バストを大きくするにはキャベツや大豆製品を食べるといい、という話もありますし、サプリもたくさん出回っています。
でも本当にいいの? と半信半疑に思っている方もいらっしゃるでしょう。
私たちの体は食べ物からできていて、もちろん、バストもそう! ですから基本はやっぱり、毎日の食事が大事になってきます。
魅力的なバストづくりには、まず必要な栄養素をバランスよく食べること。バストに張りと豊かさをもたらす食材を摂れば、きっとサイズアップも叶うはずですよ。
では具体的にどんな栄養素を、どんな食材から摂れば良いのか紹介していきましょう。
垂れていない、張りのあるバストでいるためには、乳腺の発育を促す栄養素が組織に届いていることが大事です。
それにより女性ホルモンが分泌され、ホルモンバランスが整っていきます。
摂った栄養素は血液を通して届けられるので、血流を良くすることがバストを大きくし、張りのある形にするために必要といえます。
バストは乳腺と脂肪組織、クーパー靭帯から成っていて、さらにこの3つを支える大胸筋からできています。
乳腺の周りを覆っているのが脂肪組織ですが、バストは乳腺が発達するとそれにつれて脂肪細胞も増えるので、サイズアップします。
バストを大きくするためには、乳腺が発達しなくてはなりません。乳腺はエストロゲンとプロゲステロンという、2つの女性ホルモンによって発達が促されます。
つまり胸のサイズアップには、女性ホルモンが分泌され、さらにバランスが整うことが大切な要因になるというわけですね。
乳腺とそれを覆う脂肪組織が増え、バストが大きく張りを保つためには、良質なタンパク質と脂肪分を摂ることが大切になります。
ただし、たとえ栄養を取っても、血行不良だとバストに栄養素が届きません。バストアップのためには、血行促進が非常に重要になってきます。
イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをもち、乳腺を発達させてくれる栄養素です。
エストロゲンは、女性らしいラインを作ってくれ、張りのあるバストだけでなく、美肌や、髪の毛を豊かにしてくれます
またイソフラボンは体内に吸収しやすく、豆腐や納豆、みそなどは身近な食品なので、毎日の食事にも摂りやすいといえるでしょう。
ただサプリでイソフラボンを摂ると、必要以上に摂ってしまいがちなので要注意。生理不順などを起こすこともあるので、毎日の食事で摂る方がおすすめです。
タンパク質は筋肉量や血や骨を増やして、女性ホルモンの分泌を活発にさせる栄養素。胸全体を支える筋肉を強化し、栄養を運ぶための血のもとを作ることができます。
タンパク質には、動物性と植物性がありますが、どちらもバランス良く摂る事を心がけましょう!
ボロンはミネラルの一種で、エストロゲンの濃度を高めて分泌を増やしてくれます。
しかもボロンを摂ると、乳腺は増やさず、脂肪細胞だけ増やしてくれるため、バストアップしたい方に注目されている栄養素です。
キャベツに多く含まれますが、熱に弱いのでなるべく生で食べることをおすすめします。
揚げ物につけ合わせのキャベツがあったら、ぜひ食べるようにしましょう。
またおやつを、りんごやアーモンドにしたり、コンビニで買うサラダを海藻サラダにしたりするなど、工夫して取り入れてみてください。
バストアップに欠かせないのがタンパク質ですが、そのタンパク質を作るために必要なのがアミノ酸。
成長ホルモンに働きかけるので、バストを大きくサイズアップするためには効果的な栄養素です。アルギニンが多く含まれる湯葉や、豚肉の皮の部分のゼラチンにも多く含まれているようです。
その他、シジミ、そば、マグロやかつおなどに多く含まれます。また卵やチーズ、牛乳、豚牛鶏の肉、あじ、さけ、かつおなど献立に取り入れやすい食品が多いです。
血行促進して、ホルモンバランスを整える効果があるのが、ビタミンE。美胸や美肌効果が期待できるのが特徴です。
バストに必要な栄養素を届けるには、血行を良くしておくことが重要ですから、積極的に摂っていきましょう。
ビタミンE は、老化の原因となる活性酸素を減らすホルモンも分泌されます。
アボカドやごま、ナッツ類、植物油、魚卵などの食品に多く含まれて、生理不順や更年期障害など、女性特有の症状の改善にも効果があるとされています。
いくらバストアップのためになるからといって、一つの食材ばかりを集中的に摂るのは禁物です。栄養のバランスが崩れてしまって、逆に必要な栄養素がバストに回らなくなってしまいます。
毎日3回の食事では、色々な栄養素をバランスの良く摂ることが大事なことです。
その上でバストアップ強化のために、何かをプラスしてみるという意識で実践してみてください。
体全体の血流が低下すると、バストにも血流が行き渡らず、せっかく必要な栄養素を摂っても届きません。
とにかく冷えは血流を滞らせ、美容と健康にとって良いことはないと言ってよいでしょう。
体を冷やさないようにするには、できるだけ温めて食べること。買ってきたお惣菜やお弁当も、レンチンのひと手間を惜しまないようにしましょう。
毎日のことだから、たまには手軽にバストに良い食べ物を摂りたい。そんな時はコンビニ食品を上手に活用してみましょう。
豆乳、きなこ、納豆などはもちろん、チキンサラダや海藻サラダ、キャベツコールスローサラダなどを、ランチメニューに1品追加することで、バストアップのための食事ができます。
サプリメントのような副作用の心配はなく、手作りする面倒もなし。コンビニの商品でバストアップできたら、働く女性や一人暮らしの方にとっても嬉しいですよね。
コーヒーに含まれるカフェインが、バストアップには良くないといわれます。
これは、カフェインを摂り過ぎると、覚醒作用を起こして不眠症になりやすく、バストを大きくするためのホルモン分泌が妨げられるからです。
また鉄分の吸収を妨げ貧血になったり、自律神経が乱れたりしてホルモンバランスが崩れますから、コーヒーは1日2杯までと決めて飲むようにしましょう。
カフェインは血管の収縮運動も低下させ、冷え性にもなるので、美容と健康面からも気を付けたい食品です。
バストアップに良い食材はいろいろあります。効率よく摂るためにはサプリも良いかもしれません。
でも一つの栄養素だけを摂ることは、全体の栄養バランスが偏ってしまい、結果的にバストを豊かに、張りを保つことには逆効果です。
さらには肌や体調まで崩してしまうことにもなりかねません。バストアップにつながる食材を、普段の食事にバランスよく配分することが、確実で安全な近道です。
これまで紹介してきた食材は、毎日の献立に取り入れやすく、コンビニでも買えるものばかり。忙しい時には無理せず、お惣菜やサラダで1品加える工夫もしてみましょう。
ダイエットと同様、やりすぎは逆効果。無理なく、続けることで理想のバストを手に入れる、これが秘訣になります。