女性にとって“肌のつや”は大事なポイント! ぜひあってほしい要素ですが一方で、“テカリ”は避けたいですよね。
この“つやとテカリ”については、「よく違いがわからない」、「つやを出したくてハイライトを入れてみたけど、テカっているようにしか見えない」などの声も多く聞きます。
似ているようでぜんぜん違う、肌のつやとテカリ。そしてつやのある肌と、“つや感”を出すこともまた違うと考えられています。
そんなつやとテカリの違いを詳しく解説! 失敗しないつや肌の作り方についてもご説明したいと思います。
つや感が出るベースメイクをしても、テカリのようにギラついた感じになってしまうことってありますよね。
この理由のひとつに、キメが整っていないことが考えられます。“つやのある肌”とは肌表面がなめらかであることが大切なんです!
ではまず、つやのある肌とはどんな肌のことをいうのか見ていきましょう。
天然の皮脂膜に覆われ、肌そのものが水分と油分のバランスがとれていること。そしてキメが整っていて、光を反射し輝いているようにも見える肌、それがつやのある肌です。
反対に皮脂でベタベタした状態なのがテカリ肌。つやのあるのと、テカっているのとでは、似ているように見えても全く違うものなのです。
つやのある肌からは清潔感と上品さが漂います。いつもうるおっているから、手で触れたときにしっとり、弾力を感じ、しかもさらさらしています。
皮脂の過剰な分泌で光って見えるけれど肌は乾燥し、ざらついてキメも粗く、毛穴が開いていたり、黒ずんでいたりすることもあります。
本物のつや肌を手に入れるためには、まずテカリを解消しましょう。そのポイントは毎日の洗顔と保湿、そしてテカリの原因となる生活習慣を見直すことにあります。
すっぴんでもつやめいている、そんな肌を目指していきましょう!
テイクアウトや外食などでつい脂分を摂りすぎてしまうと、それもテカリの原因になってしまいます。
揚げ物は控えめに、野菜や海藻、キノコ類を多めにした食事をして、腸内環境も整えていきましょう。
紫外線や汗対策をきちんと行っていない肌は乾燥しているため、過剰な皮脂分泌を促してしまいます。
顔のテカリの主な原因は、そんな肌の乾燥によるもの。乾燥すると、水分を逃がさないよう肌を守るために皮脂が過剰に分泌されるために起こります。
男性に比べると女性は皮脂分泌が少ないとされますが、ストレスや睡眠不足、不規則な生活で男性ホルモンが優位になってしまいます。
そのためホルモンのバランスが崩れ、皮脂が過剰に分泌されるのです。
もともと持っている体質で皮脂の分泌が多いという、オイリー肌の方もテカリやすいといえます。
テカリを抑えて、肌本来のつやを得るための基本は、洗顔としっかり保湿です。まずはつや肌の基礎作りとなる洗顔法をお教えしましょう。
1 洗顔料を手に取り、モコモコになるぐらいしっかり泡立てます。
2 その泡で顔を包み込むように、密着させます。
3 なじませたら、手が肌に触れないように中指と薬指で泡をクッションにして洗っていきます。ゴシゴシこすらないように。
4 すすぎは十分に、1~2分程度はぬるま湯で洗い流します。
5 水分をふき取るときは、柔らかいタオルで軽くポンポンとたたきます。
6 時間を置かずに化粧水などで保湿をしましょう。
熱いお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、必ずぬるま湯を使うようにしましょう。またテカリを気にして、一日に何度も洗顔料を使って洗うことはやめましょう。
つやのある肌になるため欠かせないのが保湿。高保湿力を持つ化粧水をたっぷり使い、水分補給しましょう。
化粧水は手のひらに取り温めてから、優しくゆっくりハンドプレスしてみてください。コットンでパッティングするよりも、浸みこんでいくのが感じられるはずです。
時間があれば化粧水のフェイスマスクや、コットンに化粧水を含ませてパックをするのもおすすめです。
皮脂のベタつきがひどい場合には、皮脂を抑えるためにアプローチを変えてみましょう。
例えば、毛穴の引き締め効果のある収れん化粧水を使うことで、皮脂の分泌量を抑えることにつながります。
なかなか皮脂分泌が減らずメイク崩れが気になる方は、皮脂を抑えるベースに変えてみるのもよいでしょう。
きちんとスキンケアをした上で、皮脂を吸着してくれる下地やファンデーションを使い、テカリを避けていくことも、つやのある肌に仕上げる方法です。
せっかくのつや肌も、メイクでテカって見えたら台無しです。そこでテカリに見せないポイントも押えておきましょう。
1 油分の多い化粧品は控えめに
2 つやを出す場所を広げない
3 フェイスパウダーを使う
ベースアイテムは、油分より水分重視で選びましょう。油分が多いと汗と皮脂が混ざってテカリの原因になってしまいます。
そして、厚塗りしないこと。テカリやすい方はTゾーンだけフェイスパウダーを重ね塗りするのもおすすめです。
あちこちに光沢感を出すのは不自然に見えるので気をつけましょう。額と鼻筋、目の下と上唇の上、あご先にハイライトをのせて立体感を出すように。
逆にハイライトを乗せない方が良いのは、小鼻と生え際、鼻と口の間です。そこが光っているとテカって見えやすいので、ここはマットに仕上げておきましょう。
時間がたって皮脂が浮いてくると、メイク崩れやテカリの原因につながります。
小鼻やTゾーンを中心にフェイスパウダーを乗せるようにしましょう。皮脂吸着成分が配合されているものより、保湿成分の入っているものを選べば、よりつや感が出せます。
ファンデを塗ると、「自然なつや肌にならない」、「蒸し暑い季節にはヨレたりテカったりする」というお悩みもあまた。
そこで油分が多めなファンデを使わず、下地とコンシーラー、フェイスパウダーで仕上げる方法もご紹介します。
洗顔、保湿までを完了させておきます。(これから使う下地は日焼け止め効果のあるものという前提です)
色ムラやシミ、そばかすなどはカバーしておきます。肌と合わない色だと、浮いて目立つことがあるので、肌に近い色を選ぶのがポイントです。
UVカット機能のある下地を塗ります。最近の下地はカバー力に優れ、保湿とつや出しまでしてくれるものがたくさん。これからの季節には積極的に使いましょう。
すっぴんつや肌のメイクには、クリームチークがおすすめ。内側から滲むようなナチュラルな血色を目指しましょう。
ピンク系やコーラル、ローズ系のチークを軽くのせると、肌になじんでつや感が出せます。
大きめのブラシに粉を取り、一度手の甲などで落としてから肌にのせていきます。
テカりやすいTゾーンや小鼻にのせ、残ったパウダーは、おでこから頬、あごにサッとのせましょう。
誰しも憧れる人気のつや肌。でもテカリとの違いがわからない、つやを作ったのにテカリに見える…といった悩みが多いのも事実です。
そこでつやとテカリの違いをはじめ、上品なつや肌の作り方についてお伝えしてみました。洗顔法や化粧水や下地・ハイライトの入れ方まで、ご紹介した「テカリ」を抑えて「つや」を出すコツや方法は、これからの蒸し暑い季節の化粧崩れ防止にも役立ちます。ぜひ参考にしてみてくださいね。