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冬から春に向けてご注意を! 季節の変わり目にすべき肌ケアとは?

長かった冬を過ごして、そろそろ春が待ち遠しく感じられるこの時期。これから徐々に寒さも緩んで喜ばしいことですが、同時にお肌の状態も移ろいやすくなります。
とりわけ注意しなくてはならないのが、紫外線の上昇と花粉です。肌トラブルが起きにくい方でも、肌が敏感になったり乾燥が起こったりということもあるでしょう。
冬から春に移り変わる時期には、普段と同じスキンケアではなく季節に合わせたケアを行ってあげることが大切です。
今回は、そんな季節の変わり目に多い肌のトラブルを回避するためのスキンケアについてご紹介します。冬から春への気候の変化に負けない肌づくりをしていきましょう。

季節の変わり目に肌が不安定になるのは、なぜ?

多くの方が感じるという季節の変わり目による肌トラブル。春先の肌荒れや肌の不調は、次のような原因から「季節性敏感肌」になっている可能性が高いようです。

【寒暖差に肌が対応できない】

寒い冬が終わりに近づいているものの、朝方や夜の冷え込みはまだ厳しく、日中と夜との気温や湿度の差も大きいため、肌はそんな環境に対応できず、皮脂分泌が崩れがちに。
肌のうるおいを保つために必要な皮脂のバランスが取れていないと、肌はバリア機能が低下して、紫外線や花粉など外部からの刺激を受けやすくなります。

【皮膚に付着する花粉】

また2月からは本格的に花粉症に悩まされる方が多くなります。くしゃみ、鼻水とともに、肌にも赤みが出たり、かゆみが起こるという肌トラブルが見られます。
しかも、こういった症状は花粉症の自覚のない方でも起こるので、注意が必要です。
冬を過ごして乾燥した肌は、元々備わっているバリア機能が低下していると考えられ、そんな皮膚に花粉が付くとアレルギー反応で肌荒れの悪化につながります。

【2月から増加する紫外線】

紫外線は1年を通して降り注いでいますが、2月から増加し始めて3月には残暑シーズンの9、10月と同じ程度の量になります。
今は「まだ暖かくないから大丈夫」と油断してしまいがちですが、UVケアに気を抜くと、知らない間に紫外線によるダメージが蓄積していくのです。

【年末年始からの疲労やストレス】

帰省やイベント続きでずっと忙しく、睡眠時間が減ったり、食べ過ぎ飲み過ぎになったりで生活リズムが乱れたという方も多いと思います。
その疲れやストレスがこの時期、肌トラブルとして現れてくることも少なくありません。

季節の変わり目の肌トラブルは、「寒暖差」にも注意!

これからは紫外線や花粉の増加も深刻な問題ですが、季節の変わり目の肌荒れは、「寒暖差」から起こっていることにも着目する必要がありそうです。
これまで気候変化による自律神経の乱れが、肌トラブルの主な原因とされてきました。
ただ最近は、気温の高低差や室内と屋外の寒暖差が、直接肌に悪影響をもたらすことも注目されています。
それは肌が寒い、暖かいという差を感知すると、バリア機能やうるおいを生み出す酵素が減ってしまうからなのです。
寒暖差にさらされていると肌荒れや乾燥が改善しにくく、より敏感肌に傾きやすいというわけです。

■マスクも肌荒れの原因に

さらに今の生活で欠かせないマスクの存在も肌トラブルの原因になっています。
マスクの内側と外側では常に温度や湿度の差が生じています。その差は寒暖差と同様に保湿機能やバリア機能が乱れる原因となり、乾燥や肌荒れにつながってしまいます。
さらに、マスクを着けたり脱いだりを繰り返すことによって摩擦が生じますから、肌の角層がはがれやすく、バリア機能の低下を招き、肌荒れを悪化させてしまうのです。
すでに寒暖差アレルギーや寒暖差疲労でお悩の方も多く、肌荒れもその症状の一種と考えられています。
毎年このタイミングで、肌の乾燥がひどくなり、チクチクするなどの違和感に心当たりがある方は、今のうちから肌の調子を整えるケアをしていきましょう。

寒暖差に強くなる! 健やか肌を保つケアポイントは?

