レジャーが最も楽しい季節と言えば、やっぱり夏!
おしゃれなショートパンツやミニスカート、ノースリーブのワンピースなどをさっそうと着こなしたいですよね。
しかし、露出が増えると目立ってしまうのが体形です。
夏が近づくと、毎年ダイエットに挑戦している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、夏のダイエットを成功させるポイントについて解説します。
特に多くの人が憧れる、美脚になるための脚痩せ対策もご紹介!
今年こそは夏ダイエットを成功させて、すらりと引き締まったスタイルを手に入れましょう。
暑い夏は汗がダラダラと流れていかにも痩せそうなイメージですが、汗は体内の水分を放出して体温を一定に保つもので、脂肪が分解しているわけではありません。
気温の高い夏は、実は痩せにくい季節なのです。
その理由は以下の3つになります。
1. 基礎代謝が下がる
2. 運動量が減る
3. 体が冷えてむくみやすい
では、1つひとつ説明しましょう。
気温の低い冬場は、体温を一定に維持するために体内でエネルギーが消費されるため、基礎代謝がアップします。
ところが夏場は気温が高いので、体温を維持するためのエネルギーが必要ありません。
そのため、夏場は冬に比べて基礎代謝が1割程度下がると言われています。
気温が高いと疲れてエネルギーを消耗しているように感じますが、失われているのは水分です。
脂肪が燃焼しているわけではないので、ダイエットにはつながりません。
暑いとつい外に出る時間が減って、運動量が減少しがちです。
ウォーキングをしたり、買い物に出て歩いたり、階段を使ってダイエットに役立てたりといった努力は、夏にはどうしてもやりにくい人が多いでしょう。
運動量が減ると「摂取エネルギー>消費エネルギー」になってしまい、太りやすくなるといえます。
夏場の自宅やオフィスなどでは、エアコンが効いています。
上半身は調度良い気温になっていても、特に脚元は冷えやすいため、下半身のむくみに悩む人が多いですね。
また、冷たい食べ物や飲み物で内臓が冷えると、代謝が悪くなってむくみにつながります。
以上のような体の冷えによるむくみで、老廃物の排出がうまくいかなくなって、太りやすいといえるでしょう。
ここまで、夏に痩せにくくなる理由についてお話してきました。
では、そんな夏のダイエットを成功させるには、どうすれば良いのでしょうか?
夏のダイエットを成功させるポイントは、下の3つです。
1. 無酸素運動+有酸素運動で代謝アップ
2. 体を冷やさない
3. たんぱく質・ビタミン・ミネラルをたっぷり摂取
では、順に確認していきましょう。
痩せやすい身体を作るには、代謝のアップが欠かせません。
代謝が落ちた状態だと、エネルギーを十分燃焼させることができないからです。
体の中でエネルギーを燃焼させる最大の器官といえば、筋肉ですね。
体内に十分な筋肉があれば、代謝が下がりやすい夏場でも、しっかりとエネルギーを燃焼させることができるでしょう。
筋力をアップさせるには、無酸素運動である「筋トレ」が効果的です。
筋トレで筋力をアップしてエネルギーを燃焼させやすい身体を作り、さらに有酸素運動である「ウォーキング」や「ランニング」で、効率的に脂肪を燃焼させていきましょう。
夏ダイエットで、運動に次いで大きなポイントとなるのは、体を冷やさないことです。
エアコンで身体を冷やし過ぎたり、アイスやジュースなどの冷たいものを取り過ぎたりすると、冷えによって、むくみを招いてしまいます。
身体がむくむと内臓脂肪や皮下脂肪がつきやすくなり、肥満につながるといえるでしょう。
また、夏場は、お風呂もついシャワーで簡単に済ませがちです。
入浴はぬるめのお湯にしっかりと浸かって、身体を芯から温めましょう。
入浴後にストレッチやリンパマッサージを行うと、老廃物の排出や血行の促進に一層効果があります。
ダイエットを成功させるためには、食事も大きなポイントです。
