秋は美味しい物がたくさんあって、食いしん坊さんにはたまらない季節ですね。
でもその反面、気になるのがダイエットです。
秋野菜はダイエットに良さそうなものが多いけれど、どんな野菜がダイエットには効果的なのでしょうか?
この記事では、秋になるとなぜ太ってしまうのかという素朴な疑問にお答えし、ダイエットにおすすめの秋野菜と、ダイエット中には避けたい食べ物を紹介します。
秋にダイエットをする注意点についてもお話しするので、食欲の秋に負けずにダイエットを成功させたい方はぜひ参考にしてください!
「食欲の秋」などとも言われますが、そもそも、なぜ秋になると太ってしまうのでしょう?
その理由は、大きく分けて3つあります。
1. 夏バテで栄養不足になった反動
2. 冬に備えて脂肪を蓄える
3. 血行が悪くなって代謝が落ちる
それぞれ、お話しして行きましょう。
秋に太る理由としてまず挙げられるのは、夏の栄養不足でしょう。
真夏に夏バテで食欲がなくなったり、アイスや冷たい飲み物ばかりとったりして、栄養が足りなくなった分を、体が補おうとするため、太りやすくなるといえます。
冬になると作物が減るため、人間も他の動物と同じように、秋の間に脂肪を蓄えようとする働きがあると言われています。
現代の人間は冬のために脂肪を蓄える必要はないのですが、身体の方は冬になると食べ物にありつけなくなると、記憶しているのですね。
秋は夏から冬へと季節が移り替わる時期で、気温や天候が不安定になりがちです。
そのため、血行が悪くなったり代謝が落ちたりしやすい傾向になります。
血行が悪くなると、体内に老廃物や水分がたまって、むくみやすくなります。
また、代謝が落ちることで運動をしても脂肪が燃焼しにくく、ダイエット効果が出にくくなるといえるでしょう。
前章では、秋に太りやすくなる理由についてお話ししました。
そんな秋にダイエットを行うには、繊維質やビタミンが豊富な秋野菜を食べるのがおすすめです。
ダイエットにおすすめの秋野菜には、以下の3種があります。
1. キノコ類
2. 根野菜
3. その他の秋野菜
では、順に見ていきましょう。
低カロリーで食物繊維が豊富な秋野菜といえば、キノコ類ですね!
スーパーなどで価格が安定しているのも魅力の1つです。
下は、代表的なキノコ類の名称と、ダイエット効果です。
野菜名 | ダイエット効果 |
---|---|
まいたけ | ビタミンB1が特に豊富! 糖質の代謝をアップする効果があります。 |
エノキダケ | 生活習慣病に効果的なキノコキトサン含有率がトップ! コレステロールを低下させてダイエットに◎ |
きくらげ | ビタミンDや食物繊維がダントツ! 便秘や貧血予防に効果大。 |
マッシュルーム | 不溶性食物繊維を特に多く含みます。 老廃物を排出しやすくなり、デトックス効果が期待できます。 |
しめじ | 肝臓の働きを助けるオルニチンを豊富に含みます。 代謝が活発になるので、脂肪の分解を促進! |
ひらたけ | エノキダケに次いで、キノコキトサンを豊富に含みます。 血液をサラサラにして、ニキビや吹き出物を解消する効果も。 |
秋は根野菜が豊富に出回る季節です。
土の中で成長する根野菜は、食物繊維が豊富で血糖値の上昇を抑える効果があり、脂肪の燃を促します。
下は、秋にとれる主な根野菜と、ダイエット効果です。
野菜名 | ダイエット効果 |
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ごぼう | アミノ酸を豊富に含み、成長ホルモンを分泌させます。 代謝をアップして、ダイエットに効果的です。 |
にんじん | ペクチンを豊富に含むにんじんは、悪玉コレステロールを下げて、肥満を解消する効果が期待できます。 ただし、若干糖質が高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。 |
