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あなたの肌温度は大丈夫?

肌温度という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

肌温度には適温があり、高すぎても低すぎても肌に不調をもたらす恐れがあります。
肌の乾燥やニキビなどの肌トラブルに悩まされている方は、もしかしたら肌温度に乱れがあるのかも知れませんよ。

今回の記事では肌温度とは何なのかを解説し、肌温度が高すぎたり低すぎたりする場合の対処法を紹介します。

夏は肌の調子が崩れやすい季節です。
肌温度の乱れを解消して、肌トラブルのないツヤ肌を目指しましょう。

肌温度とは?

肌温度とは、皮膚表面の温度のことです。

一般的な体温とは体の深部の温度のことで、36.5~37.2度が適温とされており、平熱が36度以下だと低体温といわれます。

低体温になると免疫力が低下して、様々な不調を引き起こすでしょう。
また、平熱が高すぎてもリスクが高くなるといわれています。

肌温度も体温と同じように、高すぎても低すぎても肌に不調をもたらすものです。

肌温度と季節の関係

肌温度が適温でないと肌の新陳代謝が滞り、肌トラブルを引き起こす原因になります。
たとえば、肌温度が高すぎると汗や皮脂が増加するため、ニキビや吹き出物が出やすくなりますね。

逆に、肌温度が低すぎると血行が悪くなってクスミや乾燥の原因になるでしょう。

夏は肌温度が高くなりやすく冬は低くなりやすいと言えますが、エアコンの使用によって夏でも肌温度が下がっている人は多くいます。

季節ごとのケアを考えながらも、一人ひとりの置かれた環境によって細かく対処していく必要があるといえますね。

理想的な肌温度とは

理想的な肌温度は、体温よりも2度ほど低い34度ぐらいです。
しかし現代女性には肌温度の低い方が増えており、30~31度程度の方も多いとか。
その背景には、ストレスや食生活、不規則な生活習慣などの原因が考えられるでしょう。

肌温度はデパコスなどを扱っているお店へ行けば測ってもらえるので、肌のチェックをしてもらう時に確認してみるのも良いですね。

肌温度が高い場合

さて、ここからは肌温度が高い場合と低い場合に分けて、その問題点と対処法をお話ししていきましょう。

まずは、肌温度が高い場合の問題点をお話しします。

問題点

肌温度が高すぎると、肌の「熟老化」が進むといわれています。

肌の熟老化とは、肌温度の上昇から引き起こされるトラブルによって肌が急速に老化することです。

肌温度が高すぎると、前述したように汗や皮脂の分泌が増えてニキビなどの肌トラブルの原因になるだけでなく、毛穴から水分が蒸発して肌は乾燥状態になります。

さらにコラーゲンの生成も滞るため、肌温度の上昇を放置していると肌の老化がどんどん進んでしまうといえるでしょう。

対処法

では、肌温度が高すぎることによって引き起こされる肌トラブルや肌の熟老化を防ぐために、どのような対策を取れば良いのでしょうか。

対処法としては以下の4つがあります。

1. 朝はシートマスクでクールダウン
2. 外出時は日傘や帽子でガード
3. クーリングと保湿効果のあるコスメを使う
4. 洗顔後の仕上げに冷水で洗い流す

では、順に確認していきましょう。

(1)朝はシートマスクでクールダウン

夏場に外出時の肌温度の上昇を抑えるには、朝のスキンケアが大切です。
冷蔵庫にシートマスクを冷やしておいて、数分間顔に乗せましょう。

ひんやりとした刺激で毛穴がキュッと引き締まり、肌温度の上昇を防ぐことができます。
さらにシートマスクの保湿力によって、肌に適度な潤いを補給できますね。

肌温度が高いと汗によって肌の乾燥を招くため、紫外線ダメージを強く受けることになります。
夏の朝は、ひんやりシートマスクでケアしてくださいね。

(2)外出時は日傘や帽子でガード

暑い夏の炎天下を歩く場合などは、必ず日傘や帽子で日差しをガードしましょう。
それでもなかなか暑さがおさまらない場合のために、保冷剤やクールタオルをバッグに入れておくのもオススメです。

