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顔がむくむのってなぜ?原因と朝すぐできる解消法をご紹介

朝起きて鏡を見ると、パンパンにむくんだ顔….こんな日は、かなり気分が下がってしまいますよね。良い1日のスタートを切るためには、できるだけ早くむくみを解消したいところです。
そこで今回は、むくみの原因を知った上で、朝すぐにできる解消方法を徹底解説。併せて、むくみを予防するための生活習慣も詳しくご紹介していきます。

顔がむくむ原因とは?

むくみの原因のほとんどは病気ではなく、生活習慣や体質によるものだとされています。
ではまず、どんな習慣がむくみを招いているのか、自身のライフスタイルと向き合いながら確認していきましょう。

アルコールの摂りすぎ

アルコールには強い利尿作用があるため、お酒を飲むと体内の水分が尿になって排出されます。すると体は脱水症状を起こさないようにするため、水分を保とうと働くのです。
そしてこの時、血管内に保たれていた水分の一部が漏れ出して体へ巡り、顔がむくむ原因になります。

塩分の摂りすぎ

1度の食事で塩分を摂りすぎてしまうと、体内の塩分濃度のバランスが崩れてしまいます。体はこれを一定に保とうと働くため、余計な水分をどんどんと溜め込んでしまうのです。

また、単に口のしょっぱさを軽減するために水分を多く摂取してしまうのも一因として考えられます。お酒を飲んだ次の日にむくみやすくなるのは、アルコールだけでなく塩分の多い食事も原因のひとつなのです。

血行不良

冷え症に悩まされる女性は、血行不良が原因でむくみにも悩まされることが多い傾向にあります。特に立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事をしている方、運動不足の方、お風呂をシャワーで済ませている方(湯船に浸からない)は要注意。体を温める習慣がない限り、日頃から血行が悪い状態が続いてしまっています。

生理前後・産後

まず生理前は、プロゲステロンという女性ホルモンの影響で、水分を体内に溜め込みやすくなります。さらにこのホルモンは、生理後に体温を下げる作用もあるので、人によっては血流の促進を妨げてしまうことも。

また、産後の場合は、体内の水分バランスやホルモンバランスの変化によりむくみやすくなります。加えて出産や育児による疲労や睡眠不足で、なかなかむくみが解消されないことも原因のひとつです。

【即効】朝できる!顔のむくみ解消法

では次に、忙しい朝でもできる簡単な顔のむくみ解消法をご紹介していきます。
理想は全部セットで行えると良いのですが、時間がない時はマッサージとツボ押しだけでも十分効果を期待できますよ。

フェイスマッサージとツボ押し

肌を擦らないよう注意しながら、クリームや保湿剤の滑りを利用して顔をマッサージしていきます。特に目の周りは皮膚が薄いので、強く押しすぎないよう注意しましょう。

<鎖骨のマッサージ>
  1.  鎖骨のくぼみに指を置く
  2.  3箇所くらいに分け、痛気持ちいいくらいの力でグッと押す
  3.  それぞれの箇所を5回ほど押したら、ツボ押しは完了
  4.  仕上げに、耳から鎖骨へかけて首のリンパを優しく流す
<目元のマッサージ>
  1.  人差し指をフックのように曲げ、目頭のくぼみを5秒ほど押す
  2.  目の下のくぼみを優しく押す
  3.  中指の腹で、目の周りを数周優しくさする
<フェイスラインのマッサージ>
  1.  指の腹2〜3本で、小鼻から耳に向かって軽く押し流す
  2.  少しずつ下に指をずらし、最後は顎から耳にかけてマッサージする

基本は、この3つのマッサージとツボ押しを丁寧に行えばOKです。むくみがちなメイク前や寝起きなどにパパッと行うことで、血色感もUPしますよ。

冷温洗顔やタオルで血行促進

冷たい水と温かいお湯で交互に洗顔をすることで、血管の動きが活発になり血行促進につながります。リンパの流れが良くなるため、腫れぼったいまぶたやフェイスラインもスッキリするのがわかるはず。

