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手先が冷える原因は自律神経の乱れ? 毎日心がけたい予防策とは

いっそう冷えを実感する季節。手先が冷たくて、パソコンが思うように打てない、スマホをつかめず落としたなんてことありませんか?
冷えは局部だけのものではなく、手先が冷えている方は足やお腹も冷えています。その原因は、主に自律神経の乱れ。これから自律神経の乱れを引き起こす原因を探りながら、身体を温めるために心がけたいことや、スキマ時間にできる予防ケアをご紹介していきます。
手先の冷えは、お風呂タイムを上手に使うことでも緩和しますから、まず姿勢や食事など、自律神経を整えることから冷え予防してみましょう!

毎日のこんなことが手先の冷えの原因に!

寒くなると血管は収縮して体温を逃がさないようにするので、血流は悪くなります。それを調整して、体温を下げないようにしてくれているのが自律神経。
つまり手先や身体の冷えは、主に自律神経がうまく働かないことで起こります。毎日の生活で、自律神経を乱して冷えの原因になることをしていないか、チェックしてみましょう。

長時間パソコンやスマホを見ている

長時間、パソコンやスマホを使っている人は姿勢が悪くなりがち。肩や背中が丸まった姿勢でいると肩や首が凝って、全身の筋肉もこわばりやすくなります。
その状態が血行を悪くして、手先を冷えやすくしていますから、この姿勢を長時間続けないよう心がけてみましょう。軽く首や肩を回すだけでも違ってきますよ。

いつも寝るのが遅く睡眠が足りない

質の良い十分な睡眠が取れないと、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると血流が悪くなり、筋肉もこわばります。このような状態だと、身体を温めても、運動しても身体には熱が回らず、手先や足の指などが冷たくなる末端冷え症の原因になってしまいます。

ついつい食べ過ぎてしまう

朝食を抜いて、お昼につい食べ過ぎてしまうことありませんか。そんな時の身体は、一度に頑張って消化しようとして、血液が一気に胃に集中しています。そうすると、他の臓器や筋肉には、血液が行き届かないので手先の冷える原因になります。

毎日コーヒーをよく飲む

カフェインは血管を収縮させて、手足の冷えを悪化させる働きがあります。仕事しながらコーヒーを飲むのが習慣になっていたら、かわりにカモミールなどのハーブティーに、しょうがなど温め効果のあるものをとり入れて、心と身体の緊張をほぐしましょう。

歩く量が少なく運動もしない

運動不足で筋肉量が少ないと筋肉の収縮も少ないので、血液のめぐりが悪くなります。手先足先にまで、熱を伝えることできないため冷えの原因になります。
特に女性は筋肉よりも脂肪が多く冷えやすいので、階段を使う、一駅前で電車を降りて歩くなど、末端まで血のめぐりを良くする工夫が必要です。

忙しいのでトイレを我慢してしまう

寒いと仕事中に席を立つのが面倒だったり、忙しかったりしてトイレに行くのを我慢しているという方は、要注意です。老廃物を含む水分が外へ排出されずに、不要な水分が体内に溜まると冷えやすくなります。

手先の冷えを和らげるために、心がけたいこと

今まで述べたような、自律神経のバランスを乱す習慣に心当たりがあれば、今すぐにでも冷え対策をしていきましょう。
なぜなら、身体は一度冷えきってしまうと、温めるのはなかなか大変だから。ではさらに、ここから手先の冷えを和らげてくれる効果的な温め方を、ご紹介していきます。

手先の冷え対策に!手湯と手マッサージ

洗面器に40℃ぐらいのお湯を入れて、手を浸しましょう。5~10分で手がじんわりと温まります。手をグーパー繰り返すだけでも血流が良くなります。これならオフィスでも、電車やバスの中でもできますね。
また仕事中ひと息ついた時など、指マッサージもおすすめです。指の根本を別の手で優しく握り指先へ移動させましょう。滞っている血の流れを指先に送るような感じで。温感クリームを使うとさらに効果的です。

