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実は太ってしまう危険性もある! ゼロカロリーお菓子は本当に太らない?

ダイエットしているのに、おやつが止められない、甘いものを欲してしまう、といったお悩みをよく聞きます。そんな時、カロリー0のお菓子なら食べていいと思っていませんか? “カロリーゼロ”の安心感から、すでに過剰摂取している方もいるかもしれませんね。
でも「カロリーゼロ」と表記してあっても、実際は0ではないことや、ゼロカロリーや低カロリーお菓子に使われる人工甘味料が、肥満に関わっていることをご存じでない方も多いでしょう。
そんな0カロリーお菓子の知られざる一面をお伝えしながら、健康的ダイエットについても考えていきます。

「カロリー0」や「低カロリー」表示でも、実際はそうじゃない!

たくさん食べても太らないと思わせる0カロリーお菓子。でもゼロカロリーの表記をそのまま信用してしまうのは、ちょっと危険です。
日本の栄養表示基準では、食品100g、飲料100mlあたりに含まれる栄養素が5kcal未満ならば、「ゼロカロリー」と表記しても良いことになっています。
0カロリーなのに、成分表示を見ると炭水化物や糖質などが5kcalと書いてある場合がありますが、それはこのような理由によるものだったのです。
さらに食品100gあたり40kcal以下なら「カロリーオフ」や「低カロリー」と表記できると決められています。

ダイエットのつもりが、脂肪を溜めていた!

つまり“カロリー0”と書かれていても、過剰摂取してしまったら糖質や脂質、炭水化物など総カロリーが重なり、太っていくことになるのです!
自分ではダイエットをしているつもりが、実は脂肪を溜めこんでいたなんてショックですよね。
また0カロリー食品は体への影響も大きく、必要な栄養が不足し本来の機能も低下。代謝が下がり熱を生み出せず、体は冷えてしまいます。
その冷えから守るため脂肪を蓄えることになり、いつまでも痩せられない…
という悪循環に陥ってしまうのです。

0カロリーお菓子なら太らないは本当?

コンビニやスーパー、通販などで売られている「カロリーゼロ」お菓子や飲料は、必ずと言っていいほど人工甘味料が含まれています。
甘みが強く少しの使用で済むため、カロリーは抑えられますが、怖い“副作用”もあります。

「カロリーゼロ・糖質オフ」を避けた方がいい理由

ダイエットでつい頼りたくなる「カロリーゼロ」「糖質オフ」のお菓子に潜むリスクを見ていきましょう。
カロリー0や糖質オフといったお菓子には、ほとんどアスパルテーム、サッカリン、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの人工甘味料が使われています。
これらは砂糖の200倍から700倍もの甘みがあり、依存性があります。
過剰摂取することで、さらに甘いものやジャンクフードを欲する作用があり、またセトロニンというホルモン分泌を抑えて満腹感を妨げるので、食べ過ぎを助長します。
腸内細菌のバランスも壊すなど体への悪影響を考えると、本来は避けたい食べ物です。

人工甘味料が食欲増進させ、太りやすくする!

空腹感が増す、中毒性があり食べ過ぎて、かえって太るといわれているのが人工甘味料。これは人口甘味料に「ホルモンに悪い作用がある」「味覚を鈍化させる」「依存性がある」からです。この肥満につながる3つの作用についてみていきましょう。

1 ホルモンに作用し脂肪を蓄える

人工甘味料は、肥満ホルモンともいわれるインスリンの分泌を増やします。インスリンは血糖値を下げますが、余分なインスリンはブドウ糖を脂肪に変えていきます。
人工甘味料は砂糖より血糖値の上昇ピークが高く、従ってインスリンの分泌も増えるので、ブドウ糖を脂肪に変え溜め込む量も多くなるというわけです。

2 味覚を狂わせる

人工甘味料の甘みは砂糖の200〜700倍、驚くことに、新しい人工甘味料ネオテームは、約7000〜1万3000倍ともいわれます。
そんな人工甘味料の過剰摂取は甘味の感覚を鈍らせます。次第に甘さを感じなくなるため、食べる量や使用料が増えていき、カロリーの摂り過ぎで肥満になります。

3 依存性はコカイン以上?

