fbpx

11月は1年で最も肩が凝りやすい? その症状、気圧が関係しているかも!?

肩こりや片頭痛、落ち込んだり妙にイライラしたり。病気とまではいかないけれど、このような不調に悩まされる女性は多くいらっしゃいます。
こういった不調は、季節の変わり目や生活習慣、ストレスなどから起こりますが、実は気圧の変化にも関係があります。
あまり知られていないことですが、11月は一年で最も気圧が高まる時期で、そしてそれが肩を凝りやすくしているといわれているのです。
これから、高気圧に覆われた秋晴れが肩こりに及ぼす意外な影響をお伝えするとともに、凝りの解消法をお伝えしていきます。

気圧が高いことが肩こりに影響?

11月は肩こりが増すというデータがあることをご存知ですか?
1年の中で最も肩が凝りやすいのは11月といわれる理由には、この時期、気圧が高まるということが影響しています。
東京で観測した月平均の気圧は7月が最も低く、9月から10月に上がっていき11月でピークになるそうです。
でもそれが肩こりにどう関係するのか。気温の低下や衣服の重ね着で血流が悪くなるという理由ならわかるけど…、気圧?と思われる方も多いでしょう。

気圧とは何か

寒いと腰が痛み、天気が悪いと頭痛がしたり関節が痛んだり、こうした症状は気温や湿度のほか気圧からも影響を受けています。
気圧とは、大気による圧力のことで、地熱や偏西風など様々な自然環境によって気圧に高低差が生まれます。
基本的に高気圧に覆われると晴れ、低気圧では曇りや雨、雪、台風になります。
そして低気圧は「軽い空気」、高気圧は「重い空気」を形成しますが、肩こり、耳鳴り、めまいなどは、この気圧の高低に関連するのです。

気圧が高いと交感神経が緊張する

北里大の伊藤剛准教授によると、気圧が高いと交感神経が緊張するため血管が収縮し、血流が低下するといいます。
血行が悪い状態で筋肉を使うと、老廃物が溜まりやすく凝りの原因になりやすいのです。
また11月に入ると気温も急に下がってきます。
この気温の変化も交感神経を緊張させやすく、さらに秋冬物の服で筋肉の負担が増えるといえます。

気圧と自律神経の関係

普段、体は外からの気温や気圧の変化に対して、血液中の酸素や血圧、体温などを一定に保つ機能が働いています。この働きをしているのが自律神経です。
しかし、急に気圧が高まることで自律神経にストレスがかかりバランスが乱れ、肩こりやほかの不調を引き起こすことがあります。
特に気圧の高低差で交感神経が刺激されると、筋肉の凝りや痛みを強く感じてしまうということに。

11月の不調「肩こり」、解消エクササイズ!

気圧の高まりや、気温の低下、秋冬用の服装などが重なる11月のお悩みは「肩こり」ということで、早速、解消法をお教えしましょう!
今回はすべて椅子に座って行うエクササイズです。ステップごとだんだん可動域を広げてご紹介! 通してやることで上体のインナーマッスルが鍛えられ、血流がアップ、肩こりも和らいでいきます。
もちろん、どれか1つ2つ選んでするのでも大丈夫です。できるものを選んでできる範囲で行ってみましょう。

ステップ1:頭の位置を正しく整える

まず姿勢を整えることから始めます。これからご紹介する3つを順番に行って体の軸を伸ばし、背骨のS字カーブを正しい形に治していきましょう。
凝り解消に大切なのは、体の軸を伸ばすこと。頭の位置が正しくないとそれができません。頭の正しい位置を見つけましょう。

【正面の位置を決める】
  • 椅子に腰かけ、視線を前に向け視野が広く感じる位置を正面にします。
  • あごの下に親指を添え、震わせて力を抜きます。歯がカチカチすればベストポジション。
【首を伸ばす】
  • 両手をグーにして、親指を立てます。
  • そのまま両耳の後ろの出っ張っている骨に親指を置いて、耳を挟むようにします。
  • 息を吸って吐きながら両頬を持ち上げ、頭と首を伸ばします。

骨盤から持ち上げるようなイメージで伸ばしていくと、姿勢を支えるインナーマッスルが刺激されます。
頭を持ち上げれば、肩は下がるようになるので、「肩に力が入っている」と思ったら、首を伸ばすことを意識しましょう。

