春から秋口頃までは強い陽射しが続くため、紫外線対策をしっかりしている人が多いですね。
そんな人も、12月~2月の寒い時期は、紫外線対策がお休みモードに入っていませんか?
しかし実は、冬の紫外線対策こそが、美白を目指すには大切なのです。
この記事では冬に紫外線対策が必要な理由と共に、冬の紫外線対策を7つ紹介します。
冬は美白効果が出やすい季節でもありますよ。
正しい紫外線対策を知って、透明感のある美肌を目指しましょう!
空気が冷えて陽射しも強くない冬に、なぜ紫外線対策や美白が必要なのでしょうか?
その理由は以下の4つになります。
1. 紫外線は年中降り注いでいる
2. 冬の紫外線はシワ・たるみリスクが高い
3. 冬スポーツに要注意
4. 冬は夏よりも美白効果がでやすい
では、1つひとつお話ししていきましょう。
紫外線は夏も冬も、そして曇りや雨の日も含めて、年中降り注いでいます。
下のグラフは、東京の日最大紫外線量を、1997年から2008年までの期間について平均した月別グラフになります。
11月~2月の冬場は、最も紫外線量の多い7月や8月の1/3程度になると言え、紫外線は降り注ぎ続けていることがわかりますね。
引用元:気象庁 日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ
また、雨や曇りの日が多い6月も紫外線量は減少しません。
紫外線対策は年中通して行う必要があると言えます。
冬の紫外線は、シワやたるみの原因になりやすいと言えます。
なぜなら、夏と冬では紫外線の特徴が異なるからです。
紫外線にはUVAとUVBの2つの種類があります。
UVAは波長が長く、家の中や車の中にいても窓ガラスを通過して肌まで到達します。
UVAを浴び続けると、肌は少しずつ黒くなり、シワやたるみの原因となるのです。
UVBは屋外での日焼けの原因になります。
浴び続けると肌が赤く炎症を起こし、メラニンを生成してシミやそばかすを作るのです。
UVBは冬になると夏場の1/3程度まで減少しますが、UVAは季節による変化が少なく、年中肌に影響を与えます。
そのため、冬場の紫外線は、シワやたるみのリスクがより高いと言えるのです。
冬スポーツを楽しむ人は、冬場も紫外線に大きな注意が必要です。
特にスキーは標高の高い場所で行うため、UVA・UVB共に、真夏と同じレベルの紫外線が降り注ぎます。
また、ランニングやウォーキングでは、真夏は真上から紫外線が当たりますが、冬になると斜めから紫外線が当たるため、頬や額などの広範囲にダメージを受けるでしょう。
対策を怠っていると夏以上にシミのリスクが高くなるので、徹底した紫外線対策が必要だと言えます。
冬は夏よりも美白効果が出やすい時期です。
夏は強く降り注ぐ紫外線によって皮膚の内部でメラニンが生成され、肌の生まれ変わりのタイミングで、冬の時期にシミとなって浮かび上がってくるのです。
紫外線量が多い夏は、降り注ぐ紫外線対策だけで精いっぱいで、美白の効果はなかなか出ません。
紫外線の量が比較的少ない冬だからこそ、夏に蓄積されたメラニンのケアをするチャンスなのです。
ここまで、紫外線対策や美白が冬にも必要な理由についてお伝えしました。
では、具体的にどんな紫外線対策を行えばよいのでしょうか。
対策は以下の7つになります。
1. 日焼け止めローションやクリームを塗る
2. 日傘をさす
3. 帽子をかぶる
4. サングラスをかける
5. 反射で当たる紫外線にも注意
6. 徹底した保湿ケア
では、順に見ていきましょう。
冬も日焼け止めローションやクリームを使っているでしょうか?
前述したように、紫外線は年中降り注いでいます。
日焼け止めを塗っている人でも、こまめに塗りなおしていますか?
夏は汗をかくため塗りなおしをしていても、冬は朝塗ったらそのままということはないでしょうか?