お風呂&ストレッチで身体ぽかぽか

ゆっくりと入浴し、その後で簡単なストレッチをするようにしましょう。全身をリラックスさせて血行促進に効果的です。
秋冬は41~42℃のお湯に胸まで浸って5分間。今度は首まで5分間浸かります。お湯から出ている部分が冷えないよう、シャワーで浴室を温めておきましょう。
ストレッチは激しく動かさずに、筋肉をゆっくり伸ばし、ほぐすことを意識します。足指と足首を揉み、ふくらはぎを伸ばすことでも、手先まで血流を届けることにつながります。

首・手首・足首は、隠す&温める

首周りにはたくさんの神経や大動脈が通っていますので、そこを温めると全身の血行が良くなります。手先の冷えはもちろん、首や肩などの凝りも緩和してくれます。
タートルネックのニットや、ストールやマフラーなどで首を隠して、温めてあげましょう。さらに手首や足首も同様に温めれば、身体を効率よく温めることができます。

お腹には、腹巻きが必須アイテム

胃腸や子宮のあるお腹周りも大切な温めポイントです。お腹はほかにもたくさんの臓器があり、自然と血液も集まっていますから、温めると血流が良くなり冷え予防になります。そこでおすすめなのが腹巻。温めているのはお腹だけではなく、全身をポカポカに温めてくれる優れアイテムです。

ほっこり身体を温める、簡単レシピもご紹介!

身体の内側から温めてくれる食材を摂ることも、手先の冷え予防には大切なこと。「生姜」「ねぎ」「根菜類」のほか、ビタミンEが豊富で血流がよくなる「アーモンドミルク」や、「甘酒」「スパイス」も、冷え防止と保温効果があります。
それらの食材を使って、冷えを和らげるドリンクやスープを作ってみませんか? どれもすごく簡単! お料理よりも手軽なので実践しやすいですね。

【シナモン&しょうが「スパイシーチャイ」】

しょうが、シナモン、紅茶は、ともに身体を温める食材ですから、これらを使ったホットドリンクは優れた温活メニューになります。
しょうがとシナモンは粉末を使います。お鍋でお湯を沸かして紅茶のティーバックを入れ、しょうがとシナモンを加えたら、カップに注いで出来上がり。

【アーモンドミルク&甘酒「冷え緩和ドリンク」】

アーモンドミルクは、美味しくてビタミンEが豊富、血流がよくなり美容にもいいのでおすすめです。アーモンドミルクに、保温効果のある甘酒を1:1の分量で混ぜて鍋であたためます。そこに、しょうがを加えるなど自分流に工夫をしても良いですね。

【ねぎのクリームスープは朝食に!】

血行を促進して体を温め、ビタミンCやカロチンも豊富で美肌にもよいネギ。このネギを1本、白い部分を小口切りしてバターで炒めます。しんなりしたら水150ccを加え煮て、ミキサーにかけます。鍋に戻し牛乳180ccを入れ、コンソメや塩コショウで味付けたら完成。身体の芯から温まる「ねぎのクリームスープ」は、朝食や寝る前におすすめです。

【残り物の根菜&味噌「けんちんスープ」】

冷蔵庫に少しずつ残りがちな、大根、にんじん、ゴボウ、れんこんなどの根菜類。それを全部一緒に煮るけんちん仕立てのスープは、意外と簡単に作れますよ。
根菜類を切って油で炒め、だし汁で煮込み、豆腐をちぎって入れ、味噌を混ぜて出来上がりです。基礎体温が上がりぽかぽかして、お通じ改善などの効果もあるので試してみてください。

まとめ

感覚がなくなるほどになると、本当に辛い手先の冷え。これまで手軽に毎日実践できる予防策を紹介してきました。冷え性を改善するには、食事や入浴、睡眠などの生活習慣を見直しながら、ストレッチを日常的に取り入れることが効果的です。

また歩く量を増やすなど筋肉を鍛えると、さらに冷えの予防や改善につながりますので、まずは無理せず、楽しみながらできることから取り組んでいきたいですね。
手先の冷えは、きつい下着や小さい靴をはいたりすることでも起こります。場合よっては貧血や低血圧、血管系などの疾患のケースもあるので、深刻な場合は医療機関へ相談してみることもおすすめします。

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