いくら運動をして冷えに気を付けていても、栄養が不足していたり、偏りがあったりすると、十分な効果を発揮することができないからです。
夏はつい冷たいジュースやアイス、喉ごしが良い素麺や冷麺などの麺類を多く取ってしまいがちですが、これらには糖質が多く含まれています。
糖質の代謝には、ビタミンB1が多く必要になりますが、ビタミンB1は体の中で神経機能を正常に保つ役割を担っているのです。
「夏バテ」の原因は、ビタミンB1の不足にあるといえます。
栄養が不足して疲れを感じると、さらに食欲が減退して運動不足になるという悪循環に陥ってしまうでしょう。
夏のダイエットを成功させるためには、ビタミンB1を含む豚肉や卵、魚、大豆製品などを十分とることが大切です。
さらに、筋力をつけるためのたんぱく質や、体の巡りを助けるミネラルをたっぷりととって、バランスの良い食生活を心がけましょう。
次に、夏ダイエットを行う上での注意点についてお話ししましょう。
夏ダイエットを行う上で最も注意しなくてはならないのは、水分不足です。
夏は他の季節と比べて大量の汗をかくため、水分不足におちいりやすいといえます。
ペットボトルや水筒に入れた水を常に携帯し、こまめに水分補給を行いましょう。
暑いと、冷たい水の方が美味しいと感じますが、冷たい水は体を冷やしてしまいます。
できるだけ常温の水をとる方が良いでしょう。
また、スポーツドリンクは体内への吸収が速やかですが、糖分に注意が必要です。
購入時には栄養成分をチェックして、糖質ゼロのものを選ぶようにしましょう。
夏に露出が多くなる部位といえば脚ですが、脚は最もむくみやすくて脂肪も付きやすい部位だといえます。
次に、脚痩せ対策として、美脚を手に入れる方法を紹介しましょう。
脚痩せ対策には、マッサージと筋トレの2つがあります。
まずは、マッサージで脚痩せする方法から紹介しましょう。
マッサージは、お風呂上がりの体が温まった時間に行うと、効果的です。
ボディクリームやベビーオイルなどを塗って、滑りをよくしながら行いましょう。
① 片方の脚のふくらはぎを下から上へ力を入れて揉み解す
② 充分に揉み解したら、手をグーにして、ふくらはぎから膝までを下から上へ力を込めて押し上げる
③ 脚の内側、外側、左右全てを下から上にしっかりと押し流す
④ 膝の裏側を、親指で押し込むように揉む
⑤ 膝から上を脚の付け根に向かって、強く揉み解す
⑥ 手をグーにして、太もも全体を膝から脚の付け根に向かって押し流す
⑦ 太ももの付け根を、親指で押し込むように揉む
⑧ 1~7まで、もう一方の脚も同じように行う
⑨ 仰向けに寝転がり、両脚を上げて壁などに持たせかけて、15分キープする
以上のマッサージで、脚のむくみが取れて、すっきりとしますよ。
毎日行うことで、少しずつ脚が細くなって行きます。
脚痩せ対策の筋トレとして、いつでもどこでもできる「スロースクワット」を紹介します。
スロースクワットなら、運動の苦手な人でも続けることが可能ですよ。
① 両脚を肩幅に開いて、つま先を少し外側に向ける
② 両腕を水平に上げて胸の前で組む
③ 下腹にぐっと力を入れて背筋を伸ばす
④ 背筋を伸ばしたままで息を吐きながら、椅子に腰かけるような感じに腰を落としていく
⑤ 膝がつま先より前に出ないように注意し、太ももが床と平行になるまで腰を落とす
⑥ 息を吸いながら元の姿勢に戻す
⑦ 3~6をゆっくりと10回繰り返す
スクワットは脚痩せに効果的なのはもちろんのこと、全身の筋肉を鍛えることができるため、基礎代謝がアップします。
いつでも気が付いた時に気軽にできるので、ぜひ実践してみてくださいね。
「夏痩せ」という言葉から、夏は痩せやすいようなイメージがありますが、意外なことに太りやすい季節なのです。
基礎代謝の低下で脂肪やむくみがたまりやすい、夏という季節。
さらに、糖質たっぷりのアイスや、お風呂上がりのビールが一番おいしいのも夏に違いありませんね。
生活に運動を取り入れて、体の冷えや食事の偏りに気を付け、夏ダイエットを成功させましょう!