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お肌の水分量を増やすには? うるおう秘訣は肌内部の保水力にあり!

秋のはじめは、夏の紫外線ダメージが小ジワやシミ、くすみ、たるみなど…エイジングサインとなって現れてきます。
ターンオーバーが乱れて肌がゴワゴワ。そんな柔らかさを失った肌に必要なのが水分。スキンケアで保湿が欠かせないというのは、今や常識といっていいですよね。
では、保湿力の高い化粧水を使うだけで水分補給できるのかというと、皮膚の内側の細胞が乾燥している場合、それだけでは改善につながらないことが多いのです!
ポイントは、“肌内部の水分量を満たす”ための丁寧なお手入れ。
秋に老化を進ませないために、肌内部で保水力を上げるスキンケア法をご紹介したいと思います。

肌内部の水分量をキープするのは、美肌の基本

乾燥は、ターンオーバーを乱して、シミやくすんだ老け顔を加速させかねません。乾燥肌を改善するために、この時期の水分不足の原因も含めて考えていきましょう。

肌の水分量を下げる3つの原因

1 角質が厚く浸透しない

夏の紫外線を受けた肌は、肌表面の日焼け、シミ・ソバカスのみならず、奥の真皮層で水分量が低下している可能性が高いといえます。
それは紫外線が侵入しないよう肌が働いて、角質を厚くしてしまうからです。角質が厚くなると保湿しても浸透せずに、肌表面で蒸発していくだけなのです。

 

2 紫外線で肌力が弱まっている

紫外線はバリア機能や、ターンオーバーの周期など肌の機能を低下させます。これも肌の水分量低下につながります。
また加齢によって筋肉や内臓が衰え、体そのものの水分量が減ってしまうことも肌力の弱まる原因になります。

 

3 こすり過ぎで角質が薄い

角質は厚いのもダメですが、薄くなり過ぎもいけません。夏のクレンジングや洗顔、メイクにマスク生活の継続で、肌をこする機会は想像以上に多いといえます。
こすり過ぎで必要な角質まで奪われて角質層が薄いと、水分を溜めておくことが難しい肌になってしまうのです。

保水力を上げて! 肌の水分量を増やすスキンケアを

乾燥肌やハリ弾力のなさ、シミなどのトラブルを避けるためには、肌の真皮層で保水力を上げることが大切です。
なぜなら真皮層の肌細胞の間で水分を抱き込む力があれば、水分量は保たれ肌のバリア機能も正常に働くことができるからです。
肌の内部で水分保持力が低下している肌は、どれだけ高保湿の化粧水を与えても蒸発し乾いてしまいます。

皮脂膜が水分量をキープしてくれる

秋になって肌がガサガサすると、乾燥肌はとにかく保湿しなくてはと化粧水ばかりに意識が行きがちです。
でも、肌の水分量を上げるためには水分だけでなく、皮脂も大事ということは意外と知られていないのではないでしょうか。
水をそのまま放置すると自然に蒸発していくように、肌でも同じことが起こります。
肌には、皮脂と汗が混ざり合ってできる「皮脂膜」があり、これは天然のクリームとも呼ばれています。
そのクリームで肌にしっかり蓋をして、肌内部で水分の蒸発するのを抑えて保水力を高めているのです。水分量をキープするためには、ある程度の油分も必要になるというわけですね。

お肌の水分量を増やすのは、丁寧なスキンケア

水分を与えることと、内部でその水分をとどめておくことを考えた、きめ細かなスキンケアをしてみませんか?
それは夏疲れした肌をいたわり、癒してあげるケア。これまでより少し手間をかけることで、肌の水分量は劇的に上がっていきますよ。

美肌作りに欠かせない! 肌の水分量を上げる8つのポイント

水分量アップのために、どのようなスキンケアをするべきなのか、肌を美しく保つための秘訣をご紹介します。

1 クレンジングに必要以上時間をかけない

クレンジングに時間をかけすぎると、肌本来の皮脂や保湿成分が奪われ、乾燥肌の原因になります。クレンジング剤を肌に乗せたら1分以内に終わるように。
おでこ、頬などパーツごとに、指の腹で円を描きながらなじませます。また秋になると汗や皮脂の量も減ってくるので、ミルクタイプなど優しいものを選びましょう。

