4月~9月頃までの紫外線が強い季節は、UVクリームなどの日焼け止めがかかせませんね。
ところで、日焼け止めの塗りなおしはどうしていますか?
「ウォータープルーフだから、塗りなおさなくても大丈夫」
「SPFの数値が高いので、塗りなおしはいらない」
本当に、ウォータープルーフや紫外線のカット力が強い日焼け止めの場合は、塗りなおしが不要なのでしょうか?
そこで、この記事では、以下についてお話しします。
また、日焼け止めを塗る際の注意点についてもお話しするので、ぜひ参考にしてくださいね。
結論から言うと、ウォータープルーフの日焼け止めでも塗りなおしが必要です。
朝塗って夜まで大丈夫な日焼け止めは、ないといえます。
どんなタイプの日焼け止めやUVクリームでも、時間と共に紫外線カット効果はどんどん弱まっていきます。
日焼け止めを塗りなおす必要がある主な理由は、以下の3つです。
1. UVクリームは汗や水に流れ落ちる
2. 日焼け止めは摩擦に弱い
3. 夕方になっても紫外線は降り注いでいる
では、1つひとつお話ししていきましょう。
たとえSPFやPA値が高い日焼け止めやUVクリームであっても、汗や水に流れてしまいます。
汗をかいたりプールで濡れたりした時には、その都度塗りなおすようにしましょう。
ウォータープルールの場合は汗や水に強いので、一般の日焼け止めよりは安心だと言えます。
ただし、汗をかいてハンカチなど拭いた後は日焼け止めがとれてしまうので、ウォータープルーフの場合も塗りなおしが必要です。
日焼け止めには、摩擦に弱いという欠点があります。
ウォータープルーフのものでも、汗を拭く際に落ちることがあるのは、前述した通りです。
また、汗を拭いた時だけでなく、洋服が擦れて落ちるという場合もあるでしょう。
たとえば襟元や袖口などは、気が付かない間に摩擦で日焼け止めが落ちてしまうポイントなので、注意が必要です。
さらに、コロナ禍にある今は、マスクにも注意です。
マスクは会話するたびに上下に動いているので、マスク周囲は擦れやすくなっています。
以上の摩擦には注意するようにしましょう。
紫外線は夕方になっても降り注いでいます。
特に夏場は、夕方5時を過ぎても紫外線が残っているのです。
日焼け止めやUVクリームの効果が持続するのは2~3時間だと言われています。
たとえばオフィスでお昼休みに塗りなおしたとしても、帰宅する夕方頃にはすっかりUV効果は無くなっているのです。
「もう夕方だから大丈夫」と思わずに、帰宅前にはもう一度日焼け止めを塗るようにしましょう。
下は、日焼け止めの塗りなおしの目安を、表にしたものです。
屋内でも紫外線は降り注いでいるので、塗りなおしが必要なことがわかりますね。
環境・紫外線量 | 塗りなおす頻度 | おすすめの日焼け止め |
---|---|---|
自宅やオフィス 紫外線量:日常紫外線 |
3~4時間おき | SPF20~30 PA+、PA++ |
外出が多い・窓の多い屋内 紫外線量:多め |
2~3時間おき | SPF30 PA++ 気温が高めの場合はウォータープルーフ |
スポーツ観戦・アウトドア・プールなど 紫外線量:かなり多い |
2時間おき 汗をかいたり水に入ったりしたら塗りなおす あい間を見て塗りなおす |
SPF50程度 PA++、PA+++ ウォータープルーフ必須 |
それでは、上の表を参考に、日焼け止めを塗りなおすタイミングについて考えてみましょう。
オフィスにいる場合の紫外線量は日常紫外線程度なので、3~4時間おきに塗りなおせばいいですね。
9時に出社したとすると、お昼休みに塗りなおすのが調度いいと言えます。
特に日の長い6月~8月頃は、帰宅前にももう一度塗りなおすとさらに安心です。
