クリスマスやお正月などのイベントが目白押しの冬。煌びやかにライトアップされた街やお店をみていると、なんだか気分もウキウキしてきますよね。
しかしその一方で、気温がグッと下がって体が冷えやすくなったり湿度の低下により肌が乾燥してしまったり。冬は何かと体調が揺らぎやすい季節でもあります。
そこで今回は、そんな冬のお悩みにアプローチしてくれる旬の食材をたっぷりとご紹介。食べることで美容や健康に良い効果を与えてくれる野菜や果物、魚などを厳選してピックアップしました。ぜひ日々の食材選びの参考にしてみてください。
季節柄、さまざまな美容の大敵や誘惑が訪れるこの季節。
皆さんも、以下のような日常・体調の変化に悩まされることも多いのではないでしょうか?
さて、こんな大敵やお悩みを解決する際に欠かせないのが、’’旬の食材’’なんです。
旬の食材は栄養価が高いのはもちろん、冬は特に体を温めるものが多く、どれも高い美容・健康効果を持っています。そのためいつもの食卓にバランス良く取り入れれば、暴飲暴食を防げたりダイエットに欠かせない代謝UPも狙うことができますよ。
購入する食材を少し意識して変えるだけでOKなので、忙しい方でもきっと気軽に取り入れられるはず。ぜひ以下で紹介する旬の食材を積極的に取り入れて、冬の美容と健康に活かしていきましょう!
では早速、美容と健康に良い影響を与えてくれる旬の食材とその効果を解説していきます。効果的な取り入れ方も解説していきますので、調理法にもこだわってみて下さい。
「大根どきの医者いらず」ということわざの通り、大根は冬野菜の中でも特に積極的に食べたい食材のひとつです。
豊富に含まれるアミラーゼという消化酵素には、食べ物の消化を促進する作用があります。消化がスムーズになることで胸焼けや胃もたれを予防できるのはもちろん、体内の老廃物をデトックスする効果も期待できます。この効能は、二日酔いの緩和などに役立てるのもおすすめですよ。
ただ、大根のカリウムやビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいという特徴を持っています。そのため、効率よく栄養を摂りたい時は生のサラダやおろしにして食べるのが正解。葉の部分も細かく刻んで味噌汁に入れたりご飯と混ぜたり、余すことなくいただきましょう。
甘みがありダイエットには向いていないと思われがちなカボチャですが、実は美容に欠かせないさまざまな栄養素が非常に多く含まれています。
例えばビタミンEには優秀な抗酸化作用があり、アンチエイジングに高い効果を発揮。さらに食物繊維もたっぷりなので、腸内環境の調整や便秘解消にも効果的です。
また、皮にも豊富な栄養があるので、できるだけ捨てずに調理するのが大切。カボチャのビタミンCは加熱しても溶けにくいので、炒め物や天ぷらでも栄養を丸ごと摂ることができますよ。
冬に旬を迎えるブリは、旨味たっぷりの脂が乗っていてとても美味しい魚ですよね。
栄養素としては、美肌作りを支える良質なタンパク質に加え、肌の炎症やトラブルを抑えるオメガ3脂肪酸など美容に嬉しいさまざまな成分を豊富に含んでいます。さらに女性に不足しがちな鉄分も補えるので、貧血予防にも◎
シンプルな焼き魚で楽しむのはもちろん、ぶり大根などの煮物にすれば、出汁までしっかり美味しく味わうことができます。
牡蠣も、ブリと合わせてチェックしておきたい旬の魚介類のひとつ。’’海のミルク’’とも呼ばれ疲労回復に良いことで知られていますが、実は美容にも良い成分をたくさん持っているんです。
中でも豊富に含まれている亜鉛は、肌や髪などの元になるタンパク質を合成するのに欠かせない成分。肌のターンオーバー機能を正常化したり健康的な髪を生成したり、さまざまな美容効果を期待できます。
また、亜鉛はアルコールを分解する際にも使われる成分なので、お酒のお供にも最適。積極的に摂って、栄養バランスを気遣いましょう。
お正月の縁起物としても欠かせないレンコン。シャキシャキ食感で噛み応えがあるので、満腹感を得られやすいのはもちろん料理の良いアクセントにもなってくれます。
栄養素としては、コラーゲンの生成になくてはならないビタミンCをはじめ、水に溶けない不溶性食物繊維、体内の水分調節を担うカリウムなど、幅広い成分を含んでいるのが特徴。
そしてレンコンに含まれるこれらの成分は、加熱しても壊れにくいというのが嬉しいポイントです。どんな料理でもしっかりと栄養をいただけるので、さまざまな料理で楽しめますよ。
スムージーの材料としても人気のほうれん草は、寒くなるほど柔らかく甘味が増す冬野菜です。
ほうれん草にはくすみ改善に効果的なカロテンが豊富に含まれているため、バランス良く摂ることで肌のトーンアップを狙えます。さらに鉄分やビタミンなど、女性にとって嬉しい栄養素がたっぷり。血色感のあるヘルシーな肌を作るのにはもってこいの食材なんです。
ビタミンが溶けてしまわないよう、加熱時間はできるだけ少なくするのが調理のコツ。少量の場合は、レンジで加熱した方がビタミンが逃げずに済みます。
柑橘類といえば豊富なビタミンCをイメージしますが、本当に注目したいのは、オレンジ色を作る元になっているβ-クリプトキサンチンという成分。この成分には肌のターンオーバー機能を整え、肌の水分量を向上させる作用があるんです。乾燥しがちな冬にはかなり嬉しい効果ですよね。
また、捨ててしまいがちな白いスジにも、ポリフェノールの一種であるヘスピリジンという美肌成分が含まれています。毛細血管を強化して冷えやくすみに作用してくれるので、ぜひ捨てずにいただきましょう。
かつて’’りんごダイエット’’が流行したこともあるように、りんごは美容を気遣う女性の強い味方。シンプルにおやつに置き換えても良いですし、食後のデザートに食べるだけでも自然と暴飲暴食をセーブすることができます。
りんごが体に良いとされている最大の理由は、ポリフェノールとペクチンという2つの成分がたっぷりと含まれているから。抗酸化作用があるポリフェノールは体の酸化を防ぎ、ペクチンは便を和らげ腸内環境を改善する効果があります。
これらの成分の多くは皮に含まれているため、食べる際はぜひよく洗って皮付きで食べてみてください。栄養素によっては、いつもの倍以上摂れることもありますよ。
厳しい寒さはもちろん年末年始の忙しさなどで、どうしても運動不足になりがちな冬。代謝も落ちて何かと体調が揺らいだり肌トラブルを引き起こしたりと、時には健康に影響が出ることもあります。
そんな時だからこそ、いつもよりも食事に気を使ってみましょう。栄養素がギュッと詰まっている旬の食材を効率よく摂ることで、体の内側から体調を整えることができるはず。バランスの良い食事で、ヘルシーな美しい体と肌を目指してくださいね。