サツマイモ | カリウムを多く含むため、余分な水分や塩分を排出する働きをもちます。 むくみを解消して、すっきり痩せ体質に。 ただし、糖質が高いので食べ過ぎには要注意です。 |
たけのこ | 食物繊維が豊富なたけのこには、便秘解消効果があります。 余分な資質や糖質を体外に排出するので、ダイエット効果も期待できます。 |
らっきょう | 水溶性食物繊維が豊富ならっきょうは、ダイエット効果の高い食品です。 腸内環境を改善するとともに、血液をサラサラにする効果も期待できます。 |
葉野菜や豆類、瓜科の野菜などの秋野菜にも、ダイエット効果があります。
下は、その他の秋野菜と、そのダイエット効果です。
野菜名 | ダイエット効果 |
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春菊 | βカロテンを豊富に含む春菊は、アンチエイジングや生活習慣病の予防に効果があります。 カロリーが低い上にデトックス効果もあり、ダイエットには欠かせない食材です。 |
水菜 | 食感がしっかりしているため、低カロリーなのに満腹感があります。 抗酸化作用が強く、美肌作りにも効果が期待できるでしょう。 |
小松菜 | ビタミンB群が豊富な小松菜は、糖質の代謝を促す作用を持ちます。 血糖値の上昇を抑えることでも、ダイエットに効果的です。 |
チンゲンサイ | チンゲンサイは低カロリーで低糖質。 カリウムが豊富なので、むくみを解消する効果があります。 |
いんげん | いんげんはビタミンが豊富で、特にビタミンB群を多く含みます。 糖質の代謝を促進し、疲労回復効果も◎ |
なす | カロリーや糖質が低めのなすは、カリウムが豊富な食品です。 余分な水分を体外に排出する、デトックス効果が期待できます。 |
かぼちゃ | 食物繊維が豊富なかぼちゃは、便秘解消効果があります。 また、抗酸化作用が強いので、血流を促進して美肌効果も◎ ただし、カロリーが高めなので、食べ過ぎには注意が必要。 |
ここまで、ダイエットに効果的な秋野菜を種類別に紹介しました。
次に、ダイエット中には避けたい食べ物について、お話しします。
下は、ダイエット中に避けたい食品の一覧です。
カップ麺は脂分や塩分が多いため、むくみや脂肪の蓄積を招きやすく、ダイエットにはオススメできません。
油を使ったスナック菓子や糖質を含むジュースも、体に脂肪を蓄積する原因になります。
マーガリンやショートニング、ソーセージなどには食品添加物が多く含まれており、分解するために体に負担がかかります。
ダイエット中に限らず、避けた方が良いといえるでしょう。
糖質の多い野菜や果物類は、適度にとる分には大丈夫です。
ただし、とりすぎると血糖値の急上昇につながるおそれがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
最後に、秋ダイエットの注意点について、お話しします。
冒頭でもお伝えしたように、秋になると自然と食欲がわいてきますね。
そんな食欲の秋に注意したいのは、体がエネルギーを必要としていないのに、美味しそうな食べ物を見たり、匂いをかいだりすることで刺激されて、つい余計に食べてしまうことです。
テレビや雑誌のグルメ特集に刺激されたり、レストランから漂う良い匂いにつられたりしてはいないでしょうか?
秋は特に、そんな「ニセモノの食欲」に惑わされやすい季節です。
つい手が出そうになった時は「本当に今、お腹が空いているのかな?」と、自分自身に問いかけて、立ち止まることが肝心だといえます。
いかがでしたでしょうか?
秋は栄養満点な低カロリー野菜が、たくさん出回るシーズンです。
記事中で紹介したように、秋野菜をたっぷり食べて秋ダイエットを成功に導きましょう!
ただし、記事中でお話ししたような、ダイエットに向かない食品には、要注意です。
ニセの食欲にも注意して、美しく健康的なスタイルを手に入れてくださいね。