人工甘味料が、脳内ドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与えて、依存症や中毒性があることもわかってきました。
ダイエット・ソーダを飲み始めたら、毎日飲まないといられなくなった。という話も良く聞きますが、これが「甘み依存症」でアルコールや麻薬などと同じ作用が働いています。
特にサッカリンは、コカインを上回る依存性を持つともいわれ、驚くばかりです。
このため体重が減らないばかりか、誰かに指摘されるまで全く気づかないといった怖さがあります。

健康的ダイエットのために! 安心して食べられるスイーツは?

ダイエットを成功させたいなら、基本は自然のものを食べること! 野菜や肉・魚、大豆製品、穀類などをバランス良く摂り、運動を取り入れた健康的なダイエットを行いましょう。
0カロリーお菓子で空腹を満たすことは、絶対におすすめできません。
できれば天然原料から作られているスイーツを探してみてください。
また、お菓子に入っている「果糖ブドウ糖液糖」も、脂肪を増やす糖といわれています。買う際に食品表示を見ることを徹底して、入っていたらとりあえずやめましょう。

買うなら天然原料から作られたお菓子

人工甘味料の怖さが知られるようになって、注目されているのが天然成分からつくったダイエット甘味料です! ラカンカ抽出物やソーマチンなど天然のダイエット甘味料を使用したスイーツも誕生しています。
例えば「遠藤製餡」のゼロカロリーの「チョコようかん」や「よもぎもち」などがそれで、ダイエットだけではなく、糖尿病の患者さんへの食事に活用されているそうです!

高カカオやクルミにスイッチ!
ドライフルーツは注意!

ダイエット中や疲れを感じた時、何か口に入れたいと思ったら、抗酸化物質を含む高カカオチョコレートやココア、クルミにしてみましょう。
ナッツ類は植物性の油なので、血糖値を上げにくいというメリットもありますし、脳に疲労物質が蓄積するのを防ぎ、間食による過剰摂取を抑えられます。
自然な健康食品と思われがちなドライフルーツは、高カロリーで砂糖をそのまま食べているようなものなので、摂取量に要注意です。

キウイやパイナップル、おからで手作り
砂糖なし添加物なしのスイーツ

砂糖を使わない、安心なスイーツは、素材にもこだわれる手作りがおすすめです。
カットしたキウイと塩少々、はちみつを入れた袋を手で揉み、炭酸水を注ぐだけで完成するドリンクはいかがですか?
キウイは水溶性食物繊維が豊富で腸で善玉菌を増やし、お通じ改善も期待できます。
またパイナップルと甘酒をミキサーにかけるだけの簡単ドリンクも、ビタミンやアミノ酸、酵素が豊富でおすすめです。
罪悪感のないお菓子としては、潰したバナナと刻んだプルーンやくるみ、おからパウダーやオートミールを適量入れて混ぜ、ボール状に丸め冷蔵庫で30分冷やすだけの、焼かないスイーツをどうぞ。
仕上げにココナツパウダーをまぶせば、おしゃれなヘルシーお菓子の出来上がり!
食物繊維や良質なたんぱく質、ビタミンB群、カルシウムも含まれ、ダイエットに、健康や美容にも嬉しい食品です。
砂糖なし、グルテンなし、添加物なしのスイーツは、ダイエット中にもぴったりですよ!

まとめ

太らないと思って食べていたゼロカロリー菓子には、太る要素や怖い依存性があって、できるだけ避けるべき理由についてお伝えしてきました。
健康的なダイエットには、運動と自然食材からなるバランスの取れた食事は不可欠です。
ただし、いくら体に良い食事も食べ過ぎはNG。そしてどうしてもお菓子類が食べたい時は、脂肪が溜まりにくい14~16時にすること。また間食は1日の摂取カロリーの1割を目安にするなど、細かいですがこうした点も気をつけてみることをおすすめします。

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