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ハウスダストが及ぼす影響とは

季節の変わり目の肌荒れや鼻のぐずぐずは、とても気になりますよね。
花粉の影響や、日々の気温の変化によって身体の免疫力が落ちていることも関係あるかもしれません。
そしてそれに加えて、ハウスダストも考えられます。花粉症ではないのに、目や鼻に違和感を感じる方や、肌の調子が良くないと感じる方は、ハウスダストも疑ってみてください。
ちょっとした工夫や、ハウスダストを意識した行動をするだけで症状がマシになる場合もあるかもしれません。
今回は意外と知らないハウスダストの種類や、ハウスダストが及ぼす影響について紹介していきます。
掃除の方法などについても、参考にしてみてくださいね。

ハウスダストとは?

家の中のちりやほこりのことで、その中でも1㎜以下の小さなものをまとめてハウスダストと呼びます。
カビや細菌、ダニなどの虫の死骸やフン、人やペットの毛、フケや垢、花粉などもハウスダストのひとつです。
ハウスダストはとても小さいため、風や私たちが少し動くだけでも空気中にふわっと舞い上がります。そして、それを知らないうちに吸い込んでしまい、アレルギー反応が出る方も多いです。
家の中には、ダニだけでも20前後の種類がいると言われています。人の毛やフケや垢、汗などをエサにして、どんなダニのフンや死骸までも、ハウスダストに含まれます。
そして、ハウスダストの中の約30%は家の中ではなく、外から持ち込むものです。花粉やほこりの他にも排気ガスやたばこの煙など。そういった家の外からのハウスダストを持ち込まないためにも、工夫が必要です。

ハウスダストが身体に及ぼす影響

アレルギー反応

ハウスダストが及ぼす最も大きな影響として、アレルギー反応が挙げられます。私たちの体内に入ったときに、身体の中から追い出そうとする反応が起こります。これがアレルギー反応で、主にくしゃみや鼻水、目のかゆみ、咳や喘息などの症状が起こります。

肌荒れや乾燥

そしてハウスダストはくしゃみや鼻水などのアレルギー反応だけでなく、肌へも大きな影響を及ぼします。肌の乾燥やムズムズ、赤みや炎症などの肌荒れにもつながることがあり、敏感肌の方は特に注意したいですね。
普段はハウスダストの影響があまり気にならない方でも、季節の変わり目やストレスなどによって免疫力が低下したり、肌のバリア機能が弱まったときに影響が出る場合があります。

ハウスダストへの対策法は?

ハウスダストへの対策は、なんといってもこまめな掃除や洗濯が大切です。
水洗いもとても効果的なので、布団以外にも玄関マットやキッチンマット、カーテンなどもできる限り清潔に洗濯することをおすすめします。
そしてそれ以外にも、下記の対策法がおすすめです。

家の外からハウスダストを持ち込まない

冒頭でも、ハウスダストの内の約30%は家の外から持ち込んだものだと紹介しました。
家の外の花粉やほこりを家の中に持ち込まないために、家に入る前には服を優しく撫でるようにはたくことが必要です。できれば玄関にコロコロを置いておいて、服にコロコロをかけてから家に入るようにしたいですね。そしてこれはハウスダストだけでなく、花粉症の方も特に気を付けたいポイントです。

掃除のタイミングや順番を工夫する

ハウスダストは、人間が活動している昼や夕方には空気中を舞っています。寝静まった夜には床や布団などに落ち、溜まっている状態です。
朝起きてすぐが、最も効率的にハウスダストを掃除することができるタイミングです。
また、掃除の最初にいきなり窓を開けたり掃除機をかけると、また空気中にハウスダストが舞ってしまうので、まずは窓を閉めたままモップや床用の掃除シートで大まかに掃除してから、窓を開けて掃除機をかけるようにしましょう。
モップをかけるときにはなるべく軽く、優しく拭きあげるようにすると効果的です。

布団専用の掃除機を使用する

布団は、ダニやノミにとってとても住みやすい場所です。定期的に湿気を取り除き、ほこりも除去したいですね。
布団のハウスダスト対策と言えば、布団を干して布団たたきを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、布団たたきはハウスダストの除去にはあまり効果的ではありません。
布団を干すことで布団の湿気を取り除き、ダニなどにとって住みにくい環境にすることは大切です。しかし、既に溜まっているハウスダストは、布団たたきではうまく取り除けません。
かえってハウスダストをより細かく砕いてしまったり、布団を傷めてしまうこともあります。
布団専用の掃除機や専用ノズルなどを使って、ハウスダストを吸い込むのが効果的です。

布団専用の掃除機などが家にない方は、布団たたきで叩くのではなく、スッスッと布団の表面を撫でるようにして使ってみてください。表面のほこりやダニを落とすことができます。

空気清浄機をうまく利用する

細かいほこりやちりをキャッチする空気清浄機は、ハウスダスト対策にもとても役立ちます。毎日掃除ができないときでも、空気清浄機をつけているだけでアレルギー反応などがマシになることもあります。
空気清浄機の使用が一般的になって、リーズナブルな価格やインテリアの邪魔にならないスタイリッシュなものも販売されていますね。
空気清浄機1台で除湿や加湿も一緒にできるようなものもありますよ。
花粉症やアレルギーのある方、ペットを飼っている方は検討してみてください。

ハウスダストに負けないスキンケアを心がける

ハウスダストの肌に及ぼす影響は、とても大きいです。ハウスダストが肌についたまま放っておくと、肌荒れやかゆみの原因になります。
1日に何度も洗顔をするのはかえって肌への摩擦や乾燥が気になりますが、ハウスダストがついたままも肌への負担になります。
朝晩や、家の掃除をした前後など、最低限の回数で、できるだけやさしく洗顔をするようにしてください。
また、肌がカサカサに乾燥していると、バリア機能が低下して細菌やハウスダストの影響を受けやすくなります。摩擦を与えないやさしい洗顔と、水分をしっかりと閉じ込めるスキンケアを意識して行うようにしてください。

肌がムズムズしているときには、ちょっとした刺激がかゆみに繋がります。家にいるときはできる限り髪の毛などが肌に当たらないようにまとめるなどの、ちょっとした工夫も必要です。

食事内容を工夫する

食べ物の中にも、アレルギー反応を軽減するものやそうでないものがあります。
殺菌効果のあるカテキンや、ポリフェノール、ビタミンCを多く含む食べ物がおすすめです。
緑茶やワイン、レンコンやシソ、ブロッコリー、いちごなど。
免疫力を高める乳酸菌なども、ドリンクやヨーグルトなどで摂るようにしてみてください。
そして、普段から小麦粉や砂糖、サラダ油の摂取量が多い方は要注意です。身体の冷えや粘膜の炎症が起こりやすくなる場合があるので、少し控えてみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は、ハウスダストについて紹介してきました。
なんとなく、アレルギーがある方にだけ影響があるように思っている方も多いかと思います。
しかし、知らず知らずの間にくしゃみや鼻水がない方も、肌などに影響が出ていることもあります。
ハウスダストを意識した掃除の方法や、外出から帰ってきたときのちょっとした行動で肌の調子なども変わってくるはずなので、ぜひ今日からでもできることをやってみてくださいね。

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