お正月にたっぷり休んでリフレッシュしてから仕事に戻った際に、以下のように感じたことはありませんか?
このような症状は、いわゆる’’正月疲れ’’と言われるもの。正月に限らず、長期休暇後は誰もが陥る可能性のある少し厄介な状態です。
そこで今回は、そんな正月疲れからの回復方法を徹底解説!家で簡単にできる8つの習慣をお届けします。
そもそもお正月にあんなに休んだのに、なぜ気持ちがリフレッシュされずかえって疲れてしまうのでしょうか?
それはズバリ、「休みのリラックスした気分」と「気を払わなくてはならない仕事モード」とのギャップにあります。少なからずメリハリや切り替えを必要する私たちの日常は、それが大きいほど精神的にも身体的にも疲労を感じてしまうのです。
そのため、暦の関係で10連休などの長い休みがある場合は要注意。昨日までだらだら過ごしていたのに、急に仕事モードに切り替えようと思っても、体も心もついてきてくれません。
正月疲れにはさまざまな症状が見られますが、これらを総称して’’正月病’’や’’正月うつ’’と言うこともあります。
こちらの項目では、正月疲れの主な症状をピックアップしました。ひとつでも当てはまるものがあれば、あなたもお正月の疲れを引きずっている可能性がありますよ!
男女問わず最も感じやすい症状のひとつが、眠気や倦怠感が抜けないという状態。個人差はあるものの、私たちの体はだらだらしながらたくさん寝れば寝るほど、眠気が増して疲れやすくなる傾向にあるのです。
この状態が続くと、今以上に疲れやすくなったり無気力になったりとその他の症状も引き起こしてしまいます。最終的には’’正月うつ’’と呼ばれる極端な気持ちの沈み方になることも…放っておくのは危険ですね。
仕事で細かなミスが出たり集中力がすぐに途切れてしまったり…このような状態も正月疲れが影響しているかもしれません。
「以前の方が集中力があったな」と感じる方は、今の自分が集中できる時間帯や分数を見極めて、それを少しずつ伸ばしていくのがおすすめ。次第に本来の集中力を取り戻せるようになりますよ。
クリスマス〜お正月にかけての食事はとても豪華で心躍るものばかり。しかし毎日ご馳走ばかりだと、流石に体が重くなったり胃もたれになってしまったりと、お腹の調子が優れない方も多いでしょう。
ぜひこれを機に、お正月中に食べたもの、排便のペース、現在の食事を見直すきっかけにしてみると良いでしょう。
ではこちらから、正月疲れを回復するための8つの習慣&対策を解説していきます。今回は、自宅でも簡単にできる手軽な方法をまとめました。
健やかな体を保つのには欠かせない適度な運動。家でできる簡単なエクササイズや縄跳びなどの有酸素運動で、なまった体を起こしていきましょう。
また、筋肉は使われないとどんどんと衰退してしまうため、3〜2日に1回のペースで軽い筋トレを取り入れるのもおすすめ。体の筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、痩せやすい体になるのはもちろんだるさなどの解消にもつながります。
「お正月はずーっと家で過ごしていた」という方は、圧倒的に’’日光=セロトニン’’不足です。’’幸せホルモン’’とも呼ばれているセロトニンは、精神的にはもちろん睡眠や脳の働きなど、私たちの健康には欠かせない神経伝達物質のひとつなんです。
ただでさえ日本の冬は寒く日照時間も短いため、気分が沈みがち。朝日が出ているうちに少しでも日光を浴びて、心身ともに健康な状態を保っておきたいものです。
ぬるめの湯船(38〜39度)にゆっくりと浸かることで、凝り固まっていた筋肉が和らいで、疲れやだるさなどの解消になります。体を温めることで神経痛を改善する効果も期待できるため、体調の優れない方はぜひ毎日湯船に浸かってみてくださいね。
また、お正月明けの休日や休みの最終日には、ゆったり温泉に浸かるのもおすすめです。体がクタッと心地よく疲れて、とてもよく眠れますよ。
お正月中の夜更かしや寝坊などが続いたことが原因で、「夜眠れない!」と悩む方も多いのでなはいでしょうか?ひとりひとりにあったサイクルで良質な睡眠をとることは、だるさや眠気を取るための必須事項。まずは以下の習慣から実践してみてください。
さらにこれらに加えて、先ほど紹介した入浴もとても重要な役割を果たしてくれます。日中の眠気や集中力の欠如に悩む方は、ぜひ今日から試してみてください。
お肉、海鮮、お餅、アルコールやジュースなど、栄養価が偏りがちなお正月メニューですが、特に現代人に欠けてしまうのはビタミンB群、鉄、カルシウムなどの成分。これらには疲れを解消してくれる効果が期待できるため、ぜひ積極的に取り入れましょう。
ただし食欲が出ない場合は無理して食べずに、菜食の日を作ったり消化に良い山芋や納豆などの粘り気のある食材を食べたりなどの工夫が大切。便通が改善されることが、軽やかな体を作る第一歩になります。
家での暮らしを充実させながらリラックス時間を過ごすためにも、疲れを癒すとっておきのグッズを探してみるのもおすすめです。
例えば眠りが浅い人にはラベンダーやジャスミンなどのアロマオイルやボディクリーム、肩こりなどの身体的な疲れにお悩みの人にはお手軽なマッサージ器具など。個人の症状に合わせてグッズを駆使することで、日々の疲れをその日のうちに癒すことができます。
ゴロンと床に寝転んだり、ズシっとソファに深く腰掛けたり…お正月は食事や睡眠のみならず、姿勢も崩れがち。
しかし意識して背筋を伸ばしてみると、意外にも気持ちがしゃんとするもの。特に仕事中に眠くなってしまう場合は効果的です。こまめに肩や首を回したり足を組み替えたりなど、血流を滞らせないよう心がけてみましょう。
理想はゆったりと生活リズムや食事を戻していくことですが、「ついつい前日まで寝て過ごしてしまう…」という人も少なくないはず。
そのため、お正月明けの休みは生活習慣を整えるための1日として過ごすのがベター。寝坊や夜更かしはせずいつも通りのサイクルで起きたり寝たりご飯を食べたり….生活にひとつの基準があると、長期休みがあっても変わりなく日々を送ることができます。
正月疲れを解消しつつ日常生活を整えることで、きっと昨年以上に何事にも集中できる良い年になりますよ。疲れやストレスはこまめに解消したり自分でリフレッシュすることがとても大切。無理をせずに小さな望みを叶えながら、今年も穏やかに過ごしたいですね。