【胸の筋肉をほぐす】
  • 椅子に座り、両手の指を組んで頭頂に置き、両ひじを開きます。頭と首はスッと伸ばします。
  • 胸から上をゆっくり大きく左右へひねります。これを左右4回ずつ行います。

座りっぱなしだと胸の筋肉が硬くなります。ここが動きづらくなることで、首と腰が過剰に動き、それが肩こりや腰痛を引き起こすことに。
しっかり胸をほぐすことで、肩こりや腰痛の防止に役立ちますよ。

ステップ2:胸、お腹、喉につながる筋肉にアプローチ

体の前面の筋肉を動かすと肩まわりの筋肉がほぐされます。こわばりや凝りを感じたら、すぐにやってみましょう。

  • 椅子に座ります。腕を前に伸ばし両手のひらを合わせて、頭上に腕を上げます。
  • 胸を開き、首と背骨も後ろに反らせます。
  • 無理のない位置まで伸ばしたら腕を下ろします。これを3回繰り返しましょう。

ステップ3:背骨のゆがみを改善する

次に背骨の動きを滑らかにし、ゆがみを改善していきます。上半身をねじり、背骨をゆっくり動かしていきましょう」。

  • 椅子に腰かけ、足は肩幅に広げ、右手は左胸の上にのせます。
  • 左腕を胸の高さに上げ、息を吐きながら顔と一緒にゆっくり左へ動かします。
  • 背筋を伸ばしながら10秒キープ。息を吸いながらゆっくり元の位置に戻します。

左右交互に3〜5回繰り返しましょう。ねじるときは腰から下がぐらぐらと動かないように固定して行います。

ステップ4:体幹を鍛える

背骨をひとつずつ動かしながら、インナーマッスルを強化できエクササイズを行いましょう。

  • 椅子に座って、足は肩幅に広げ、腕を組みます。
  • 息を吐きながら、背骨を背もたれに丸めながら、頭、首、肩の順に一つずつ動かして上体を前に倒していきます。
  • 体を折り曲げ、頭が下まで降ろした重力を感じながら脱力します。
  • 呼吸しながら、下から背骨を積み上げるように上体を起こしていきましょう。

行う回数やスピードに決まりはありませんので、自分のペースでOKです。お腹を背骨側に引き込みながらの動作は、腹筋も鍛えられて、デスクワークで滞りがちな血流も促されます。

日々の生活でできる肩こり予防

1日のうちで最もリラックスできる時間と言えば、入浴タイムですよね。そんな気持ちがゆったりできる状態で肩こり予防をしてみましょう。

  • 38度から40度ぐらいの、ぬるめのお湯に浸り、頭をバスタブの上に乗せます。
  • 左右の肩の筋肉が緩ませた状態で、首の付け根を指で押しましょう。

これは忙しくストレスの多い方におすすめです。肩こりがある時は熱いお湯に入るとよけいに凝りが悪化するので、ぬるめのお湯に入りましょう。

肩を揉む時、気をつけたいこと

肩こりがひどい時、肩を揉んでほぐそうとしてしまいがちですが、固くなっている所を揉んでもなかなか改善しません。
一瞬良くなったと感じても、姿勢が悪ければすぐにまた戻ってしまいます。凝りは、筋肉が緩むことで、ほぐされていくものです。
凝りを和らげたい時は、凝っている方に首を倒し、凝った肩の側の腕を優しくさすってみて下さい。
心臓の方向に手のひらでさするだけでも疲労物質が流れやすくなり、血流が促されます。緊張してこわばった体も緩んでいきますよ。

まとめ

悪い姿勢やゆがみ、ひどい肩こりは、毎日の生活習慣からの積み重ねが招いたもの。それが気圧の高まる11月になると、一段とひどく感じられるということをお伝えしてきました。
肩こりを解消する時には、固くなった筋肉を揉んでもあまり効果はありません。
少し時間はかかるかもしれませんが、姿勢を正して、首や背中の縮こまりを動かし、ほぐして、ジワジワ可動範囲を広げていくエクササイズがおすすめです。
気温も下がり血流も悪くなりがちな時期に、この一連の動きを習慣づけて、凝りのお悩みを少しでも和らげましょう。

横浜エステサロンAYAのページトップへ