特に首周りは太い血管が通っているため、冷やすことで全身の体温を下げる効果があります。

(3)クーリングと保湿効果のあるコスメを使う

上昇した肌温度を下げて肌の状態を落ち着かせるには、クーリングと保湿効果を兼ね備えたコスメが効果的。

人気のジェルクリーム類は、ほてった肌にひんやり感を広げながら、たっぷりと水分を補給します。

また、保湿効果が高く日焼け止めを兼ねたメイク下地もおすすめ。

ほてった肌は時間と共にどんどん乾燥が進みます。
できるだけ早くクールダウンし、水分を補ってあげるようにしましょう。

(4)洗顔後の仕上げに冷水で洗い流す

夏場の洗顔時には、32~34度程度のぬるま湯で洗顔して老廃物や汚れを取り除いたら、仕上げに冷水で洗い流しましょう。

冷水を使うことで肌が冷やされて毛穴を引き締め、肌温度を下げる効果があります。
洗顔の後は丁寧に保湿し、たっぷりと水分を補ってあげることを忘れずに。

肌温度が低い場合

次に、肌温度が低い場合の問題点と対処法をお話ししましょう。

問題点

肌温度が低いと、血管が収縮して血行が悪くなりがち。
肌に充分な栄養が届かなくなるためクスミやクマができやすくなります。

また、肌の新陳代謝が滞って古い皮膚がスムーズに排出されず、乾燥やゴワつきの原因にもなるでしょう。

たとえ夏場であっても、エアコンの効いた部屋で過ごす時間の長い人は想像以上に肌温度が下がっている場合があるので、注意が必要です。

対処法

では、肌温度が低い場合の問題点を解消するには、どのような対処法があるのでしょうか。
対処法は以下の4つです。

1. 蒸しタオルで顔や首を温める
2. 外出時にはストールなどを携帯
3. 身体が温まるものを食べる
4. 徹底した保湿

では、1つひとつ確認していきましょう。

(1)蒸しタオルで顔や首を温める

蒸しタオルで顔全体や首などを温めるのは、手軽に肌温度を上げる方法としておすすめです。
朝起きた時や帰宅してメイクをオフした後などに行うと、効果的ですよ。

蒸しタオルは以下の手順で簡単に作れます。

1. タオルを水に濡らして弱めに絞る
2. タオルをラップに包むかビニール袋に入れる(袋の口は閉じない)
3. 500~600Wで30秒~1分程度温める
4. 温め足りない場合は10秒ずつ様子を見ながら追加で温める
5. 袋から取り出して出来上がり

タオルを取り出す際はやけどしないように、十分注意してくださいね。
熱すぎる場合は少し振って、冷まして使いましょう。

(2)外出時にはストールや予備のマスクを携帯

夏場は屋外とクーラーの効いた室内の気温差が大きいため、バッグの中にストールなどを携帯しておくと良いでしょう。
ストールで首を保護するだけでも、かなり肌温度の低下を抑えることができます。

外出時にはコロナ対策としてほとんどの方がマスクをつけていますね。
しかし、暑い屋外で使っていたマスクは、汗でじっとりしている場合があります。

汗で通気性の悪くなったマスクのままクーラーの効いた屋内に入ると、肌温度の低下につながるだけでなく、肌トラブルの原因にもなります。

出かける際は予備のマスクを何枚か持っておくようにすると良いでしょう。

(3)身体が温まるものを食べる

肌温度を上昇させるには、体の内側からの保温も大切です。
特に夏場は、素麺やざるそばなどの冷たい食べ物に偏りがち。

肌温度を上昇させるためには、からだを温める食材を摂るようにしましょう。

生姜やゴボウ、レンコンなどの根野菜には、体を温める効果が期待できます。
繊維質が豊富なので、腸を整えて便秘を解消する効果もありますよ。

腸内環境が悪いと血行が悪くなり、体の冷えにつながります。
からだを温める食材をたっぷり摂って、肌温度を上昇させましょう。

(4)徹底した保湿

肌温度が低いと、肌は乾燥しがちになります。
なぜなら、皮膚の血管が収縮するため肌に充分な栄養が行きわたらないからです。

乾燥は、小じわやクスミ、クマ、乾燥ニキビなど様々な肌トラブルの原因になるでしょう。

洗顔後や入浴後にはできるだけ早く、たっぷりの化粧水を使って保湿します。
また、保湿の際に肌を叩かないことも大切です。
手のひらでじんわりと包み込むように、化粧水を浸透させたら、乳液などでしっかりと保護しましょう。

クーラーの効いた室内など、空気が乾燥した場所で長時間過ごす場合は、メイクの上から使えるような保湿スプレーもおすすめです。

まとめ

今回の記事では、肌温度にフォーカスして肌をトラブルから守る方法を紹介しました。
肌温度は高すぎても低すぎても、乾燥に傾いていきます。

特に夏場の肌は強い紫外線にさらされるため、乾燥には要注意です。
また、クーラーの効いた室内で過ごす時間が長いと、肌温度が下がりすぎてしまいます。

今回ご紹介した対処法を参考に肌温度を適切に保ち、健やかな肌を守っていきましょう。

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