「激しい運動が苦手」「ダイエットをしてもなかなか痩せない」という方はとても多いですよね。「痩せる＝ハードな運動が必要」といったようなイメージがとても強いせいか、ダイエットを始めようと意気込んでいても、数日で挫折してしまうこともしばしば。
繰り返すダイエットの挫折やリバウンドに悩んでいる方は、まずは「ストレッチ」を重点的におこなってみませんか？
ストレッチは筋トレなどの準備運動のために行うというイメージを持っている方もいますが、実はそうではありません。タイミングや方法をしっかりと守るだけで、ダイエットにとても大きな影響を与えます。
今回はそんなストレッチについて、期待できる効果やNG行動を詳しく解説します。今まであらゆるダイエットに挫折してきた方や、運動習慣のない方もぜひチェックしてくださいね！
筋肉を十分に伸ばして身体を柔軟に保つことは、ダイエットだけでなく美容や健康にもとても重要です。ここでは、ストレッチを行うことでどんなメリットが得られるのかについて見ていきましょう。
筋肉をよく伸ばすことは、血管の伸縮を促すことに役立ちます。身体の隅々にまで血液を届け、体温の上昇や免疫力のアップにも期待できますよ。
季節を問わず冷えに悩んでいる、夏場の冷房などによって手足が冷えてしまいがちな方は、気がついたときにこまめにストレッチを行うといいでしょう。
筋肉の伸縮によって身体の中の循環が促され、栄養素が隅々まで行き届き、いらないものを排出するようなはたらきが高まります。ストレッチによって代謝が上がると、脂肪が燃焼されやすくなるメリットも。ダイエット中にも最適ですね。老廃物の排出や新陳代謝を促すため、むくみやセルライトを防ぐことにも役立ちます。
冷えやむくみを防いで、ダイエットだけでなくリバウンドを防ぐことにもつながるため、痩せやすい身体を目指す方にも嬉しいポイントですね。
ダイエットだけでなく、運動不足の方やデスクワークなどで筋肉が凝り固まっている方にもストレッチはとても大切です。
筋肉や関節の柔軟性を上げることは身体の可動域を広げることにもつながります。可動域が広がると、自然と筋肉の動きが大きくなり、代謝を上げることにも。
脚痩せをしたい方はとくに股関節や、下半身のストレッチを念入りに行うといいでしょう。
程よいストレッチはストレスを軽減させ、気分を落ち着けることにも役立ちます。イライラによる食べすぎや飲みすぎに悩む方にもおすすめです。
適度にストレッチを行うことは肩こりや腰痛を軽減することにも。ひどい肩こりによってまたイライラにつながる…などといった悪循環を防ぐことにもなりますよ。
寝る前に行うと成長ホルモンが分泌されやすくなり、睡眠の質を上げることや肌荒れを防ぐことにも期待できます。
ストレッチを行うことで身体の巡りが良くなります。収縮した筋肉をゆっくりと伸ばすことで、疲労が蓄積するのを防ぎます。
ランニングや運動をした後には、ストレッチでクールダウンをするようにしましょう。筋肉を温めることが大切なので、湯船に浸かることも大切です。
ストレッチの方法は、数えたらキリがないほどにたくさんありますね。むずかしい方法を選ぶ必要はなく、身体に無理のないようにゆっくりと伸ばすことが大切です。
ここでは、ストレッチを行うときに気をつけておきたいポイントについて解説します。
ストレッチにも種類があり、身体を起こすものやリラックスを促すものなどさまざまです。目的に合わせて、取り組む時間帯やストレッチの種類を変えてみるといいですよ。
寝起きの身体を温めて、1日をシャキッと過ごしたいなら朝。程よく負荷をかけてダイエットのための運動の効果をアップさせたいなら日中。眠る前にリラックスモードに切り替えたい方は夜。
寝起きには無理をしてはいけません。夜にも、眠れなくなる程のハードなストレッチは必要ありません。自分に合ったストレッチの方法が見つかるよう、少しずつ変えてみるといいでしょう。
ストレッチを行う部位は人それぞれで、できれば全身をしっかりと伸ばしたいもの。
しかし、ダイエット中や脚痩せを目指す方にとくにおすすめの部位は「肩甲骨」「股関節」「ふくらはぎ」です。
このあたりの大きな筋肉をしっかりと動かすことで代謝や血流のアップに期待できます。むくみやすい、なかなか脚痩せできない方は、ふくらはぎを重点的に伸ばしてみてくださいね。
誰でも手軽にできるストレッチですが、NG行動もあります。間違った方法では思うような効果が得られないので、次のようなＮＧ行動をしてしまっていないかを確認しておきましょう！
ストレッチは身体の老廃物の排出をたすけてむくみを防ぐため、一時的に身体がスッキリしたと感じるかもしれません。しかし、セルライトや脂肪をしっかりとケアして本格的なサイズダウンを目指すなら、ストレッチだけでは不十分です。
ストレッチはあくまでサポート的な役割として、食事制限や運動と合わせて行うのが理想的です。
ストレッチに慣れてくると、つい適当に済ませてしまいがちです。ストレッチの効果を最大限に引き出すためには、呼吸や姿勢、伸ばしている部位をしっかりと意識することが大切です。
毎日のことだからとなぁなぁで行うのではなく、5分間だけでもきっちりと身体と向き合って行いましょう。
効率よく代謝を上げたい、短時間で終わらせたいと考えるあまり、無理な体勢でおこなっていませんか？ストレッチは、無理やり頑張ってもかえって身体の負担になってしまうだけです。ゆっくりと呼吸をしたままで、気持ちいいと感じるくらいの力加減がベストです。
息を止める、痛みをガマンする、反動を利用して行うなどのストレッチには注意しましょう。
食事の後すぐにストレッチを行うのも、間違った行動です。食事をした後は消化・吸収のために胃腸のまわりに血液が集中しています。ストレッチを行うと身体全体の血流が促されるので、胃腸に集まった血液も分散されることに。
消化不良を引き起こす原因にもなるため、最低でも食後1時間ほどは控えるようにしましょう。
運動をするときのおまけとして扱われがちなストレッチですが、ストレッチそのものにもさまざまなメリットがあります。
運動をはじめようと思うと億劫に感じる方も、ストレッチなら少しやってみようかな、と思えることがあるのではないでしょうか。
毎日のストレッチで筋肉を柔軟に保っておくと、代謝や血流のアップに期待できます。消費エネルギーが増えるので、ダイエットにもピッタリですね。
また、新陳代謝が高まって潤いやツヤのある肌へ導くことにも役立ちます。
運動習慣のない方はぜひ今日から、できる範囲でストレッチを行うようにしてみてください。5分間あれば十分できるので、忙しい朝や仕事の合間の気分転換にもおすすめですよ。前向きな気分へ切り替えるのにも役立つかもしれませんね！
