日々習慣となっているスキンケアに、こんな悩みを抱えていませんか?
洗顔とクレンジングは、肌をきれいに保つための基本です。
そこで今回は、クレンジングと洗顔の違いと、それぞれの役割を徹底解説。ぜひ正しい方法を知って、いつものスキンケアをアップデートさせましょう。
まずはじめに、クレンジングと洗顔の違いを確認しておきましょう。それぞれにどのような役割があるのかを知っておくことで、できるだけ肌に負担をかけることなく肌をお手入れすることができます。
クレンジングは、メイクなどの油性の汚れを落とすためのアイテムです。中でも特に、毛穴詰まりや油汚れなどをきれいに落とすのに最適とされています。
その一方で、古くなった皮脂や汗などの水性の汚れを落とす役割はもっていません。
洗顔には、1日過ごす中で肌に付着した汚れや汗、古くなった角質や皮脂を洗い流す役割があります。クレンジングが油性の汚れを落とすのに対し、洗顔は水性の汚れを落とすのを得意としているんです。
上記の項目から、それぞれに得意な汚れがあるということがわかっていただけたのではないでしょうか。この役割を無視してどちらかひとつで汚れを落とそうとすると、かなり肌を傷つけることになります。肌を労わりながら健康な状態を保つには、両者を使い分けながらケアすることが大切なんですね。
ただ中には、以下のように悩む方もいるでしょう。
そのような方は、クレンジングと洗顔料が一緒になったダブル洗顔不要のクレンジグを使うのがおすすめです。1度だけの洗顔で済むので、摩擦による刺激を低減するのはもちろん、時短にもなりますよ。
それぞれの役割を知っても、それらを正しい順番で使えてなければ効果は半減してしまいます。この項目で、正しいクレンジングの順番をみていきましょう。
突然ですが、みなさんは普段どのような順番で顔や体を洗っていますか?
なんと正解は③なんです。理由はとてもシンプルで、はじめに洗顔まで終えてしまうと、顔に付着したシャンプーやコンディショナーの油分がそのままの状態になってしまうから。
お風呂から上がっても油分で顔が覆われていると、化粧水も肌を弾いて浸透してくれません。場合によっては油分が毛穴に入り込み、ニキビや黒ずみの原因になってしまうことも。
これを踏まえた上で、入浴の際の正しい順番を確認してみましょう。
シャンプーとコンディショナーに続けて洗顔をしたいところですが、ここでは我慢しましょう。洗顔は、出る直前がベストです。
さて、お風呂から上がったらすぐに保湿することが大切です。洗顔したきれいな肌に化粧水をたっぷりしみ込ませ、乳液などで蓋をしましょう。
意外と知られていない事実ですが、先ほど紹介した正しい順番をぜひ意識してみてくださいね。化粧水の浸透する感覚や、肌のスッキリ感に違いを感じられるかもしれません。
では最後に、クレンジングと洗顔の方法と注意点を解説していきます。今更聞けない基本中の基本は、定期的に見直すことが大切です。
クレンジングの基本的なやり方は以下の通り。ぜひ今日から実践していきましょう。
まずはじめに、タオルや手は清潔な状態に保つことが大切です。他のものから顔に雑菌がうつると、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。
クレンジングを手にとる際は、乾いた状態にしておくのがベストです。濡れて油分が分解されてしまうと、洗浄力が半減してしまいます。また、使用する量が少ないと摩擦で肌を傷つけてしまうので、必ず適量を使用しましょう。
クレンジングは、皮脂の多いTゾーンから行っていきます。次に頬へ移り、最後に皮膚の薄い目元や口元をクルクルと優しく落としていきましょう。
ガッツリメイクの日は、専用のメイククリーナーで先に目元や頬などのポイントメイクを落としておくのもおすすめです。
クレンジングを落とす際のお湯は、だいたい30~32度が良いでしょう。熱すぎると顔に必要な油分まで落としてしまい、冷たすぎると毛穴が引き締まって化粧水が浸透しなくなってしまいます。
最後に、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ってクレンジング完了です。決して、ゴシゴシ擦ったりしないよう注意しましょう。
では次に、正しい洗顔の方法をご紹介していきます。
クレンジングの時と同様、まずは手を洗って清潔にしましょう。タオルも汚れていない優しい生地のものを用意しておきます。
洗顔の場合、まずは肌についた汚れを優しく洗い流しましょう。こうすることで、泡で洗い流す汚れが落ちやすくなります。
洗顔では、たっぷりの泡を使うことが大切になってきます。キメの細かい泡を作るコツは、水を3回に分けて少しずつ含ませていくこと。この時、空気も一緒に含ませていくイメージで泡立てると素早くフワフワの泡が出来あがります。
気泡が潰れないように、泡立てネットを使うのもおすすめです。
洗う順番はクレンジングと同じです。皮脂の出やすいTゾーンから洗っていきましょう。黒ずみになりやすい鼻の周りなどの部分は、クルクルと円を描くようにして泡を滑らせていきます。泡をクッションのような役割にして、直接肌に触れないように洗うと◎
最後に、ぬるま湯で泡を洗い流して洗顔は終了です。こめかみや生え際に泡が残っていないかを確認しましょう。
クレンジングと洗顔をする際は、以下の点に注意してみてください。
クレンジングと洗顔は、どちらも1分くらいを目安にすると良いでしょう。洗顔料やクレンジングを肌に乗せたままにしておくと、それだけ負担をかけてしまうことになります。
クレンジングと洗顔は、肌を守るために毎日行うべきスキンケアのひとつです。肌悩みを抱えている方は、まず基本のクレンジングと洗顔から見直しましょう。しっかりとそれぞれの役割の違いや順番を知ることで、きっと清潔で美しい肌を保つことができますよ。