日焼け止めは時間と共に効果が薄くなっていきます。
2~3時間おきに塗りなおしをして、効果を持続させるように気を付けましょう。
冬は日傘をささないという人も多いようですが、日傘が必要なシーンもあります。
場所やその日の天候によっては、冬でも紫外線が強い場合があるからです。
例えば、紫外線指数の高い日や、スポーツ観戦などでは、帽子よりも日傘の方が安心だと言えるでしょう。
また、シワやたるみの原因になりやすいUVAは、3月頃にはかなり強くなってきます。
3月と言えばまだまだ肌寒い日もあるため、紫外線を意識する人は少ないかも知れません。
しかし、UVA対策を考えると3月頃から日傘を使い始めた方が良いでしょう。
帽子をかぶることは、髪や頭皮の紫外線対策として有効です。
日傘ももちろんOKですが、冬に日傘をさすのは抵抗を感じる人が多いでしょう。
しかし帽子なら季節を問わず抵抗なく使えますね。
髪の日焼け防止にはスプレータイプの日焼け止めもありますが、汗や水に弱く、持続時間が短いのがネックです。
また、スプレーでは頭皮まではカバーしきれないため、屋外で長時間過ごすなら帽子の方が良いでしょう。
サングラスをかけることは、目や目の周りの紫外線対策になるだけでなく、全身の紫外線対策にもつながります。
その理由は、目から強い紫外線が入ると脳が防御反応を起こして、体内にメラニンを生成するからです。
サングラスの使用によって、脳からの指令をコントロールできるというわけですね。
また、サングラスは、目がダメージを受けることによる充血や傷みを防ぎ、目の周りの皮膚も紫外線から守ってくれます。
UVカット加工が施されたサングラスを選ぶことで、しっかりとした効果を得られるでしょう。
目の周りの保護を考えると、フレームは大きめのものが良いですね。
反射で当たる紫外線にも注意が必要です。
コンクリートやアスファルトの地面は特に反射率が高いため、足元からも紫外線が当たっているのです。
特に雪は紫外線を強く反射するので、スキーなどのレジャーを行う際は必ずゴーグルやサングラスで目を保護し、SPF数値の高い日焼け止めを塗りましょう。
紫外線対策としては、外側に白っぽいもの、内側に黒っぽいものを重ね着するのがおすすめです。
白い布は紫外線反射率が高く、黒い布は紫外線通過率が低いからです。
例えば、セーターは黒っぽいものを着て、コートは白いものを選ぶと良いでしょう。
寒くても紫外線指数の高い晴れた日などは、重ね着する衣類の色を工夫するのが効果的ですね。
冬は、徹底した保湿ケアが必要な季節だと言えます。
なぜなら、気温の低下や屋内の暖房機器よって空気が乾燥し、肌の水分が空気中にどんどん奪われていくからです。
適度な潤いは肌を紫外線から守りますが、乾燥した肌はバリヤー機能を失ってシミやそばかすの原因になります。
また、乾燥した肌は屋内でも降り注ぐUVAの影響も受けやすいため、シワやたるみの原因にもなるでしょう。
屋内ではかならず加湿器を使用して、空気中の湿度を保つようにしましょう。
さらに、洗顔後はもちろんのこと、乾燥を感じたらいつでも化粧水や乳液などで保湿することが大切です。
顔だけでなく、首や手、足などもしっかりと保湿しましょう。
こまめな保湿は肌を紫外線から守り、シミやそばかす、シワ、たるみを予防して、美白効果が期待できます。
夏場は紫外線対策や美白に意識を向ける人が多いのですが、冬は陽射しが弱いため、ひと休みしてしまいがちですね。
しかし紫外線にお休みはありません。
冬にも紫外線は休みなく降り注いでいることが、お分かりいただけたと思います。
記事内でも述べましたが、紫外線が比較的弱い冬場は、美白のチャンスでもあるのです。
冬こそ紫外線対策に取り組んで、透き通るような美白を目指しましょう!