コロナウィルスの影響で、今やマスクは必需品になりました。安全のためにつけざるをえないマスクですが、
「マスクをつけ出してから肌が荒れてきた…」
「マスクの肌トラブルに効果的なスキンケア方法が知りたい…」
という声をよく聞きます。
そこでこの記事では、マスクによる肌トラブルの原因と、対策やスキンケア方法。さらに肌に負担をかけないマスクの選び方についても解説します。
コロナが落ち着いてマスクが不要になった時にも綺麗な状態でいるために、ぜひ最後までお読みくださいね!
お肌の大敵といえばまず紫外線が思い浮かびますが、「マスクの中は紫外線が当たらないので大丈夫」と、思っていませんか?
また、マスクのおかげで外気にさらされないので、肌が潤っているような気分になります。ところが実際は正反対。マスクの下の肌は、
など、様々な危険にさらされているのです。
一体なぜそういったトラブルが起きてしまうのでしょうか?まずはマスクで肌トラブルが起きる原因についてお話ししましょう。
マスクで肌トラブルが起きる原因には大きく分けて、「摩擦・蒸れ・乾燥」の3つがあります。では、ひとつひとつ解説していきます。
マスクを付けての会話やマスクの着脱時には、肌とマスクがこすれます。肌がこすれると皮膚表面の角質に細かい傷がついて雑菌が入り込み、肌荒れや大人ニキビの原因になるのです。
また、肌は摩擦を受けると角質が分厚くなる性質があるため、肌のごわつきやくすみ、色素沈着の原因にもなります。
マスクの中は、常に呼吸と汗によって蒸れている状態です。マスク内は外気温+1℃になると言われているので、夏場は特に蒸れやすく注意が必要ですね。
長時間汗や蒸気に触れていると、肌はバリア機能を失い、汗に含まれる成分が炎症やかぶれの原因になります。さらに、マスク内で雑菌が繁殖して毛穴に入ることで、ニキビ・吹き出物の原因にもなります。
長時間マスクをつけていると、肌は水分を含んで表面がふやけたような状態になります。何となく潤っているように錯覚しがちですが、肌の奥に水分が浸透するわけではなく、表面がふやけているだけです。
そのため、マスクを外すと一気に水分が蒸発して肌は乾燥状態に。乾燥してバリア機能が低下した肌は、雑菌や紫外線の刺激に弱くなり、炎症や色素沈着をおこしやすくなります。
マスクによる肌荒れ対策やスキンケアには、どんな方法があるのでしょう?ここでは、マスクの「着用前・着用中・着用後」の3つのシーンにわけて解説します。
普段よりも保湿力の高い化粧水や乳液、下地クリームをつけてからメイクしましょう。ただし、汗や皮脂が溜まりやすい鼻周りやアゴは控えめに。
マスクによる肌荒れがある人は、敏感肌用のものを使用した方が良いでしょう。また、唇も乾燥しやすいので、保湿力の高いリップクリームをたっぷり塗るのがオススメです。
肌とマスクの摩擦を防ぐために、メイクの上からおしろいをつけるのも効果的。マスクの滑りが良くなり、摩擦によるダメージを小さくすることができます。
不織布マスクの場合は特に蒸れやすいので、肌との間に柔らかいガーゼを1枚挟むと良いでしょう。
ガーゼの予備を持っておいて、蒸れたら交換すると、なお良いですね。
マスクの着用中は口周りに汗をたくさんかきますね。そのままにしておくと、汗による刺激や雑菌によって肌荒れの原因になります。
小まめにマスクをはずし、ティッシュなどで汗をおさえましょう。
マスクをはずして汗をおさえた後は、化粧水などで小まめに保湿してください。メイクをしている場合は、ミストタイプの化粧水や保湿スティックを使うと良いですよ。
夏場は特に、汗や皮脂でマスク下の肌が疲れ切っています。帰宅したらすぐにマスクをはずして洗顔しましょう。
クレンジング剤は、滑らかな使用感のクレンジングミルクや、肌に優しいジェルタイプのものがオススメです。どんなクレンジング剤にも界面活性剤が含まれているため、クレンジング自体は1分以内で済ませ、丁寧にすすぎましょう。
クレンジングの後は必ず、洗顔料でダブル洗顔を行います。マスクの摩擦で傷みがちな肌には、低刺激性の敏感肌用洗顔剤がオススメ。たっぷりの泡で顔を包み込むように優しく洗い、十分にすすぐことが大切です。
たっぷりの化粧水で保湿し、肌のバリア機能を整えます。コットンを使うよりも、手で優しく包み込むようになじませて、肌の奥まで浸透させましょう。
化粧水をつけた時にピリピリと感じたり、化粧水がどんどん浸透していってすぐに乾く場合は、肌がかなり乾燥している証拠です。
そんな時には、保湿パックがオススメ。ドラッグストアなどで売っているシートマスクで、手軽に潤いを回復させることができますよ。
最後に、乳液やクリームを塗ってしっかりと潤いを保ちます。肌が荒れてしまっている人は、さらに美容液を使うと効果的です。美容液は保湿力の高い、敏感肌用のものを選ぶと良いでしょう。
マスクによる肌トラブルを防ぐには、マスクの選び方も大切です。ここでは、マスク選びのポイントを2つ紹介します。
サイズの合わないマスクを使っていると、肌に様々な負担がかかります。
例えばマスクが大きすぎる場合は、鼻や頬骨、顎などにマスクがこすれやすくなり、肌荒れの原因に。逆にマスクが小さすぎると、肌に密着して摩擦が起こる、ゴムやマスク周囲が肌に食い込む、などで肌荒れの原因になるのです。
また、平面のマスクよりも立体マスクの方が顔にフィットするため、摩擦を起こしにくくなります。
肌に負担を掛けないためには、柔らかい布やコットン、ガーゼ素材のマスクがオススメです。不織布のマスクは、ゴワゴワとした肌触りが肌荒れの原因になりやすく、通気性も悪いため、避けた方が良いでしょう。
マスクを付けている部分は紫外線が当たらないので、UVケアは必要ないと思ってはいませんか?一般的な不織布のマスクには紫外線が通過するものも多く、マスクをしていても日焼けする場合があります。
また逆に「マスク部分だけが白く残って、他の部分は日焼けしてしまった」という人もいます。
特に夏場は要注意です。マスクをしていても、UVクリームや帽子、日傘などで紫外線を防ぐようにしましょう。
マスクによる肌トラブルの原因とスキンケア方法、さらに、マスクの選び方についても解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
コロナウィルスを防ぐため、新しい生活スタイルはまだまだ続きそうです。正しいスキンケア方法で、マスクによるトラブルから肌を守りましょう。
コロナが落ち着いたら、いつでもマスクが外せるように。綺麗な肌の状態を保ちたいですね!