健康な肌に欠かせないポイントは、肌のバリア機能をキープすること! 寒暖差に負けない肌づくりのために、毎日のスキンケアでお肌を整えていきましょう。
朝晩のケアアイテムを乾燥肌や敏感肌を予防できる、しっとりタイプの薬用化粧水などに変えてみるのも良いでしょう。
また肌荒れの症状が落ち着いたら、スペシャルケアを取り入れるのもおすすめです。
肌のくすみを取り、透明感をアップしたい方は血行を促して保湿効果の高い美容液やクリームを。
カサカサの乾燥肌が気になる方は保湿力の高いマスクをプラスしたりと、いつもより手厚いケアをしてあげることも必要です。

■乾燥による肌トラブルは「とにかく保湿」

具体的な方法としては、寒暖差に対応した保湿ケアで温度変化による乾燥から肌を守り、うるおいバランスを整えることがポイントです。
マスク着脱による温湿度差にも効果がありますので、今おすすめしたい保湿方法をご紹介します。

【高保湿タイプで乾燥対策】

冬は特に、保湿力の高いスキンケア商品を購入したいものです。保湿力に加え肌の奥まで栄養を届けられる機能性の高い化粧品を使用することで、バリア機能を高めておきましょう。

【オイルやクリームで油分補給も】

水分とともに、皮脂も肌を刺激から守ってくれる大切な要素です。保湿したら自然原料のオイルやクリームで油分も補いましょう。

【フェイスマスクでスペシャルケア】

美容液を使用したフェイスマスクで、週に一度の保湿パックを行ってみましょう。
コットンに、お使いの化粧水や美容液を浸み込ませたパックでも可。肌の調子が変わってきますよ。

取り入れるべき洗顔やクレンジングは?

洗顔は方法を間違えると逆効果になります。寒暖差による肌荒れ対策としておすすめしたいのが、肌に刺激の少ない洗顔です。
花粉やウイルスの付着に神経質になって「しっかり洗顔しなきゃ」という気持ちになりがちですが、洗浄力の強い洗顔料で、ゴシゴシと擦ったりすると肌荒れを悪化させることになりかねません。
肌に負担をかけない洗顔とは、肌への摩擦を減らすこと。例えば、泡立ちのクリーミーなものや泡タイプのものなど摩擦を軽減できる洗顔料を使えば、デリケートになっている肌でも負担がかからず、汚れを落とせます。
また洗いすぎない「美肌菌」を守る美容洗顔料もおすすめです。美肌菌は肌のうるおいを守りバリア機能を高める菌で、誰の肌にも存在しているもの。
この菌を洗い流すことなく、汚れだけを取り除くことができる洗顔料を使うことも、寒暖差対策の洗顔といえます。

■スギ、ヒノキ花粉にはバームクレンジングを

スギ・ヒノキといった花粉を侵入させないことにも注意します。帰宅したら早めにクレンジングして、メイクに付着している花粉を残すことなく落としましょう。
クレンジング剤は、オイルやリキッドなど様々種類がありますが、しっかりメイクを落とし、肌のうるおいも残したい方には、バームタイプがおすすめ。
とろりとした手触りで、メイクとよく馴染みW洗顔不要のものもあります。多くのブランドから販売されているので、チェックしてみて下さい。
洗顔したら、しっかりと保湿をするよう心がけましょう。

■UVケアも怠らない

大切なことは、まだ寒いこの時期にもきちんとUV対策用の下地や化粧品を使うこと。
そして日焼け止めは塗り直しをするのがベストです。屋外に長くいる時は必ず付け直しましょう。
毎日使うものですから、肌に触れる回数を減らす意味でもUV下地をおすすめします。
その点、各化粧品メーカーはよく研究されていて、使い心地や紫外線対策でも優れたものが出回っています。長く愛用できる満足のいくアイテムを探してみましょう。

まとめ

冬から春にかけては気温の変化が激しく、日中は暖かくなっても朝や夜は気温が下がり肌はストレスを感じています。
そして、そんな寒暖差が肌に直接的な悪影響を与えているということを踏まえ、今からしておくべき肌ケアについてお伝えしてきました。
春先には紫外線の影響や花粉、黄砂なども加わってきますから、毎日のスキンケアで、季節の変わり目の肌荒れに負けない肌をつくっていきましょう。

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