乾燥する季節には欠かせない保湿ケアアイテム。しかし一口にボディケアアイテムと言っても、その種類は幅広くどれを選べば良いか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ボディローション、クリーム、オイル、ミルクそれぞれの違いや特徴を徹底解説。併せて、ひとりひとりに合った選び方や乾燥する季節に役立つケア方法もご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ボディローションやクリーム、オイル、ミルク…
これらの大きな違いは、ズバリ『水分』と『油分』のバランスです。
基本的には、水分量が多いとみずみずしくサラッとしたテクスチャー、油分量が多いとこっくりと濃厚なテクスチャーに。加えて、油分を多く含むものから順番に保湿力やカバー力が高くなっていきます。
水分と油分のバランスを意識して保湿ケアアイテムを見ることで、自分の肌質や季節ごとに最適な製品を選べそうですよね。
より詳しい特徴を、次の項目からみていきましょう!
今回は、代表的な保湿アイテムである【ボディローション・ミルク・クリーム・オイル】をピックアップし、水分量が多いものから順番にご紹介していきます。
ボディローションは、この中では最も水分量が多いタイプです。
みずみずしいテクスチャーが特徴で、その使い心地はボディ用の化粧水と言われるほど。サラッとした軽いつけ心地は、暑い季節やベタつきが苦手な人にも最適です。
また、油分量が少ない分、保湿力はそこまで高くありません。
乾燥肌さんが使うと物足りなく感じることもあるかもしれませんが、普通肌さんやオイリー肌さんはとても快適に使えますよ。さらに皮脂分泌が多い背中のケアをはじめ、ベタつきが苦手な人にも◎
ローションよりも油分量が多いボディミルクは、軽やかでありながら保湿力もあるバランスの良いケアアイテムです。スキンケアでいうと、乳液のような役割を持っています。
伸びもよく、少量で広範囲をカバーできるのも嬉しいポイント。コスパの良いアイテムが多いので、たっぷり使いたい人にはとてもお得ですよ。
ただ乾燥がひどい季節は、ローションと同様すこし保湿力に欠ける部分があるかもしれません。そんな時は別のアイテムと併用するか重ね塗りなどで、適材適所対応してくださいね。
こってり濃厚で固いテクスチャーのボディクリームは、まさに乾燥肌さんの救世主!
数あるケアアイテムの中でも非常に高い保湿力を持った種類なので、特に乾燥しやすいかかとや関節の保湿にも向いています。
また、ボディクリームと同等の保湿力を持つアイテムとしてボディバターも覚えておきたいところ。ボディバターとは植物性油脂を原料としたもので、その名の通り肌にのせるとバターのようにトロッと溶けるテクスチャーが特徴です。
肌に優しいアイテムが多いので、敏感肌さんにもおすすめですよ。
ボディオイルは、ボディクリームと同様に油分が多く保湿力も高いアイテムです。
オーガニック系のピュアオイルなら肌への浸透率も非常に高く、植物の恵を感じやすいのが魅力。
しかし一口にボディオイルと言ってもその種類はさまざまです。アルガンオイルやホホバオイル、オリーブオイルなど少しずつ特徴の違うオイルが幅広く販売されているので、購入の際は事前に下調べをしておきましょう。
また、塗った後の肌が比較的しっとりとしているので、ベタつきが苦手な人はこの点も加味して選んでみてください。
保湿ケアアイテムを選ぶ際は、冒頭で解説した以下の2点を意識するのがおすすめ。
加えてそれぞれの特徴を知った上で、自分の肌質や好みのテクスチャーなどに応じてお気に入りのアイテムを見つけてくださいね。
ただひとつ注意しておきたいのが、ボディ兼フェイス・マルチアイテムといった表記がある場合は大丈夫ですが、ボディ用のアイテムを顔につけるのは基本的にNGだということ。
顔と体の皮膚環境や厚みは全然違うので、どんなに優しい成分の製品でもこれは気をつけなければいけません。予期せぬトラブルを防ぐためにも、肌の乾燥はその部位に最適なアイテムを使うよう徹底してくださいね。
では最後に、乾燥する季節に最適なボディケアの方法をご紹介。
ぜひできることからはじめて、乾燥肌を未然に防いでいきましょう!
ボディケアは基本的に、体が温まって血行がよくなっているお風呂上がりがベストです。ボディクリームやローションなら、しっかりタオルドライしたあとに伸ばします。
オイルの場合は少し体に水分が残っている状態でもOK。こうすることで、オイル特有のベタつきが抑えられてより心地よい塗り心地が叶います。
乾燥が酷くなってきたり紫外線を浴びてしまったり…肌トラブルを未然に防ぐには、このような日の丁寧なケアが大切。特に乾燥しやすいひじ、ひざ、かかと、ふくらはぎのスネは、何度か重ね塗りしてしっかり潤いを閉じ込めてあげましょう。
もし手元にアイテムがあれば、クリーム→オイルの順番で塗り直すのもひとつの方法です。クリームで水分を補給したあとにオイルを塗れば、潤いにしっかりとフタをすることができますよ。
皮脂分泌が多い背中やデコルテの保湿には少し注意が必要です。
高保湿なケアアイテムを過剰に塗ってしまうと、毛穴が詰まって角栓などのポツポツができてしまう可能性があります。
とはいえ時期によっては背中も保湿した方がベター。ちょうど良い状態を保つために、ケアアイテムにはローションやクリームなどの水分が多くさっぱりとした使い心地のものを選びましょう。
ボディクリームとオイルを混ぜることで、テクスチャーがフワッと柔らかくなり、とても広範囲に伸びるようになります。両者の良いとこ取りを叶えた使い心地になるのはもちろん、しっとり感もUP。意外にも多くのメリットを得られるんです。
100円玉程度の大きさのクリームに対し、オイルを2〜3滴程度加えるだけでも十分にテクスチャーが変化します。あとはお好みに応じて調整してみてください。
お風呂上がりに全身を保湿するついでにマッサージをすることで、血行促進やリラックス効果も高まります。睡眠前に体の緊張を解し、その日の疲れを解消しやすくなりますよ。
血流を送り出すポンプの役割を持つふくらはぎを中心に行えば体もポカポカ。冷え性改善にもおすすめです。
「今までなんとなく選んでだかも…」なんて人も、ぜひ本記事をきっかけに意識を変えてみてください。毎日使うアイテムだからこそ、その特徴を知っておくことで、より自分の肌に寄り添ったケアが叶いますよ。
さらにこれはボディだけでなく、顔のパーツにも共通する話。それぞれの部位に最適な専用アイテムを使い分けて、全身乾燥知らずのウルツヤ肌をGETしてくださいね。