「10代~20代の頃は、デザインだけで下着を選んでいたけれど、30歳を過ぎた頃からデザインだけでは選べなくなった…」
そんな悩みを持つ人は多いですね。
若い頃は体型がバランスよく整っているので、デザインだけで下着を選んでも着こなせますが、30代頃からはそうは行かなくなってきます。
そして、矯正下着が気になってくるのも、30代に入った頃ではないでしょうか。
この記事では、下着を選ぶポイントや、普通の下着と矯正下着の違い、矯正下着の種類、お手入れ方法をわかりやすく解説します。
下着選びに悩んでいる人は、これを読むと自分にぴったりの下着が選べるようになりますよ!
下着選びに悩んでいる人のために、まずは下着選びのポイントを解説しますね。
下着選びには下の3つのポイントがあります。
では、1つずつ見ていきましょう。
下着選びで最も重要なのは、サイズを間違わないことです。何年も前に計ったサイズのまま、何となく下着を選んでいませんか?
体のサイズは日々変わっているので、定期的に採寸しましょう。
サイズの選び方について、ブラジャーとショーツに分けてお話しします。
まず、ブラジャーのサイズの選び方を説明しましょう。
ブラジャーをつけて、鏡でシルエットを確認してください。胸の谷間はふっくらと盛り上がっていますか?ブラジャーからわき肉がはみ出したり、背中のお肉が盛り上がったりしていないでしょうか?
もしシルエットが崩れている場合は、ブラジャーのサイズが合っていないのかも知れません。サイズの合っていないブラジャーは、胸の形が崩れる原因にもなります。
次にブラジャーのサイズの測り方を説明するので、ぜ測ってみてくださいね。
ブラジャーのサイズを知るためには、アンダーバストとトップバストのサイズが必要です。
アンダーバストは、体を垂直にして胸の下回りを計測します。
トップバストは、お辞儀をするように体を前に90度曲げ、バスト部分を垂直に計測しましましょう。
アンダーバストのサイズが、ブラジャーのサイズに示された数値です。また、トップバストとアンダーバストの差が、アルファベット(A~L)で表示された、ブラジャーのカップサイズになります。
下表は、ブラジャーのサイズ表です。例えばアンダーサイズが75、カップサイズがCなら、ブラジャーのサイズは、「C75」となります。
アンダーサイズ | |||
---|---|---|---|
65 | 62.5~67.5cm | 70 | 67.5~72.5cm |
75 | 72.5~77.5cm | 80 | 77.5~82.5cm |
85 | 82.5~87.5cm | 90 | 87.5~92.5cm |
カップサイズ(単位:cm) | |||||
---|---|---|---|---|---|
A | B | C | D | E | F |
10 | 12.5 | 15 | 17.5 | 20 | 22.5 |
G | H | I | J | K | L |
25 | 27.5 | 30 | 32.5 | 35 | 37.5 |
以上がブラジャーのサイズの選び方になります。正しく測って自分に合ったものを身に着けるようにしましょう。
次に、ショーツのサイズの選び方をお話しします。
ショーツはブラジャーとは違って柔らかい素材でできているため、多少のサイズ違いがあってもあまり抵抗なく履けてしまいます。
しかし下着は長時間身に着けるものなので、たとえ弱い刺激であっても、スタイルが乱れる原因になります。
それでは、正しいショーツのサイズの測り方を紹介するので、ぜひ測ってみてください。
ショーツのサイズ確認に必要なのは、ウエストとヒップのサイズです。
ウエストは、おへその少し上、一番細い部分を水平に測りましょう。ヒップは、お尻のふくらみの、最も高い部分を水平に測ります。
下は、ショーツのサイズ表です。ウエストとヒップのサイズ別にS~3Lまであります。
(単位:cm)
サイズ | S | M | L | LL | 3L |
---|---|---|---|---|---|
ウエスト | 58~64 | 64~70 | 69~77 | 77~85 | 85~93 |
ヒップ | 82~90 | 87~95 | 92~100 | 97~105 | 102~110 |
ヒップラインを守るためにも、正しいサイズのショーツを身に付けましょうね。
下着選びには、素材も大切な要素になります。自分の肌質や季節に応じて素材を選ぶのは、お肌を守ることにもつながるからです。
下着によく使われる素材と、その特徴をまとめたのが下の表です。
素材 | 特徴 |
---|---|
コットン(綿) | 長所:吸湿性と通気性に優れ、肌触りが良い 短所:乾きにくく、シワになりやすい |
レーヨン | 長所:肌触り、吸湿性が良い、光沢がある 短所:縮みやすく、シワになりやすい |
ポリエステル | 長所:丈夫、乾きが早く、シワになりにくい 短所:吸湿性が低く、ムレやすい毛玉になりやすい |
シルク(絹) | 長所:低刺激で肌に優しい、冬は暖かく、夏は涼しい 短所:摩擦に弱い、虫食いが発生しやすい |
リネン(麻) | 長所:肌馴染みが良い、丈夫 短所:シワになりやすい、毛羽立ちが出やすい |
暑い季節には、速乾性に優れたポリエステルや、吸湿性にすぐれたコットンがオススメです。生理中などのムレやかぶれが気になる時には、通気性にすぐれたコットンやシルクが良いでしょう。
下着選びには素材も大切な要素だと言えますね。
