お風呂で自分の胸を鏡で見た時、「なんだか、右と左の大きさが違う」と思うことってありませんか? 実際には、女性の7割の方がバストの大きさが左右で違うといわれています。
左右の大きさがまったく同じ人はいないということですが、見るたびにブラの隙間が気になるし、胸の開いたワンピースなんてぜったい着れない…。などなど、ひそかにコンプレックスを感じ、治したいと思っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
せっかく胸があっても活かせないなんて、もったいないことですよね。ちゃんとその原因がどこになるのかを知って、今日からでも左右差をなくす対策をとっていきましょう!
バストの大きさが左右で違ってくるのは、日ごろ行っている習慣で起こる、身体の歪みによるもの。例えば、利き手ばかりを使っていたり、同じ肩でカバンをかけていたり、猫背や頬杖といったことが原因になってきます。
こういった姿勢は骨盤や背骨の歪みの原因となり、バストの形に影響を及ぼしているのです!
パソコンやスマホを使う時に猫背になっていたり、また同じ向きで寝ていたり、足を組んで座っていませんか?
また床に座るとき正座ではなく、アヒル座りや横座りの姿勢をとると骨格に歪みが生じて、血流やリンパの流れが悪くなり、胸の大きさにも影響を与えます。
私たちの日常は、ほぼ利き腕を使って行っています。文字を書いたり、料理したりお箸を持って食事したり、物をつかむなど。ちょっとした動作も毎日何年も続けていますから、胸の左右で筋肉の発達に差が出てきてしまうのが、当然のことかもしれません。
でもこの筋肉の付き方の差が、胸の大きさにも影響するのです。
いつも右肩にバッグをかけていたり 利き腕ばかりで子供を抱っこしていると、片方の腕や手だけに負担がかかり、バストに偏った力がかかります。
そのような無意識の動作も、筋肉の発達にかかわりますから、骨格に歪みを生じさせたり、下垂したりという、胸の大きさが左右非対称になる原因になります。
カップの中で余裕がまったくない小さいブラジャーをしていると、胸が圧迫されて血流が滞ったり、皮膚や組織が傷ついたりする可能性があります。
そうなると胸の大きさや形に差が出てしまいます。また左右差がある場合に、小さい方にサイズを合わせてブラを選んでいる人も要注意ですよ。
特にラケットを使うスポーツに起こりがちですが、利き腕ばかり集中して使う場合も胸の大きさに差が出る原因になります。
こうした場合には、利き腕の脇の筋肉が締まって硬くなっており、リンパの流れが滞ってバストに栄養が届きにくくなります。よってバストの大きさも左右で違ってしまうのです。
胸の左右差を改善するエクササイズに入る前に、どのくらい身体の骨格に歪みがあるのかわからないという方は、これから紹介する歪みチェックで試してみましょう。
鏡の前に立って姿勢を正してから正面を見ましょう。ここでチェックするのは、肩のライン。骨格に歪みがなければ、左右の高さは平行になります。
もし歪みがあると、首の骨や背骨が曲がってしまうので、首が傾いていることが多いです。
靴のかかとが右側だけ、または左側だけすり減っている人は、すり減っている側に体重が傾いているといえます。身体の骨格に歪みがある可能性も考えられます。
染みついてしまった身体の歪みをとる簡単ストレッチをご紹介します。慣れれば、テレビを観ながら、歯磨きしながらでもできるものばかり。
実践する際は無理のない程度で、継続がなにより大切なので、2日に一回、3日に一回でもOKです!
胸の左右差を改善するためにも、ぜひ毎日の姿勢治しに活用してみましょう。
片方の腕ばかり筋肉を使っていると、胸が左右非対象になってしまうというお話をしてきました。つまり、逆に利き腕でない方の腕を意識して使うようにすると、バランスが良くなります!
例えば普段使わない方の腕でかばんを持ったり、買い物袋を持ったりしてみてください。意識するだけで変わってくるはずですよ。
背筋を真っ直ぐ伸ばし、横から見た時に耳・肩・くるぶしが一直線になるよう意識しましょう。なお、足組みは身体が歪む原因になるので厳禁です。頬杖や猫背など日々の習慣から変えていくことをおすすめします。歪み矯正のためのエクササイズも忘れずに!
ブラジャーを選ぶときは、大きい方に合わせて選ぶようにしましょう。小さい胸に合わせると、胸の成長を妨げます。
締め付けられた胸は、必要以上に圧力がかかってつぶれたり、いびつになったりしてしまいます。また、脂肪が背中やお腹に逃げて、胸が小さくなる原因にもなります。
眠っているときの姿勢は、無意識なので直すのは難しいのですが、基本は仰向けで腕を上げて万歳の姿勢がベストといわれています。胸の周りのリンパや血流の滞りを改善することも期待できます。
右側ばかりを下にしていると、右側が詰まりますから右の胸が小さくなります。理想は、左右均等になるように寝るということです。
スポーツの場合は利き手を優先に使いますが、工夫の余地はあります。テニスラケットを例にとると、バックハンドの際に両手で打つというのはいかがでしょうか? また荷物の持ち運びなど他の動作は、利き腕でない方を使うとか、ちょっとした心がけを。
胸の左右の大きさを均等にするため、小さい側の筋肉をマシンなど使って鍛えるという方法も考えられますが、 極度な筋トレはさらに左右の歪みを生む可能性があります。
また筋トレは骨格の歪みを解消するものではないので、あまり効果的とはいえません。
やはり生活の中での意識を変えながら、左右均等に筋肉を使うことや、正しい骨格を保つという点にポイントを置いて、血流やリンパの流れをスムースにすることに注意してみることをおすすめします。