの症状がある方は骨盤がゆがんでいる証拠です。下半身太りにつながる前に、骨盤を正しい位置に戻してあげましょう。
- <骨盤ストレッチで痩せやすい体に>
- 骨盤のゆがみがあると、いくら太ももの筋肉を鍛えても、うまく脂肪の燃焼が出来なかったり、逆に太くなってしまう為、太もものサイズダウンの近道はまず骨盤のゆがみを治すことが最善のサイズダウン方法です。
- 骨盤ストレッチで、骨盤を正しい位置に戻して痩せやすい身体作りをしましょう。
- ■硬直した筋肉をゆるめましょう
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- 骨盤のゆがみがある場合、余計な力が入りやすく、太ももの前後の筋肉が張って、ポコっと盛り上がった太ももになってしまいます。まずは張った筋肉をゆるめるストレッチをしていきましょう。
- ■太もものストレッチ
- ・正座から片足をのばして、そのまま後ろに体を倒して床につくストレッチです。腕を上に伸ばすとより体が伸びて前ももの張っている筋肉を伸ばすことが出来ます。
- ・片足だけ横にまげて、もう片足は後ろに伸ばします。そのままキープしましょう。余裕がある時は状態を前に倒すとより太ももが伸びます。
- ストレッチの目安は左右20秒ずつを2セット行いましょう。
- ■ヒップリフト
- ヒップリフトは、お尻まわりの筋肉を引き締めることで、骨盤矯正が期待できます。
- ①仰向けで寝る
- ②膝を立てて90度に曲げる
- ③お尻だけを浮かせて1~2秒ストップ
- ④ゆっくりお尻を下す
- 10回3セットを1日に2回行うのがおすすめです。
- 骨盤矯正による下半身痩せだけではなく、ヒップアップにも効果的です。
- このストレッチをする際に、膝の間にクッションやゴムボールなどを挟んでストレッチすると、太ももの内側の筋肉、内転筋を鍛えられるので、一緒に取り入れてあげると効果アップです!
- ■「骨盤歩き」
- お尻を交互に動かす骨盤歩き、簡単そうに見えて、実はお尻や腰回り、お腹の筋肉と幅広い範囲の筋肉を使うので、お尻や太ももだけではなく、体全体のエクササイズになります。
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- ①ヨガマットや敷布団などの柔らかいマットの上に座る
- ②膝を曲げて両足の先を浮かせる
- ③その姿勢のまま、骨盤を使って前に10歩進む
- ④前に進んだら同じように10歩後ろに下がる
- これを1往復3セット行いましょう。
骨盤が整ったら太ももエクササイズ
太ももの隙間を作るには、ヒップを鍛えることが重要です。ヒップの筋肉をつけると、太もものサイズダウンを期待できます。
- ■スクワットでヒップ&太もものサイズダウン
- ①肩幅ほどに足を開いて、つま先は少し外側に向けます。
- ②お尻を後ろに引くイメージで、太ももが床に平行になるラインまで腰を下ろします。
- ③腰をゆっくり持ち上げて状態を元に戻します。
1日3回 10回2セットがおすすめです。3回が難しい時は、1日2回 20回を2セット行ってみましょう。
スクワットはヒップだけではなく、太ももやお腹も同時に脂肪燃焼してくれます。骨盤を支える筋肉を鍛えて、ゆがみにくい身体作りと、スリムな身体を手に入れましょう。
生活習慣の改善、クセを見直しましょう
- ①荷物は両肩、両腕にバランスよく持つ
- ②座っている時に頬杖をついたり、足を組まない
- ③ペタンコ座りをしない(正座の状態で、足を左右に開くような座り方)
- ④歩き方は正しい歩き方で
- ⑤甘いものの摂りすぎには気を付ける
- ⑥定期的にマッサージをする
- ⑦食事制限をしない、栄養をしっかりととる食事をする
どんなに運動やストレッチ、食事制限をしても、普段の生活習慣が原因で太ももが太くなったり、頑張っている事が逆に悪化を招いてしまう事に繋がります。
普段の行動や食生活を見直して、太もも太りしにくい身体作りをしていきましょう。
普段からの意識づけとエクササイズでスキニーパンツの似合う太ももに
太ももが細くてシュッとした足を見ると、とても憧れますよね。太もものケアは毎日の継続が細くなるための近道です。普段から太ももケアをして、憧れられる太ももを手に入れましょう。