寒い冬のたのしみと言えば、何ですか?
クリスマスやお正月、様々なイベントがありますね。お鍋やおでんなど、あたたかいものを食べているときもとてもしあわせですよね。
たのしみなことがある一方で、家の外に一歩出ると、気温が低くて寒い冬は過ごしにくく、毎年憂鬱に感じる方も多いかもしれません。
そんな方に向けて、日々の小さな楽しみとして改めて紹介したいのが、お風呂についてです。
今回は、効果的に身体を温めるお風呂の入り方を紹介します。寒い冬だからこそ、あたたかいお風呂に入る瞬間だけはゆったりとリラックスして、冷えやコリから身体を解放したいですよね。
お風呂がいつもよりも楽しみになる、そして美容の面でもちょっと嬉しい工夫についても説明します。
お風呂は、ただ髪や身体の汚れを洗い流すだけの場所ではありません。
身体や心を癒したり、お風呂の過ごし方ひとつで肌ツヤや髪の状態が変わってくる、とても大切な時間です。
化粧を落としたり髪も乾かさないといけないし、お風呂って面倒くさい。できるだけ速く済ませたい。という方もいるのではないでしょうか。
お風呂には具体的にどんな効果が期待できるのか?お風呂に入ることで得られるメリットについて紹介していきます。
お風呂に期待することは、なんと言っても疲労回復ですよね。
身体があたたまることで血行が良くなって緊張状態がほぐれ、肩や腰のコリが軽減されます。
自律神経が整ってリラックスモードに切り替わると、睡眠の質が良くなります。その他にも冷えや便秘、イライラの緩和など様々なことに期待できます。
温泉や銭湯のような大きな浴槽もいいですが、自宅のお風呂でも十分効果はありますよ。
湯船につかることで、末端に溜まっていた血液やリンパ液が身体の中央に戻されます。一日中立ちっぱなし・座りっぱなしなど、同じ姿勢が長時間続く方に特におすすめですよ。
また、水の浮力のおかげで水中では体重は約1/10。お湯の中では毎日全身を支えている筋肉を解放させて、全身をおもいきりリラックスさせるのもいいですね。
肌の保湿に効果的な入浴剤やオイルを加えることで、肌の保湿に期待ができます。ですが、熱すぎるシャワーや、湯船につかる時間が長すぎると、かえって肌の乾燥を招いてしまうことがあるので注意が必要です。具体的な方法については、後述していきますね。
冬場は特に足が冷えて寝つきが悪いという方も多いですよね。寝る時間から、お風呂に入る時間を逆算して入るようにすると、寝つきが良くなりますよ。夜になるにつれて、人間の身体は睡眠ホルモンを分泌するため、日中に比べて体温が低くなります。お風呂に入って身体があたたまり、1.2時間経つとだんだん身体が冷えてきます。その状態が睡眠ホルモンの分泌を促し、寝つきや睡眠の質がとても良くなりますよ。
お風呂は美容や健康にいいもの。というイメージがある方もいるかもしれませんが、ただお風呂に入るだけでは、それほど効果は期待できません。
ですが、入る時間や使うものに気をつけたり、ちょっとしたひと手間をかけるだけで少しずつ変わってくるはずです。
血色が良くてツヤのある肌、ぽかぽかの身体で冬を乗り切るためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お湯の温度は少しぬるめの38℃~40℃くらいがおすすめです。
湯船につかっている時間は、長くても20分まで。中にはスマホや本を持ち込んで1時間以上湯船につかっている方もいるかもしれません。あまり長い時間つかっていると、肌のセラミドがお湯に溶け出し、全身の乾燥を招いてしまいます。
入浴剤は保温効果を高めたり、肌の保湿を助けるものなど、様々な種類があります。
好きな香りで選ぶのもリラックスできていいですが、配合されている成分を見て、目的に合うものを選んでみてくださいね。
肩こりは永遠の悩みですよね。湯船の中でゆっくりと肩をさすったり、強めの水圧のシャワーをしばらく肩に当てるだけでも、少し楽になるはずですよ。
湯船につかっている間、肌や髪は意外にも乾燥しやすい状態です。
顔には塗って流すタイプのパックや乳液を塗っておくと、乾燥をふせぎながら、保湿ケアができますよ。髪にはトリートメントをつけて、濡れたタオルを上から巻いておくと、より効果的。ツヤツヤの髪に導いてくれるはずです。
デスクワークでの作業が多かったり、長時間スマホを扱っていたり。料理やテレビを見るなど、どんなときも目は酷使していますよね。湯船につかっている間、お湯で絞ったタオルを目に乗せておくだけで、視界がとてもクリアに。目の疲れが癒されます。また、タオルを乗せている間だけでも、顔を上に向けると、肩や首のストレッチに。フェイスラインのたるみの予防にもなりますよ。
浴室から出た瞬間から、肌の乾燥は始まっています。
お風呂あがりは、肌から水分が蒸発しやすい状態である分、保湿も効果的なタイミングです。素早く保湿をおこなってください。
化粧水タイプや乳液タイプのボディクリームなどは、多少身体に水滴がついていてもそのまま塗ってしまってOKなので、スピーディに保湿ができますよ。
シャワーを直接、顔に当てることはNGです。強い水圧の刺激でたるみを引き起こすだけでなく、乾燥も招くので、顔を洗うときは必ず、シャワーからお湯を手ですくってくださいね。
ゴシゴシタオルや、かためのスポンジで身体を洗うと、肌が乾燥してしまいがち。
冬は特に乾燥しやすい季節なので、ボディーソープを泡立てて手で洗うだけでもいいかもしれません。肌が粉をふくくらい乾燥するという方は、たまにはお湯だけで流すだけでもいいですよ。汗をかきやすかったり、汚れの溜まりやすい部位だけボディソープをつかうのもいいですね。
食事のあとすぐにお風呂に入る習慣がある方は、要注意。食後は消化器に血液が集まっています。お風呂に入って全身の血行が良くなると、消化不良を起こすことも。できれば1時間、最低でも30分は空けてからお風呂に入るようにしてください。
飲酒のあとは2時間ほど空けて、なるべくシャワーのみですませることがおすすめ。アルコールが全身にまわって、酔いが増す可能性があるからです。たくさん飲む予定がある場合は、飲酒の前にお風呂に入っておく方が良さそうですね。
冬に効果的なお風呂の入り方について、紹介してきました。
夏に比べて、冬はお風呂の時間が癒しの時間になったり、身体をリセットしてあたためるとても大切な時間ですよね。
せっかく毎日入るなら、パサパサになりがちな肌や髪をキレイにしませんか?
ぽかぽかな身体を手に入れて、快適な冬をすごしてくださいね。