洗顔の代わりに、45度くらいのお湯に浸して絞ったホットタオルと冷水に浸して絞ったタオルを交互にのせるのもおすすめです。終わった後はすぐに保湿をして、肌を労るよう心がけてくださいね。

首回りをしっかりほぐす

マッサージのついでに首回りをしっかりほぐすことで、よりスムーズな血流の流れをサポートできます。

  1.  イスに座り、両ひじを身体の後ろでつかむ
  2.  首を左右に10秒ずつ傾ける
  3.  3セットほど繰り返す

肩甲骨周りの筋肉が凝り固まることで、顔のむくみにも繋がってしまいます。朝に限らず、肩こりがひどい方はぜひ習慣的に取り入れてみましょう。

顔のむくみを予防する方法

最後に、顔のむくみを予防するための方法と、日頃から注意しておきたい点を解説していきます。健康的な生活習慣で、むくみを未然に防ぎましょう。

お酒や味の濃いものは控える

味の濃い外食や度数の強いアルコール類は避け、できるだけ栄養バランスを考えた食生活を心がけてください。自炊をする際も、醤油や塩に頼りすぎず、旨味やスパイスを上手に活用できると良いですね。
アルコールに関しては、飲み過ぎに気をつけるのはもちろん、飲んだらそれと同量の水を飲むよう意識してみてください。飲み会や晩酌時のちょっとした工夫がむくみ改善に繋がりますよ。

カリウムを積極的に摂る

食事では、体内の水分量を調節する働きのある『カリウム』を積極的に摂ることが推奨されています。塩分を多めに摂ってしまった翌日の献立には、カリウムが豊富に含まれている以下の食材を使ってみてください。

  • 果物;りんご、バナナ、キウイ、メロン、アボガド
  • 野菜;スイカ、ほうれん草、いも類、小松菜
  • 大豆製品;味噌、納豆
  • 海藻類;わかめ、ひじき
  • ナッツ類;くるみ、アーモンド

ただ、カリウムには水に溶けやすいという特徴があります。そのため、煮たり蒸したりなど、調理方法によっては成分が溶けてしまうこともあるのです。効率の良い摂取を叶えるには、できるだけ生のまま食べられる食材を選ぶのが良いでしょう。

漢方を飲む

体内の水分代謝促進をサポートしてくれる漢方薬を飲むことで、むくみが改善されることもあります。具体的には、以下のような漢方がおすすめです。

  • 五苓散(ごれいさん)
  • 当帰芍薬散(とうきくやくさん)
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

また、サプリに関しても、主に体内の水分バランスを整える役割のある生薬由来のものや漢方処方のものが一般的。
正確な診断やカウンセリングが必要な方は、一度病院や専門医を尋ねてみましょう。

むくみが治らない場合は、早めに医療機関へ

冒頭でも解説したように、むくみの原因は、基本的に生活習慣であることがほとんどです。朝のむくみが半日で治る場合はもちろん、夕方のむくみが翌朝にはよくなるという場合は、あまり心配いりません。

しかし、痛みを伴うむくみや片足だけのむくみ、治りが悪いむくみには要注意。そのような症状が出た際には、腎臓や心臓、肝臓などの病気が疑われます。
簡単なセルフチェックの方法としては、体を指で押すと跡がつくように凹むのが特徴。ひどいむくみに悩まされている方は定期的に様子を見つつ、場合によっては速やかに医療機関を受診してください。

むくみを改善してスッキリ小顔に

即効性のあるマッサージを行うのはもちろん、慢性的なむくみを改善するには、何より日頃の生活習慣を見直すのがいちばん大切です。
十分な睡眠をとったりバランスの良い食生活を心がけたり…これらは、むくみだけでなくさまざまな症状の改善に繋がるはず。ぜひできることからはじめて、健康的にスッキリとした小顔を手に入れましょう。

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