髪の毛をセットしている時やスタイリングの際に気になるアホ毛。抑えてもぴょんぴょんと跳ねてしまうので、なかなか厄介な髪の毛ですよね。
今回は、そんなアホ毛を解消するための工夫を徹底解説。アホ毛のタイプ別に原因や改善方法を知った上で、スタイリングのコツなども解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アホ毛と聞くと「伸びかけの髪の毛じゃないの?」と感じる方が多いかと思いますが、実際にはいくつかの種類があるんですよ。そしてそれぞれのアホ毛を改善するために、最適なアプローチ方法は大きく異なります。
まずはこちらの項目で、アホ毛の種類と原因を知っていきましょう。
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最も多いパターンのアホ毛として、「伸びかけ」の状態であることが考えられます。しかしこの場合は安心!短く切った髪が伸びるように、生えかけの髪もまだまだ成長途中なので、これからグングンと伸びていきます。
さらにこの場合の髪質は柔らかな状態のため、スタイリングの際も比較的扱いが簡単。次第に伸びてくると気にならなくなるので、自然の摂理だと思って伸びるのを待ちましょう。
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年齢や肌質に合わないヘアケアをしていると、時に頭皮が詰まってしまったり乾燥してしまったり…。頭皮の乱れは髪の成長の妨げになるので、「伸びることが出来ない」髪が出現し、アホ毛になってしまうんです。
また十分に伸びる余地があった髪でも、チリチリとうねった状態で伸びることで十分な長さに達さない可能性も。この場合も同様に、頭皮の歪みや衰え(年齢)などが原因として考えられます。
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ブリーチ、カラー、パーマをよくする方に多いのが、ダメージヘアによる「切れ毛」。栄養の行き届かなくなった髪の毛はぷつっと切れて短いアホ毛になってしまいます。
それ以外にも、ドライヤー、アイロン、コテなどを頻繁に使っている方、紫外線などの熱ダメージに弱い方はここに分類させるかもしれません。日常的にダメージを感じている方は、ぜひこの機会に髪の状態を確認してみてくださいね。
基本的なアホ毛の種類と原因がわかったところで、それぞれの対処法を解説していきます。
アホ毛を抑えるのはもちろん健康的な髪を生成するためには、頭皮環境をいつも気に掛けることが大切。特に【チリチリアホ毛】の場合は頭皮のつまりや乾燥が原因なので、日々のスカルプケアがとても重要になってきます。
今回は、代表的な2つの方法をご紹介。
まずひとつめは、シャンプーをスカルプ用に変えること。頭皮の毛穴詰まりをスッキリ洗い流してくれるタイプや潤いを残してくれるタイプなど、自分の肌質や髪悩みに合わせたものを選びましょう。
次に、お風呂上がりに美容液の塗布や頭皮マッサージを習慣にすること。「ドライヤーで髪を乾かす前に美容液で栄養を与え→指先でしっかり揉み込む」など自分なりのルーティーンを決めて、無理なく続けられると良いですね。
熱ダメージが進行してしまった髪質に共通しているのは、ズバリ’’乾燥’’です!キューティクル(髪の保護成分)が失われて十分に水分が行き届かなくなった髪は、触れるとパサパサしていたり軋んでいたりなどの特徴がみられます。
切れ毛からアホ毛になってしまう前に、髪質改善に挑戦しましょう。タオルドライ後は必ずヘアオイルを髪に馴染ませたり、週に1〜2回のヘアマスクなどを取り入れたりするだけでも十分に効果を感じられますよ。
また、ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーを使用している場合は髪が軋みやすいので、これを機にヘアケア用品を見直してみるのも良いかもしれません。
年齢とともに髪や頭皮にハリが無くなっていくのは当たり前のこと。しかしこれも、毎日の丁寧なヘアケアで多少の改善が期待出来ます。日々頑張る自分を労るように、日常的に丁寧なヘアケアを心がけられると良いですね。
具体的には、育毛効果のあるヘアケア用品を使うということ。特に日中はずっと外気にさらされている生え際には、しっかりと栄養を与えてあげましょう。
さらにヘアケアだけでなく生活習慣にも気を配ることで、女性ホルモンの安定にもつながります。ゴールデンタイムには必ず就寝したり良質なタンパク質をとったりなど、小さな積み重ねが正常な頭皮環境や髪質の実現に貢献します。
とはいえ、いくら日々のケアに力を入れても「今日のアホ毛に困っている!」という場合はどう対処すれば良いのでしょうか?
最後に、今日から実践できるスタイリングのコツをお届けします。
気になる部分にワックスを塗布してコームで生え際から毛先に流すことで、徹底的にアホ毛を抑えることができます。お出かけ前にささっとできるこれだけの工夫で、髪のツヤやかさが見違えるほどきれいになりますよ。
ただトップのボリュームを抑えたくないアレンジの場合には、スプレータイプを使うのがおすすめ。固めのワックスやバームなどはピタッとタイトなアレンジに最適です。
乾燥している髪だと余計にアホ毛が目立ってしまいます。しかし、寝起きやドライヤー後の髪の毛はどうしてもパサパサと乾燥しがち。そのままアイロンをかけるとより広がりが気になってしまいます。
そのためスタイリングの際は、まずオイルなどでしっかりと保湿するのがベター。毛先を中心に髪全体に揉み込んだあと、手に残ったオイルでアホ毛部分もピタッと抑えます。
ツヤのある髪になるのはもちろん、自然な束感や柔らかなニュアンスも出て、より素敵な仕上がりが叶いますよ。
ここ数年の間トレンドになっているウェットなアレンジ。レングスやヘアカラーに関係なくどこかモードな印象を演出できるので、アホ毛を抑えつつ旬な雰囲気も思いのままに実現出来ます。タイトなストレートヘアやニュアンスパーマだと、よりそのヘアスタイルの魅力が引き立って◎
アホ毛を抑えたり改善したりすることで、少しでも理想のヘアスタイルに近づけるはず。ピタッと髪の毛が落ち着いていると清潔感もUP!フォーマルなシーンやビジネスシーンにも安心して訪れることができそうですね。ぜひ本記事を参考に、自分自身の髪質と向き合ってみてください。