わたしたちは生きるために必ず食べます。
そして、食べたら必ず排泄しなくてはなりません。
人間の体は上に食べ物が入る口、下に排泄器官である肛門があります。
内側の空洞には食道や胃、十二指腸、小腸、大腸があり小腸で消化吸収が行われ、大腸では腸内細菌が繁殖して便が作られています。
消化と吸収、免疫を活性化させる小腸は免疫活性臓器といわれる大切な臓器です。
これに対し、大腸は便を作ってためておくのが主な役割のため、あまり重視されてきませんでした。
ところが最近、大腸は「あらゆる病気の発生源」であることが明らかになってきました。
病気になるかならないかは、『腸年齢』が若いか老いているか、腸内細菌が醗酵しているか、腐っているかで決まってくるのです。
人間の皮膚や口腔内などには多くの常在菌が住み着き、腸内にも500~1000種類の菌が住んでいて、その重さは1.5kgにもなります。
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌、日和見菌があり、割合はおよそ30%、10%、60%。
善玉菌は免疫力を高めたり、消化吸収を助けるなど良い働きをしますが、悪玉菌は腸内を腐敗させて毒素を作り出します。
日和見菌は強いほうになびいていく主体性のない菌です。
腸内では毎日善玉菌と悪玉菌の勢力争いがあり、私たちが風邪をひいたり、仕事などでストレス腸となって便秘や下痢を起こすと、日和見菌は悪玉菌側に付き悪玉勢力が多くなります。
また、逆に、腸に良い生活をしていると日和見菌は善玉菌側につき腸内全体の善玉勢力が多くなります。
このように、日々腸内環境は変化しています。
腸内腐敗は『腸年齢』の高齢化が原因です。
『腸年齢』が若い人は善玉菌に勢いがあり、良い働きをしてくれますから、見た目は若く、体も健康です。
悪玉菌が増えた腸は、便が溜まるほど腸内腐敗が進み、『腸年齢』が老化します。
チェックしてみましょう!
次のチェック項目で当てはまるものに○をつけて下さい。
○の合計数であなたの『腸年齢』がわかります。
理想的な腸年齢です。
今後もよりよいウンチをするために、食生活に気をつけ、ストレスをうまく解消して今の実生活を維持してください。
油断すると腸内環境はすぐに悪化して、一気に老けこみます。
これ以上老けず、『腸年齢』が実年齢に近づけるように生活を見直しましょう
かなり腸内腐敗が進んでいます。
このままでは将来がんなどの病気の発生率が高くなります。
生活習慣の改善を急ぎましょう。
すでに生活習慣病のきざしを感じているか、発症している可能性も。
すぐに運動と食事を見直して、良いウンチをするために努力をしてください。