塗りなおす際はメイクを一旦オフするのが理想的ですが、時間がない場合は、メイクの上から日焼け止め可能な、パウダーやスプレーがおすすめです。
屋外に出る場合は、2時間おきに塗りなおすのが理想です。
SPF値は少なくとも30以上、できたらSPF50程度のものを使用しましょう。
気温が高かったり、蒸し暑かったりして汗をかきそうなら、ウォータープルーフを使います。
ただし、ウォータープルーフの場合も、塗りなおしは忘れずに。
スポーツ観戦をしたり、アウトドアスポーツやプールで泳いだりした後などは、小まめに塗りなおしましょう。
塗りなおしの頻度としては2時間おきが目安ですが、汗や水で日焼け止めが流れたなと感じたら、小まめに塗りなおすのが肝心です。
日焼け止めの種類は、SPF値が50程度と高いものや、ウォータープルールのものが必須。
たとえウォータープルーフでも、油断せずに塗りなおしをしてくださいね。
ここまで、日焼け止めを塗りなおすタイミングについて、お話ししました。
しかし、頻繁に塗りなおしできない時もありますよね。
次に、日焼け止めを長持ちさせるコツについてお話しします。
日焼け止めを長持ちさせるコツは、下の4つです。
1. こすらない
2. 細かい部分はスポンジを使う
3. 頬の上・こめかみは重ね塗り
4. 化粧水をたっぷり
では、順に説明しましょう。
肌が乾燥していると、日焼け止めやUVクリームがきれいにのりません。
日焼け止めを塗る前には、化粧水で肌を十分に潤しておくことが大切です。
頬の上やこめかみは、皮脂や汗で日焼け止めが流れやすい部分です。
また、紫外線を受けてシミの出やすい部分でもあるため、塗りムラの出ないように厚めに重ね塗りをしましょう。
小鼻のワキや目尻などは凹凸があるため、日焼け止めがなじみにくいといえます。
角のあるスポンジで軽くなじませて、細かい部分もしっかりと塗っていきましょう。
汗をかいたり、水に濡れたりした時は、ハンカチや柔らかいタオルでそっと押さえるようにしましょう。
強く拭いたり、手で擦ったりすると、日焼け止めが落ちてしまうので注意が必要です。
最後に、やってはいけないNGな日焼け止めの塗り方をお話しします。
NGな塗り方は、以下の3つです。
(1) 顔を包み込むように塗る
(2) 少ししか使用しない
(3) 外出時しか塗らない
では、順に確認していきましょう。
左右の手のひらに日焼け止めやUVクリームをすりこませて、頬を包み込むような塗り方はNGです。
顔を包み込むようにして塗ると、細かい部分に日焼け止めを塗ることができません。
日焼け止めを塗る際には、両頬、鼻、額、あごの5ヶ所においてから、全体に伸ばしてなじませるようにしましょう。
日焼け止めやUVクリームのべたつきが気になって、少ししか塗らない人がいますが、それもNGです。
日焼け止めには効果的な量があります。
少ないと十分なUV効果を発揮することができません。
購入時の説明書きを参考に、適量を塗るようにしましょう。
外出時だけ日焼け止めを使用するのも、NGです。
紫外線は窓ガラスを通過して、部屋の中にも降り注いでいます。
SPF値の低いものでOKなので、外出時だけでなく、朝起きたら日焼け止めを塗るようにしましょう。
「この記事では、ウォータープルーフの日焼け止めでも塗りなおしが必要?」という疑問からはじまり、日焼け止めの塗りなおしのタイミングや、長持ちさせるコツについてお話ししました。
夏の暑さが増すとともに、紫外線も年々強くなってきています。
家にいる時も注意し、2~3時間おきの塗りなおしが必要なのは、本当に面倒ですよね。
しかし、しっかりと対策をすることで、10年20年たってからの肌が大きく違ってくるといえます。
この夏も万全のUVケアで、美しい素肌をキープしていきましょう。