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二の腕や背中の気になるブツブツやザラザラをケアするには?

だんだんと暖かくなり、半そでなど、肌の露出が増えてくる季節になってきました。
そろそろダイエットや肌のケアに気合いを入れないと!という方も多いですよね。
毎年この季節になると、気になり始める肌トラブルはありませんか?
二の腕や背中を中心に、ニキビではないザラザラとしたものがあり、人によっては赤みがあったり乾燥して粉をふいていたり…。腕や背中がよく見えるタンクトップや水着などを着るのが気が引けるという方も多いのではないでしょうか。
思春期の頃から目立ちやすくなる方が多く、遺伝のせいと諦めてしまうこともあります。
しかしその肌は、スキンケアの方法によってずいぶんと肌の状態が変わってくるかもしれません。今回は、気になる肌のザラザラについて、紹介していきます。

肌のザラザラの正体と原因は?

気になる肌のザラザラ、正体は何なのでしょうか?
それは、「毛孔性角化症」、「毛孔性苔癬(たいせん)」かもしれません。
どちらも皮膚疾患の名前です。疾患と聞くとなんだか大変なことのように聞こえますが、一般的にとても多い皮膚の状態です。治療などもせず、落ち着くまで放っておく方も多いです。
毛孔性角化症の中の一種が、毛孔性苔癬と呼ばれるものです。サメ肌と呼ばれることもあります。

部位や状態には個人差が大きく影響しますが、主に二の腕、背中、肩、太もも、お尻などに見られます。
炎症や痛みなどはない事がほとんどで、触るとザラザラとしています。見た目は、毛穴の形にそってプツプツと赤くなる場合と、元々の肌の色のままの場合があります。
小学校に入る前の5~6歳くらいの頃から出てくる方もいますが、10代の思春期の頃から目立ってくる方が多いです。そして、30代頃から加齢に伴ってだんだんと落ち着いてくる場合がほとんどです。

毛孔性角化症や毛孔性苔癬は、痛みなどもないですが皮膚疾患のひとつです。気になる方は、皮膚科にも相談してみてくださいね。

肌のザラザラをケアするメリット

毛孔性角化症と呼ばれる肌のザラザラ。徐々に薄くなると言われて、そのまま放っておく方もいます。しかし、二の腕や背中は人目に触れやすいことも多い部位なので、コンプレックスに感じる方も多いです。
ここでは、毛孔性角化症をケアするメリットを紹介します。

好きな服装ができる

気になる肌の赤みやざらつき。人によっては、とてもコンプレックスに感じている方も多いです。温かい季節に半そでを着る機会が多くなると、憂鬱に感じるという方も。スキンケアによって毛孔性角化症が少しでも軽減されれば、半そでやタンクトップなどの露出の多い服装も、気にせず着られるようになります。
結婚式でのドレスの着用が控えていることで、毛孔性角化症が気になりだしたという声も多くあります。たくさんの写真に残る1日だからこそ、つるんとした肌で臨みたいですよね。

人と触れても気にならない

毛孔性角化症は、見た目ではあまり目立たなくても、触るとザラザラと感じることが多いです
そのため、人に触れるのが気になる方も多くいます。肌が当たってしまうのを気にして、自然と人と近づくことを避けてしまいたくなることもありますよね。
気になる肌のザラザラをケアして凹凸を少なくするのは、そういった普段の行動も明るく変えてくれるかもしれません。

肌のザラザラをケアしたい!おすすめのスキンケア

毛孔性角化症は、肌の状態に合わせたスキンケアによって肌の変化が期待できます。
肌のターンオーバーがうまくいかず、毛穴の中に古い角質が溜まっているような状態なので、
肌のターンオーバーを促して整えることと、肌にうるおいを与えて保護することが大切です。

角質ケア

角質ケアをおこなう化粧品には、代表的なものだけでも色々な種類があります。

  • 石けんタイプ…石けんに角質ケア成分が含まれているタイプ。ボディソープと同じように気になる部位に使用する。
  • スクラブ…ジェルやクリームに、細かい粒子が含まれているタイプ。ザラつきの気になる肌の上を転がすようにして、古い角質を絡め取る。
  • ゴマージュ…クリーム状のものを肌に塗ってから優しくこするタイプ。消しゴムのカスのように、ぽろぽろと古い角質を一緒に絡め取る。
  • ピーリング…ジェルなどを肌に塗り広げて馴染ませ、洗い流すもしくは拭き取るタイプ。
  • 泥パック…泥パックを塗り広げ、古い角質や毛穴の汚れなどを吸着するタイプ。洗い流すもしくは、拭き取る。

このような角質ケアの中でも、毛孔性角化症にはより摩擦が少ないものがおすすめです。
ピーリングジェルや、フルーツ酸(AHA)やサリチル酸(BHA)などが配合された石けんなどで徐々に古い角質を柔らかくして、やさしく肌のターンオーバーを促してみてください。
角質ケアは毎日使うとかえって肌の負担になってしまうことがあるので、多くても週に2.3回までにしてくださいね。

保湿ケア

そして、角質ケアと同じくらい大切なのが、保湿ケアです。角質ケアだけしてそのまま放っておくと、いつも以上に乾燥しやすくなります。
逆に、角質ケアをした後の肌は、いつも以上に保湿ケアが肌にうるおいを与えやすい状態です。
身体の保湿ケアと言えば、ボディクリームを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、毛孔性角化症は古い角質や毛穴など、肌の表面の隅々まで水分を届けるのが望ましいです。最初に化粧水を塗ってから、その上に重ねるようにクリームを塗るのがおすすめです。
顔の保湿ケアと同じように、肌がもっちり仕上がるまで保湿をするようにしてみてください。

美白化粧品

毛孔性角化症には、医薬部外品などの美白化粧品でのスキンケアもおすすめです。
美白化粧品は、肌のターンオーバーを促して明るく導くはたらきがあります。そして、美白化粧品に広く配合されているビタミンCには、ターンオーバーの促進や毛穴の引き締めなども期待できます。いつもの化粧水や保湿クリームを、美白化粧品に置き換えてみるのもいいですね。

摩擦に注意する

毛孔性角化症の大敵のひとつとして、乾燥や摩擦が挙げられます。
肌のザラザラが気になるからと、お風呂などでゴシゴシ擦ってしまう方がいますが、それは毛孔性角化症には逆効果です。
摩擦が刺激となってうるおいを奪い、かえって肌の乾燥や赤みを招いてしまう原因になります。身体を洗うときはゴシゴシタオルやスポンジなどは使わずに、手で洗うくらいがいいでしょう。また、お風呂から出て身体を拭くときにも、タオルを優しく当てて水滴を吸わせるようにして拭くようにしてみてください。

まとめ

毛孔性角化症について紹介してきました。
サメ肌は知っていても、このような皮膚疾患の名前はなかなか聞き慣れないですよね。
とても一般的な皮膚疾患で、治療はせずに落ち着くのを待っていたり、気になってはいるけど改善は諦めている方も多いかと思います。
しかし、古い角質を取り除く角質ケアと保湿ケアを繰り返し行えば、肌の変化が実感しやすいものでもあります。
今年こそ二の腕や背中を気にせず好きな服が着たい!という方のために、とてもおすすめのスキンケア方法を紹介してきました。肌の摩擦や乾燥には十分注意をしながら、試してみてくださいね。
また、肌のターンオーバーには身体の新陳代謝のアップも必要不可欠です。身体の冷えを防いだり、適度な運動や睡眠は忘れずに心がけるようにしてくださいね。

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