「そういえば、エアコンで体が冷えやすくなってしまったかも」
「水分の取りすぎでむくみが悪化したかな?」
このような症状が秋まで長引くことを、秋バテといいます。秋バテは冷えをはじめとするさまざまな体の不調を引き起こすため、絶対にそのままにしてはいけません。
そこで今回は、秋バテに効果的な改善対策を詳しくご紹介していきます。ぜひ本記事を参考に健康な体をキープし、秋もアクティブに過ごしましょう。
冒頭にも書いたように、秋バテは涼しいにもかかわらずだるさや疲れが抜けない症状のこと。特に以下のような症状のある方は要注意!秋バテの状態に陥っているかもしれません。
まさに女性の天敵とも言える症状や悩みばかりですね。
暑さが原因でボーッとしたり元気がでない夏バテに対し、秋バテはどっと疲れが溢れたような症状が特徴と言えます。さらに蓄積された冷えによって肩こりや頭痛、便秘を引き起こすことも。
では、このような原因は一体なんなのでしょうか?次の項目で確認していきましょう。
秋バテには、主に以下のような原因があると考えられています。
みなさん思い当たる節はありますか?冷えは自律神経を乱し、ストレスや疲れの原因にもなってしまいます。この時期にしっかりと直して、慢性的な疲れから解き放たれましょう。
秋バテのだるさを取り除くには、とにかく体を温めることが大切です。この項目では、効果的な5つの改善対策をご紹介していきます。簡単にできる方法もありますので、ぜひ今日から実践してみてください。
「面倒くさいからシャワーだけでいいや」という方も多いかと思いますが、湯船に浸かることは冷えをとるのには欠かせない対策のひとつ。39〜40度程度のお湯にじっくり浸かって、冷えた体を芯から温めていきましょう。収縮した血管が次第に開き始め、血流の巡りもよくなるのがわかるはず。
体が芯から温まることで内臓の動きも活発になり、便秘、冷えによる肩こり、むくみなどの症状が全て改善に向かうでしょう。ぜひ習慣にして、根本的な冷えを解消してみてくださいね。時間のある日は入浴剤やアロマを入れて、リラックスしながら入浴を楽しみましょう。休日には温泉に訪れてみるのもおすすめです。
きゅうりやトマトやナスなどの夏野菜は、水分を多く含み体を冷やす働きを持っています。夏の時期は、これらを食べることで火照った体の体温調節機能をサポートしてくれるのです。このように、季節ごとに合わせて旬の野菜を食べることはとても大切なこと。まだ冷房などが普及していなかった時代の人々は、季節によって変化する体を食材によって整えていたと言っても過言ではありません。
そのため、冬や秋には体を温める食材を選んで調理してみましょう。以下のような食べ物は、冷えとりにとても効果的です。
このほかにも、疲れが溜まっている方にはビタミンB1が摂れる次の食材がおすすめです。
水分は暖かいものか常温に限定し、食材は自分の体に合わせて最適なものを取り入れましょう。
秋口はまだまだ暑い日もありますが、次第に冷房から離れて睡眠をとることが大切です。ずっと暑かったのに突然寒い日を迎えると、体がびっくりしてストレスをため込んでしまします。そのため、寝る間も冷房生活だった方は、徐々に切り替えていく方法がおすすめ。
まずは冷房の温度をあげて数日、部屋の窓を開けて寝苦しかったらアイスノンなどを当てながら数日、涼しい服に変えてアイスノンを使わずに数日…というように、最終的に外の気温に慣れていくことが目的です。それでも眠れない日が続く方は、アロマオイルやアイマスクを試してみるのも良いでしょう。
冷えや便秘などのさまざまな体の不調は、精神的にもストレスを与えます。「なんかボーッとする」「やる気が起きない」という方は、すっかり秋バテに侵食されているかもしれません。さらに自律神経の乱れを放っておくと、イライラしたり怒りっぽくなったりと、良いことがありません。
読書をする、暖かいドリンクを飲む、ゆっくり映画を楽しむ、お香をたく…どんな小さなことでもOKです。少し自分を甘やかして小さな願い事を叶えてあげると、副交感神経が働いて心も落ち着いてくるはず。眠れない症状がある方は、こちらの方法が最も効果的ですよ。
適度な運動をすることも、秋バテにとても効果的です。寝る前の少しのストレッチだけで、血流の循環を促進して体を温めてくれますよ。
さらに、時間がある方は筋トレにも挑戦してみてください。特に下半身に筋肉量が増えることで血流の流れがよくなり、足元が冷えにくくなります。脂肪も燃焼しやすい体になるため、むくみや下半身太りも防げるんです。
呼吸器系や循環器系が活発に動くことで内臓の動きサポートし、副交感神経を働かせてくれます。副交感神経とは心身のリラックスに深く関わる神経のことで、これが正常に動いているとストレスを抱えにくく、心に余裕を持って過ごすことができるんです。
秋バテや夏バテで体が冷えてしまうと、どんどん痩せにくい体になってしまいます。というのも、人の体は体温が1度下がるだけで、144kclものエネルギーを消費できなくなってしまうのです。そして、そのような冷えで凝り固まったセルライトには、しっかりとしたマッサージが必須です。
セルフケアをする場合、まずはお気に入りの香りがするオイルやクリームを用意しましょう。肌の滑りがよくなり、手のひらも温まりやすくなります。
リンパが多く流れている部分は、膝の裏と膝の上の2箇所。どちらも体の血行をよくするツボが集中している部分なので、入念に親指でグッと押してみましょう。あくまで「痛気持ちい」くらいの感覚で、無理せず行ってくださいね。
「自分の手でのマッサージのみではどこか心許ないような気がする」そんな方におすすめなのが、サロンやエステでのスペシャルケアです。
プロのマッサージや最新機器でセルライトに直接アプローチしてもらうことで、凝り固まった脂肪も柔らかくなるでしょう。デイリーケアに少し取り入れるだけで、その効果は絶大です。むくみや疲れが気になる方はぜひ一度お試しください。
今回は、秋バテの原因と簡単にできる改善方法をご紹介しました。サロンでのスペシャルケアを取り入れながら体調を気遣うことで、より早く秋バテを解消できるはず。
さまざまな方法がある中で、ぜひできることから始めてみましょう。健康な状態を保つことが、美しさへの第一歩ですよ!