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日焼け対策のやりすぎはNG?!紫外線との付き合い方を知ろう

シミやシワを予防するために、ついついやりすぎてしまう日焼け対策…しかし、紫外線を浴びることは、決してデメリットだけではないんですよ。むしろ適度な日光浴は、私たちの健康に多くのメリットを与えてくれます。
今回は、そんな紫外線との正しい付き合い方についてご紹介。日光浴の知られざる効果をはじめ、正しい取り入れ方も解説していきます。

日焼け対策のやりすぎはNG

一般的に、紫外線を浴びすぎるとシミやシワの原因になるのはもちろん、健康にも悪影響が出てしまうと懸念されています。このことから、「1年中日焼け対策を徹底したい!」と思う女性は少なくありません。

実際に、現代人の多くは日中のほとんどを屋内で過ごし、外出時には日焼け止めの使用を徹底しているという人もたくさんいるようです。

しかし言い換えると、これは常に日の光を防御しているライフスタイルであると言えます。日焼け対策のやりすぎによって、私たちの暮らしに欠かせない『太陽光』を極端に遮断してしまっているのです。

日光の知られざる5つの効果とは?

では、なぜそこまで太陽光が大切だとされているのでしょうか?
それは、日光は美容のみならず、私たちの健康にも欠かせない大切な要素のひとつだからです。こちらの項目で、そんな日光の知られざる5つの効果を確認していきましょう。

骨粗しょう症を予防できる

まず、太陽光を浴びることで体内に豊富なビタミンDが合成されます。このビタミンDはさまざまな働きがあることで知られており、そのうちのひとつがカルシウムの吸収を促進するというもの。
現代の暮らしで不足しがちなカルシウムをしっかり補うことで、骨の強化に役立ち、骨粗しょう症を予防できます。また、歯の劣化を防ぐのにも効果的。
ビタミンDを摂り入れることで、一生使っていく歯や骨を守ることができるのです。

成人病のリスクを軽減

ビタミンDには、糖尿病の原因となるインスリンの低下を助けるのと同時に、分泌を促してくれる効果があります。そして、そのための信号を送る役割を担っているのが、先ほど紹介したカルシウムです。
糖尿病の予防は、高血圧、心疾患などあらゆる成人病のリスクを軽減。さらにここ最近では、認知機能の低下を抑えるのにも有効だと言われています。

アレルギー症状改善

ビタミンDが合成されることで、免疫力の向上にも繋がります。つまりこれは、外部からのウイルスの侵入を防げるということ。
さらに本来から備わっている免疫システムを高める働きもあるため、インフルエンザや感染症予防はもちろん、花粉症などのアレルギー症状の改善も期待できます。

体がポカポカ温まる

日光浴をすると、体がポカポカと温まるのが分かりますよね。これは、太陽光に含まれる赤外線による効果です。併せて軽い運動やストレッチを取り入れることで、脂肪燃焼や血流促進にもなりますよ。
体を温めて基礎代謝を高めることは、美容や健康においてとても大切なこと。『冷えは万病の元』と言われるように、体は常に暖かくして労わりましょう。

うつ病の抑制

雪国である北欧で冬季型うつが問題視されているように、日照時間が短い冬は、気分が落ち込みやすくなると報告されています。さまざまな研究結果はあるものの、ビタミンD不足もその一因です。
誰もが感じたことのあるように、数日続いた雨が上がり晴れ間が見えると、なんだか気持ちが爽やかになるもの。日光と私たちの心は、思った以上に密接に繋がっているのです。

紫外線との上手な付き合い方

具体的な日光浴のポイントや注意点を知っておくことで、極端な対策や日焼けを回避しつつ、紫外線と上手に付き合えるようになるはずです。こちらでは、どのくらい、どの頻度で、いつ太陽光を浴びるべきかを詳しく解説してきます。

適度な日光照射時間は15分〜30分

いくら健康に役立つからと言って、紫外線の浴びすぎには注意が必要です。日光浴の際は適度な日光照射時間を守りましょう。
紫外線の量は季節や時間帯によって変動しますが、基本的には週に3回、15分〜30分程度が最適と言われています。日差しの強い地域や夏場であれば、1日15分だけでも十分に効果が期待できますよ。

時間帯は、朝〜午前中の間がベスト

日光浴をするのにベストな時間帯は、比較的日差しが穏やかな朝〜午前中とされています。特に朝に日光浴をすることで、体内時計が正常に整うのはもちろん、幸せホルモンであるセロトニンの分泌も促されておすすめです。
日の光で起きられるようカーテンを薄手にしたり、起きたらまずは日の光を浴びたりと、ライフスタイルにあった習慣を取り入れてみるのも良いですね。

手のひら日光浴のすすめ

顔や腕の日焼けが気になる方には、手のひら日光浴がおすすめです。手のひら日光浴とはその名の通り、手のひらを上に向けて日の光を当てる方法のこと。手のひらは他の部位よりもメラニン色素が少ないため、日焼けのリスクを軽減できるんです。

肌の弱い人は軽めの日光浴でOK

私たちがそれぞれ属する肌タイプには、強い紫外線に耐えられる普通肌もあれば、バリア機能が低く刺激を受けやすい敏感肌もあります。そのため、すべての人が同じ量の紫外線を受けきれるわけではありません。
敏感肌さんだけでなく、乾燥肌、アレルギー肌さんは、できるだけ軽めの日光浴を心がけましょう。無理をして紫外線を多く浴びすぎると、シミやシワの原因になるだけでなく、細胞のDNAを傷つけてしまう可能もあります。

紫外線の量と日焼け止めの性能を意識した対策を

日頃の日焼け対策では、時間や場所によって異なる紫外線の’’量’’と’’日焼け止めの性能’’に注目してみましょう。最後に、肌を労わりながら紫外線の浴びすぎを防止できる日焼け対策のコツをご紹介します。

日焼け止めはシーンごとに変える

必要以上にSPFの高い日焼け止めを使用すると、かえって肌を刺激してしまう恐れがあります。シーンごとに日焼け止めを変えるだけで、肌への負担を軽減することができますよ。
例えば自宅で過ごす日はSPF15を目安に、外出する際はSPF30程度のもので十分です。それ以上のSPF50は、ビーチやアクティビティなど特定の日だけの使用をおすすめします。

ウォータープルーフ機能のないものが基本

洗顔時の刺激を軽減するためにも、日焼け止めはできるだけ簡単に落とせるものが良いでしょう。ウォータープルーフ機能のついているものは専用のクレンジングが必要になってしまうため、極力避けるのがベターです。

UVカット機能の上に日焼け止めを重ねない

UVカット機能つきの下地と日焼け止めを重ねても、効果が強まるわけではありません。つまり、SPF30の下地にSPF30の日焼け止めを重ねても、結果はSPF30のままなのです。
むしろ重ね塗りはメイク崩れやムラの原因になってしまうため、メイクの際は使うアイテムをどちらかに絞るよう意識してみてください。

程よく日光を浴びて、健康的な生活を

美容はもちろん健康的な暮らしを長く続けるためにも、程よい日光浴でビタミンDを合成するのがとても大切です。外に出るのが面倒な日は、カーテンを全開にして少し昼寝をしたり、窓辺で読書をしたりするだけでもOK。
そんなちょっとしたリラックスタイムは、日々の健康や美容をサポートするだけでなく、心にも余裕を与えてくれますよ。引き続き正しい日焼け対策を行いつつ、ぜひ今日からできることを始めてみてくださいね!

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