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冬に要注意!血管の収縮とは?

過ごしやすい秋もあっという間に過ぎていき、本格的な冬がやってきましたね。
肌や髪がパサパサに乾燥したり、代謝が落ちてダイエットがしにくくなったりなど、冬ならではの悩みが出てくる方も多いのではないでしょうか。美味しい食べ物の誘惑も多い季節ですよね。

冬は美容に関する悩み以外にも、健康についての注意が必要です。
気温が低くて乾燥しているので、風邪や感染症の心配や、身体の不調を感じることが多くなるなど、困ったことがたくさん起こる季節でもあります。

その中でも、今回紹介したいのは「血管の収縮問題」についてです。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、夏に比べて血管の収縮に関するトラブルが多く起こります。
血管の収縮問題とはどんなことなのか?
どんな風に対策をすればいいのか?などについて紹介していきます。

血管の収縮問題とは?

冬場は、脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化など、血管や血圧に関するトラブルの多い季節です。

夏は血圧が下がり、冬は血圧が上がると言われています。
これは気温の高い夏には体内から熱を放出するために血管が拡張し、気温の低い冬には血管が収縮するためです。
血管の拡張や収縮は、自律神経のひとつである交感神経が刺激されることによってコントロールされています。

血管の収縮をおこなって身体の熱を逃がさないようにすることができる反面、血流が悪くなるというデメリットもあります。
血流が悪くなると、冷えや肩こりだけでなく心筋梗塞や脳梗塞など、血管の疾患につながってしまうこともあるので、注意が必要です。
では、寒さによる血管の収縮以外にも、冬に血圧が上がりやすいのはなぜなのか?考えられる要因はいくつかあります。

塩分の多い食事が増える

冬はお鍋の美味しい季節ですよね。イベントや連休も多く、家族や友人と集まっていつもよりも料理を食べたりする機会が増える方も多いはず。
そして、冬は寒さによるエネルギー消費が大きいため、自然と食事の量も増える傾向にあります。

発汗が少ない

冬は夏に比べて、汗の量も断然少なくなりますよね。汗をかくことにより、体内の水分と塩分が排出されます。汗の量が少ない冬場は、体内に塩分が留まったままになるので、むくみや血圧の上昇につながります。

運動不足で体重が増える

冬太りやお正月太りという言葉をよく聞きますが、冬は運動も少なくなってしまいがち。
肥満の人が高血圧になりやすい理由は、脂肪細胞から分泌される物質が、自律神経やホルモンの乱れの原因になるためと言われています。
程よく、無理のないストレッチで運動不足を解消したりすることが大切です。

ヒートショックに注意

ヒートショックという言葉を聞いたことはありますか?温度差が大きい環境により、血管の疾患を引き起こすことです。
とても身近に潜んでいる危険なので、対策はしっかりとおこなってくださいね。

特に注意が必要なのは、お風呂やトイレに行くタイミングです。
暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室で服を脱いだり、冷えた身体で急に熱いシャワーを浴びるときなど。
よくあるシチュエーションですが、こんなときに身体にはとても負担がかかっています。
気をつけるべきポイントを挙げていくので、普段からできているかどうか、確認してみてくださいね。

脱衣所や風呂場を十分に暖める

お風呂に入る前に、脱衣所や浴室を暖房などで暖めておくことが大切です。暖房がない場合は、湯船にお湯をはるときに、シャワーを高い位置から注ぐようにしてお湯をはると、浴室全体が暖まるのでおすすめですよ。

入浴の前後に水分補給をおこなう

入浴で汗をかくと、体内の水分が奪われ、血液がドロドロになります。血液がドロドロの状態では血栓ができやすく、血圧が上がったときに疾患を引き起こす可能性があるので、入浴前と入浴後には十分な水分補給をおこなってくださいね。

熱い温度のシャワーや湯船に注意する

寒さで収縮した血管を、熱いお湯で急激に拡張すると、血圧が急激に下がり、ヒートショックの危険性が高まります。お湯の温度は41℃までを目安にして、あまりにも熱いお湯をつかうのは控える方が良さそうです。湯船に入る前には手先、足先からゆっくりとかけ湯を行い、温かいお湯に身体が慣れてきてから湯船につかるようにしてください。

できるだけ日没前に入浴する

日没前は、日没後に比べて外の気温が高いため、脱衣所や浴室もそこまで冷え込むことはないと考えられます。また、交感神経が優位に働いている時間帯なので、身体が温度差に対応しやすいことも、メリットとして挙げられます。

湯船から急に立ち上がらない

湯船から出るときに、急に立ち上がると血圧は急激に下がります。立ちくらみなどによる転倒のリスクも上がるので、ゆっくりと立ち上がることを普段から意識しておいてください。

ヒートショックは一般的に高齢者や、持病のある人に起こりやすいと言われていますが、若い人でも油断はできません。
飲酒・食事の直後に入浴しがちな方や、深夜に入浴をする方、部屋から浴室までが遠く、浴室がタイル張りなどの冷えやすい環境の人は特に注意が必要です。

冷えや高血圧から身体を守る!対策を紹介

ヒートショックを防ぐために気をつけること以外にも、冬の代表的な悩みでもある冷えや高血圧を防ぐために、日々の生活でできることを紹介していきます。
基本的なところをきっちりと抑えて、冬に負けない身体づくりをしてくださいね。

自律神経の乱れに注意する

身体の冷えと自律神経は一見関係のないように思いがちですが、実はとても密接な関係にあります。
自律神経は、血液を全身に届ける心臓の働きもコントロールしています。ストレスや睡眠不足、激しい寒暖差などによって自律神経が乱れると、全身に血液がまわらなくなり、冷えにつながります。朝起きたら日光を浴びることや、食物繊維や発酵食品を積極的にとって腸内環境を整えることを意識してみてくださいね。

首や手首・足首を冷やさない

冷え対策の基本は、太い血管の通っている部位を冷やさないように気をつける事です。このあたりを暖かくしておくだけでも、体感温度がずいぶん違うはずですよ。

身体を温める食べ物を積極的に摂る

身体を温める食べ物として、生姜や根菜類は広く知られていますよね。
身体を温めるには、エネルギーや筋肉がポイントになるので、タンパク質や炭水化物、脂質をバランス良く摂ることが必要です。
その他にも、熱を生み出すビタミンEやビタミンB1の豊富な食べ物がおすすめですよ。
→ビタミンE(かぼちゃ、青魚、ナッツ類、ほうれん草など)
→ビタミンB1(豚肉、豆類、玄米、唐辛子など)

適度な運動

身体を温めることに筋肉は必要不可欠です。血行を促す有酸素運動がおすすめです。
全身や脇腹をゆっくりと伸ばすストレッチや、肩甲骨や足首をぐるぐると回すだけでも効果的ですよ。

まとめ

冬に注意するべき血管の収縮や、ヒートショックについて紹介してきました。ヒートショックは特に、家族や友人にも声をかけて、皆で予防していきたいですね。
夏に比べて露出も少なく、肌や身体のケアを怠りがちな冬ですが、身体の冷えや血管の収縮に注意して活動的に過ごしませんか?ちょっとした冷えの対策や食事の見直しをするだけで、身体がぽかぽかして、動かしやすくなるはずですよ。
イベントや美味しいものの多い季節だからこそ、いきいきとした毎日を過ごしていきましょう!

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