このような夏のファッションは、引き締まったボディだとより引き立ちます。プチプラブランドのデニムとTシャツのような、ラフなスタイルでさえオシャレに見える引き締まったボディは、どのようにして作っていけば良いでしょうか。
引き締めといえば筋トレは鉄板ですが、ここではラクしながら引き締めが叶う方法をお伝えします。夏直前、今からでも魅力的なボディ作りは間に合いますよ。
スリミングコスメとは、引き締め成分が配合されたクリームやジェルなどのことです。これを使ってマッサージをすることで、部分的に脂肪を燃焼・分解させて引き締める効果が期待できます。
マッサージするだけで引き締めとは、楽すぎて信じられないという方もいますよね。確かに、普通のボディクリームでのマッサージなら、マッサージ効果によるむくみ解消くらいまでしか期待できません。
一方のスリミングコスメには、脂肪燃焼効果や代謝アップ効果が期待できる成分が配合されています。引き締め目的であれば、以下のような成分が配合されているか確認してみましょう。
ちなみに、いくら脂肪燃焼効果があると言っても、ただ塗るだけで効果的な引き締めはできません。マッサージによる血行やリンパの流れの促進に、スリミング成分が加わることで相乗効果が期待できるのです。
スリミング成分の中には、温感を感じられるものがあります。温感は、冷えを感じる部位に最適。お腹やヒップなど、脂肪が厚めの部位は触ってみて他より冷たい感じはありませんか?
冷えているとその部分の代謝が悪くなり、脂肪を溜め込みがちになってしまいます。そんな部位に温感効果のあるスリミングコスメを使えば、より高い引き締め効果が期待できます。温感効果があるのは、バニリルブチルやカプサイシン、ジンジャーエキスなどです。
熱さを感じるほどのものもあるので、敏感肌の方は少量でパッチテストを行ってくださいね。
セルライトは、脂肪細胞が余分な水分や老廃物を抱え込み、巨大化してしまったものです。セルライトを押しつぶすローラーなどもありますが、潰して治るものではないのでおすすめできません。そんな厄介なセルライトには、脂肪分解効果が期待できる成分で入念にマッサージしてみましょう。
カフェインやカプサイシンは脂肪分解効果が特に期待でき、ユーグレナは脂肪を吸着して体外に排出できると言われています。セルライトができやすい、ヒップから太ももにかけてのマッサージに取り入れるのがおすすめの成分です。
お風呂でリラックスしながら温まった体は柔らかくほぐれ、マッサージに最適な状態です。スリミングコスメには、保湿をはじめとした美容成分が多く含まれている場合が多いので、スキンケアも兼ねることができますよ。
露出する機会が多くなる二の腕やふくらはぎなどは、スキンケアをおろそかにするとブツブツができたり乾燥で粉っぽくなったりします。引き締めと同時にスキンケアを行うことで、より魅力的なボディを目指すことができますよ。
とにかく速攻で引き締めたいという場合は、引き締めインナーでボディメイクしてしまうのも一つの手段です。ウエストの引き締めはもちろん、ヒップアップやバストアップといったスタイルアップも速攻で叶います。ただ、熱中症も気になる猛暑の夏に着用するなら、引き締め感と同時に着心地は特に重視したいポイントです。
細く見せたいからと、ただ補正の強力さばかりを求めていると、息苦しいだけでなく蒸れや暑さで気分が悪くなってしまいます。素材は綿やメッシュなど通気性の良いものを選び、必要以上に締め付けるものは避けましょう。
水着になる場合でも、お腹が出るビキニタイプでなければ水着用の引き締めインナーがあります。夏直前だからと、極端な食事制限ダイエットをするのではなく、こういった引き締めアイテムも上手に活用したいですね。
筋トレというと、きつくてストイックさが必要なイメージがあります。毎年夏が近づくと筋トレで引き締めようと思うけど、結果が出る前にやめてしまうという方も少なくありません。
そんな続けにくい筋トレが、ただ寝ているだけでもできてしまうというのがEMS。微弱電流で筋肉に刺激を与えて収縮させ、筋トレ同様の効果が得られるというものです。電極パッドを貼って腹筋がシックスパックに…というようなCM、見たことありませんか?あれがEMSです。
筋肉を付けたいところに電極パッドを貼るだけなので、簡単に部位別引き締めができます。また、筋肉を動かすことで基礎代謝アップや血流促進にも期待大です。
楽なイメージばかりが先行するEMSですが、これだけで引き締めボディは本当に可能なのでしょうか?
EMSは筋肉を鍛えるもので、脂肪の燃焼や分解といった効果は直接的にはありません。また、寝ながらとはいえ筋トレをするなら、食生活に気を遣うなどしなければ脂肪は残り続けます。
筋肉をつけることで部分的な引き締めは可能ですが、脂肪を減らす意味での部分痩せ効果は、EMSには無いとされています。大事なのは、EMSと同時に食事管理にも気を遣うこと。また、筋トレは続けなければ意味がないように、EMSも続けなければ効果は持続しません。
とはいえ、体力的にはかなり楽に引き締めができ、家庭用であれば何かをしながら装着することができます。続けやすいという点では、メリットが大きい引き締め方法ではないでしょうか。
夏に向けて試してみたい、引き締めボディになれる方法をご紹介してきました。マッサージするだけのスリミングコスメや寝ているだけでいいEMSは、楽して引き締めが叶いますが、それだけでいいわけではありません。食生活に無頓着なままでは、気になる脂肪はいつまでも残り続けます。
引き締めボディを作るには、同時に内側からのケアも重要です。脂質や糖質の摂りすぎは控え、栄養価の高い緑黄色野菜や高タンパク食品を積極的に取り入れてみましょう。夏にピッタリな、魅力あふれる引き締めボディに着実に近づくことができますよ。