もうすぐバレンタインがやってきます。デパ地下や専門店に華やかに並ぶチョコレートの数々。チョコ好きにはたまらない季節ですね。
最近は、太りにくいチョコや、美容に特化した高カカオチョコが登場し、ダイエット中もチョコを食べることはもちろん、チョコをダイエットに活かすことさえも可能なんです!
そこで「チョコだけはやめられない!」という方のために、ダイエットや美容に役立つチョコレートの選び方をご紹介していきます。
太る、肌に悪いといった印象があったチョコレート。実は選び方や食べ方によって、美容やダイエットの味方になることがおわかりいただけるでしょう。
ダイエットチョコとは、その名の通りダイエット効果が期待できるチョコレートのことです。どんなチョコレートでも良いのかというと、そうではなくカカオが多く含まれた「高カカオチョコレート」であることが大切です。
ではこのカカオの美容効果について、もう少し詳しくみてみましょう。
チョコレートは、カカオ果実の種子であるカカオ豆を原料としています。
このカカオ豆を発酵、乾燥した上、ローストしペースト状になったものをカカオマスといいますが、これがチョコレートの主原料です。
カカオに含まれるカカオポリフェノールは血行を促進し、脂肪を分解する働きがあります。また食物繊維が豊富で、糖質の吸収と消化を抑えてくれるので、本来ダイエットに効果的な食べ物です。
このポリフェノールは、食物から摂取するのは難しいのですが、チョコレートには赤ワインよりも豊富に含まれているといわれています。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、健康や美容に嬉しい働きがあります。保湿や肌のキメを整える美肌効果や、血流を良くしストレスを抑えるなど、ダイエットにとっても効果的。
さらに血中脂肪を分解し、豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて糖質の吸収を抑えます。カカオに含まれるタンニンも、便秘予防の効果があるといわれています。
さらにカカオポリフェノールには抗酸化作用があり、老化の原因といわれる活性酸素の働きを弱めます。上手に摂ることで、肌のくすみ、たるみ、シワや乾燥などを改善! アンチエイジングも期待できます。
一般的に甘くておいしいと感じるチョコは、砂糖などの糖質と乳製品などの脂質をたっぷり含んでいます。でもダイエット中であれば、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートの方がおすすめです。
具体的に何を目安に、どんなチョコを買ったら良いのか、次にまとめましたので参考にしてみてください。
カカオの比率が多いビターチョコなら、カカオの量が多い分、砂糖や脂質が少なくなりカロリーダウンになります。またカカオポリフェノールのダイエット&美肌効果も得られるとあっておすすめです。
ビターチョコでも高カカオチョコと呼ばれるのは、カカオ含有量が60~70%以上のチョコのこと。対して一般的な甘いチョコは30~40%ほどなので、カカオの量が70%ぐらいを目安に選んでみましょう。
蜂蜜やアガベシロップ、キビ砂糖などの天然甘味料を使ったチョコは、白砂糖より糖の吸収がゆるやかです。つまり、糖の吸収を抑え血糖値の急上昇を防ぐため、脂肪になりにくいのが特徴です。
またミネラルとビタミンも豊富で、白砂糖のような依存性も少ないため、まさに“ダイエットのためのチョコ”といえます。
熱に弱いカカオの栄養価をそのまま摂るためには、乳脂肪分を使っていない、カカオバターと天然甘味料で、非加熱か低温で作られるローチョコレートが良いでしょう。
アーモンドは、ビタミンEが豊富。チョコに含まれるカカオポリフェノールとともに抗酸化作用があるため、アーモンドチョコは美容効果が高いです。
高カカオチョコレートが苦手な場合は、アーモンド入りダークチョコレートでも良いでしょう。多少カカオポリフェノールやカカオプロテインの含有量は減りますが、アーモンドのポリフェノールや食物繊維で補足できます。
アーモンドチョコであれば、1日8粒ほどでも便秘改善や美肌効果には十分といわれています。
腸内環境を整えてくれる乳酸菌。ヨーグルトや味噌、チーズなどの発酵食品に多く含まれていることでも知られていますよね。
そんな乳酸菌を包んだチョコレートもおすすめです。チョコを食べながらにして腸内環境も整え、脂肪をつきにくくすることができます。
ダイエットや、美容に効果的なダイエットチョコがあることがわかったところで、さらに、美容力がアップする食べ方をご紹介します。
選ぶチョコと食べ方を見直せば、今年のバレンタインの楽しみも倍増するはずですよ。
カカオには不溶性食物繊維や、肥満防止に役立つ細菌を増やす成分があるので、チョコは便秘がちという方に嬉しい食品。
高カカオチョコレートの場合は、25gでそのような効果を実感できるといわれます。1日25g、一般的な板チョコでしたら1/2程度を目安に食べましょう。
カカオポリフェノールは、血糖値の急激な上昇をなくし空腹感を抑えてくれます。チョコを食前に少し食べると、食欲が低下して食べすぎを防げますよ。
また午後3時前後は1日の中で最も体温が高く、身体も活動的になっています。脂肪細胞を作るタンパク質の分泌が少なく、脂肪をため込みにくい時間ですので、チョコを食べるタイミングとしておすすめです。
カカオの成分が血液中に残っている時間は、2時間程度といわれます。1日に数回、少量ずつ食べるというスタイルが、ダイエット中には効果的ですね。
チョコレートを買う前に、原材料の表示は確認しましょう。表示は一番多く使われた材料順に記載されますので、砂糖が最初の場合は一番砂糖が多いということです。
カカオマスが最初に記載されているものを選べば、間違いはありません。また、乳化剤や香料を使用しているものも避けましょう。原材料がシンプルなのが安心、ということを忘れずに。
血液中で固まりやすいトランス脂肪酸は、腸内環境も悪化させ、美容やダイエットにとって天敵といえます。
市販のチョコレートには、トランス脂肪酸と明記されず「植物油脂」または「植物性食用油」と記載されていることもあるので、くれぐれも要注意。
もしそういった記載があれば、トランス脂肪酸が含まれていると疑って良さそうです。 できるだけココアバター、カカオバターの表示があるものを選びましょう。
これまで美容に役立つチョコの選び方について、ご紹介してきました。チョコレートを選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
本来は、健康や美容に良い食べ物だったチョコレート。今そんなカカオの成分に着目する方が増え、日本でも、「オーガニック」「自然食」を売りにしたチョコが見られるようになりました。同じ食べるのであれば、カカオの持つダイエット&美容効果を最大限に生かして、食べたいもの。バレンタインも近くなったこの機会に、普段食べているチョコレートを見直してみませんか?