思春期を過ぎてやっとニキビができなくなったと安心していたら、成人後にまたニキビの問題が勃発!こうなると、その理由を突き止めた上で対策をしない限り、いつまでたってもニキビの問題から解放されません。こちらの記事では、成人後にできる大人ニキビの原因や対策についてご紹介しています。
思春期はホルモンバランスが安定せず、それによって男性ホルモンの分泌量が増えることがあります。
すると、それに比例して皮脂の過剰分泌が起こり、アクネ菌をはじめとするニキビの原因菌が増殖しやすくなります。
これが思春期ニキビの原因ですが、ホルモンバランスが安定しているはず成人でもニキビができて、なかなか治らない、何度でも繰り返すなどのトラブルが起こることがあるのです。
大人ニキビの最も大きな原因は、皮脂の過剰分泌です。
しかし、思春期のそれとは異なり、成人後に起こる皮脂の過剰分泌には思春期とはまた違った理由があります。
毎日忙しいと、ついクレンジングや洗顔をササッと済ませてしまうことがあるでしょう。
しかし、メイクアップの成分がお肌に残っていると、毛穴を塞ぐだけでなく、アクネ菌などの餌になりやすく、ニキビができやすくなります。
ターンオーバーはお肌の新陳代謝を意味し、長くても短くてもお肌が健康な状態を保てません。
では、このようにターンオーバーが乱れる原因はどのようなところにあるのでしょうか。
それでは、しつこい大人ニキビを解消する方法についてご紹介していきます。
忙しさを感じているときでも、クレンジングや洗顔をきちんと行いましょう。
また、乾燥肌は皮脂分泌を促進させる原因になるため、保湿ケアも欠かせません。
皮脂分泌を抑えるという点ではビタミンC誘導体がおすすめなのですが、保湿目的ならビタミンC誘導体に加えてセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの保湿成分を配合した化粧品がおすすめです。
暴飲暴食をしないように注意しつつ、お肌が必要としている栄養成分をきっちり摂ることを心がけてみましょう。
特にタンパク質には肌細胞の生成作用が、ビタミンCにはコラーゲンの働きをサポートする作用がありますので、ぜひ積極的に摂取してみてください。
また、血行不良改善やターンオーバー改善という意味では、ビタミンEもおすすめですので、なるべく摂ることを心がけてみると良いでしょう。
きちんと寝ているつもりでも、日中にあくびがたくさん出るようなら、隠れ睡眠不足の可能性が否めません。
睡眠不足解消には、決まった時間に布団に入り、決まった時間に起きるというように、生活のリズムを整えることが大切です。
特に夜更かしが多い方は、これまでよりも早く布団に入ることを心がけ、睡眠不足の解消に努めましょう。
顔の細かい産毛に汚れが付着すると、雑菌やニキビの原因菌が増殖しやすくなることがあります。
セルフの顔剃りで対応できるなら問題はありませんが、顔の産毛が多くてセルフで対応しきれないなら、顔脱毛をするという選択肢もあります。
なお、安全性や脱毛の確実性から方法を選ぶなら、美容外科や美容皮膚科で受けられる医療レーザー脱毛がおすすめです。
ニキビには段階があり、皮膚が少しだけ盛り上がって見える白ニキビなら、化粧品で対応できます。
しかし、ニキビがやや進行して赤く膨らんでいたり、ニキビの中心に芯のような物か見えた場合では、化粧品ではなく医薬品でケアする必要があります。
ニキビケア製品には、グリチルリチル酸やサリチル酸など、アクネ菌の増殖を抑える作用がある成分が配合されていますので、まずはこのような製品でケアをしてみましょう。
ただし、思春期用のニキビケア製品にはイオウなどの刺激が強い成分が配合されていることがあり、大人ニキビ改善には向いていません。
製品選びで困ったときには、まず薬剤師さんに相談してみましょう。
薬剤師さんなら、大人ニキビ改善に役立つ製品を選んでくれるはずですよ。
軽度のニキビならセルフケアで改善を目指せますが、内部に膿が溜まっていて痛い、ニキビとその周辺に炎症が起きているなどの状態なら、セルフケアではなく専門医に相談してください。
このように進行したニキビの場合では、セルフケアで跡が残るなどのトラブルに見舞われることも少なくありません。
ニキビは皮膚科の治療で改善できますので、適切な治療で改善を目指しましょう。
大人ニキビは本当に厄介で、一度でき始めると繰り返すという特徴があります。
しかし、生活の中の改善点を見つけ出して対策を行えば、時間はかかったとしても改善を目指すことは可能なのです。
ただし、進行したニキビの場合では自己判断でのセルフケアはリスクが高いため、まずは皮膚科を訪れて小康状態にまで持っていくことが大切です。
そしてそのまま悪化することがなければ、今回ご紹介してきたセルフケア法を実践してみてくださいね。
それにより、ニキビができる頻度が少しずつ減るはずですよ。