2 洗顔でも皮脂を落としすぎない

ゴシゴシ顔をこすると皮脂を必要以上に落として、水分量が減る原因になります。洗顔は、泡をたっぷり立てる、こすらない、水に近いぬるま湯ですすぐことを意識しましょう。
また顔にシャワーを当てて泡を流すのは、基本NG。水圧が刺激になってしまいます。また乾燥肌の方は、洗顔料を使うのは夜だけでもいいでしょう。

3 洗顔後3分以内に保湿する

お風呂から上がって保湿する前に着替えたり、髪を乾かしたりしていると、その間にどんどん角質層の水分は蒸発しています。
洗顔後やお風呂上りの3分以内には化粧水や美容液をすませ、保湿完了するようにしてください。水分量を保つためにはスピードも大事です。

4 セラミドなど高保湿成分を

肌が乾燥するということは、肌奥の角質層で水分と保水力が足りない、ということです。
角質層に潤いを補うには、セラミド、コラーゲン、プラセンタエキス、ヒアルロン酸、グリセリン、大豆レシチンなど高保湿成分配合の化粧品を選んでみて下さい。
特にセラミドは細胞間脂質といい、細胞の間を埋めている成分で、水分を抱き込み保水する力があります。

5 こすらず、塗り込まず

美容成分を肌に与える際には、決して肌に負担をかけないように。「こすらない」「塗り込まない」「なで回さない」はお手入れで意識しておきたい点です。
ゴシゴシこするのではなく、軽く肌を押さえるように、何回かに分けてなじませる感覚でやってみましょう。

6 コットンパックも効果的

肌のかさつきが目立ってきたら、化粧水を浸したコットンでパックしてみるのもおすすめです。コットンを水で濡らし軽く絞り、化粧水をたっぷり浸み込ませ5枚に割きます。
これをおでこ、両頬、鼻、顎の5カ所に乗せて2~3分置いて取り除き、乳液かクリームを塗りましょう。目元にも乗せてみても気持ちいいですよ。

7 化粧水+乳液か美容クリーム

化粧水の効果を出すためには、量が足りないと配合成分の力を発揮できません。
そしてせっかく保湿効果の高い化粧水も、蓋をしなければ蒸発してしまうので、乳液やクリームは省かずにすることは重要です。
乾燥肌がひどい場合には、化粧直し時にも化粧水と乳液をつけるようにしてみてください。

8 フェイスマッサージで血行を促す

週に1~2回フェイスマッサージを取り入れましょう。血行が良くなると肌が柔らかくなるので、化粧品の美容成分が入りやすくなります。
オイルかクリームでフェイスラインを下から上へ、内から外へなでるようにするくらいでも十分です。また耳を引っ張るのもリンパの流れを良くして効果的ですよ。
強くこするとシワたるみの原因になるので、肌をさする程度に行いましょう。

乾燥肌には、ひと手間をかけたスキンケア

肌の水分量を上げるためには、毎日するお手入れの質がとても大事になってきます。高価な化粧品を揃えるというより、ちょっと手間をかけたスキンケアを心がける方が効果もあがります。
今はごわついている乾燥肌も、毎日丁寧なケアを行っていけば肌は必ず応えてくれます。
今日のスキンケアが、5年10年後の肌につながっていくと思って、しっかりケアしていきましょう!

まとめ

肌の奥で水分が不足している秋の乾燥肌には、ただ保湿をすればよいというわけではないということをお伝えしてきました。
手間をかけて成分が浸透していく土台作りをした上で、高保湿の化粧水や美容クリームの力が生きてきます。
また乾燥肌は、ホルモンバランスの崩れや体内での水分不足からも起こります。温かい飲料をこまめに摂り、体の内も潤わせましょう。
肌のうるおいに欠かせないセラミドの材料になる青魚、アマニオイル、エゴマ油や、緑黄色野菜やナッツ類も、肌の水分量を増やすために積極的に補給するといいですよ。

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