下着選びのポイントとしては、種類も大切です。デザインの好みももちろんですが、下着の種類によって、スタイルの弱点をカバーしたり、洋服を綺麗に着こなせたりするからです。
では、ブラジャーとショーツに分けてお話ししましょう。
下の表は、ブラジャーの種類とその特徴についてまとめたものです。実際にはまだまだ細かい種類がありますが、代表的なものを選びました。
種類 | 特徴 |
---|---|
フルカップブラ | バスト全体を包み込む。バストの大きい人や、柔らかい人、下がったバストが気になる人にオススメ。 |
1/2カップブラ | カップの上部が水平にカットされている。ストラップがはずせるタイプも。胸が小さい人、衿ぐりの広い服を着たい時にオススメ。 |
ロングラインブラ | バストからウエストまでが一体化したブラジャー。体のラインを綺麗に見せる効果がある。ドレスを着用する人にオススメ。 |
フロントホックブラ | ホックが前の中心にある。背中のラインをスッキリと見せることができる。バックシルエットを綺麗に見せたい人にオススメ。 |
ブラジャーの種類によって、体型をカバーし、上に着る洋服を綺麗に見せる効果があることがわかりますね。
ショーツもブラジャーと同じように、様々な種類があります。下の表は、ショーツの主な種類と、それぞれの特徴をまとめたものです。
種類 | 特徴 |
---|---|
ジャストウエスト | はき込みが、ほぼおへそまで届くショーツ。お腹もお尻も包み込むので、安定感がある。冷え性の人にもオススメ。 |
スタンダード | はき込みがウエストより少し下までの一般的なショーツ。ブラとセットで売られていることが多い。服装や場面を選ばず履ける。 |
ローライズ | スタンダードよりも股上が浅い。股上の浅いパンツを履く時にオススメ。 Tバック バックからサイドの布がT字型になったショーツ。薄いパンツや体型にフィットしたスカートを履いても、ラインが見えない。 |
ショーツにも色々な種類があるので、体型や上に着る洋服によって選びましょう。
ここまで、下着の選び方について解説して来ました。
ここからは、矯正下着についてお話ししていきましょう。矯正下着とは普通の下着とどこが違うのでしょうか?
矯正下着には下の二つの役割があります。
普通の下着にも体のラインを整える役割はありますが、スタイル改善の機能がさらに特化しているのが矯正下着と言えます。
また、矯正下着の役割で見逃せないのが、スタイル自体を改善していくことですね。
矯正下着を身に着けると、お肉を正しい位置に移動させたり、余分な脂肪を無くしたりする、エステのような効果もあるのです。
では、矯正下着にはどんな種類があって、それぞれにどんな効果があるのでしょうか?
ここでは、代表的な矯正下着である、ブラジャー、ボディスーツ、ガードル、ウエストニッパーの4種についてお話しします。
ブラジャーの役割は、バストを美しく整えることです。
正しいバスト位置は「ゴールデントライアングル」と呼ばれ、鎖骨の中央と左右の乳頭を結ぶと、正三角形になります。
ブラジャーは、バストをゴールデントライアングルに近づけるアイテムです。
ブラジャー、ガードル、ウエストニッパーの役割を1枚で果たしてくれるのが、ボディスーツです。1枚でボディラインを美しく整える効果があります。
ヒップアップと、お腹のラインを整える効果があります。加齢とともに下がったヒップを持ち上げてウエストのくびれを作るのがガードルの役目です。
ウエストにくびれを作り、お腹のラインを整えてくれます。ガードルにも同じような効果がありますが、ウエストニッパーはお腹部分に特化しています。
産後のたるみ解消や、腰痛の緩和にも効果的です。
次に、矯正下着の選び方について、解説します。
正確に採寸することが何より大切です。サイズが合っていないと、十分な効果が見込めなくなります。自分で測るとどうしても誤差が出やすいので、できたら販売店やメーカーのプロの人にお願いしましょう。
胸を大きくしたい、ウエストを引き締めたい、ヒップラインを整えたいなど、何が目的なのかを明確にしましょう。目的に合った矯正下着を選ぶことが大切です。
サイズが変わったら必ず買い替えましょう。体調や年齢などによって、サイズは変わっていきます。常に体に合った矯正下着を身につけましょう。
矯正下着のお手入れ方法を順に説明します。
洗剤を直接かけると、生地を傷めてしまいます。必ず、よく溶かしてから洗いましょう。
パッドをはずしたり、金具を閉めたりすることで、型崩れを防げます。
大き目の容器を使用し、軽くふり洗いしましょう。揉み洗いをすると型崩れの原因になります。汚れの部分のみ、優しく押し洗いしてください。
型崩れしないよう、丁寧に形を整えて陰干しします。濡れたまま放置するとシワなどの原因になるため、洗ったらすぐに干しましょう。
ブラジャーはカップがつぶれないように注意してたたみます。ガードルやボディスーツは、小さくまとめるようにたたみます。
詰め込むと型崩れの原因になるので、ゆったりと収納しましょう。
下着の選び方や矯正下着との違いなどについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
下着は毎日着るものだからこそ、しっかりと選ぶことが大切です。下着は、あなたの体を作っていく重要なアイテムなのです。
さらに、矯正下着は単に体を綺麗に見せるだけではなく、着続けることで理想のスタイルに整えていく、エステ効果を持っています。
ぜひこの機会に、あなたの下着選びを見つめなおし、素敵なスタイルをゲットしてくださいね!