やってみると意外と難しいのですが、定期的に立ち上がる機会を作ることが座りっぱなしの防止になります。例えば、以下のような対策はいかがでしょうか。
なお、腰への負担が最も少ないのは仰向けに寝る姿勢です。在宅ワークならではですが、休憩時間に仰向けに寝て伸びをしてみると、腰への負担が軽減されますよ。
下半身の動きが無くなることで血行が悪くなるので、それを解決するために足を動かして血流促進を狙う方法です。パソコンで仕事をしながらかかと上げをしたり、足を前に伸ばしてみるなど座りながらでもできる運動を取り入れてみましょう。姿勢が固定されると懲りもでるので、お尻にはその場でお尻歩き、肩や背中は肩甲骨を意識して腕を回すなどできる範囲で体を動かしてみてください。
座っているだけで運動になると、在宅ワークの増加に伴い改めて注目されているのがバランスボール。背筋を伸ばして座らないとグラついてしまうので、自然と正しい姿勢で仕事ができるようになり、それをキープするためのインナーマッスルも鍛えられます。気が向いたらバウンドさせてみたり、別のエクササイズでリフレッシュすることもできますよ。場所を取ってしまうことだけが少々難点ですが、座るだけで意識しなくても筋肉を使うので、3日坊主になりやすい人や面倒くさがりな人には特に向いている方法です。
簡単で効率よく、運動不足の下半身を鍛えることができるのがスクワットともも上げです。スクワットは足を開き、膝の高さまでゆっくりお尻を落としてからもとに戻ります。もも上げはヒザ直角に曲がる高さまで交互に上げる運動です。どちらも動作に勢いをつけず、筋肉を意識してゆっくり行うのがコツです。慣れてきたらキープ時間や回数を増やして、筋力アップさせていきましょう。上半身をひねる動きを加えてウエストまわりの引き締めを狙うのもおすすめです。
ストレスで頭がモヤモヤしてきたら、シャドーボクシングでストレス発散はいかがですか?ストレートとジャブで肩甲骨を伸ばすような動きがあるので、パソコン作業などで凝り固まった体に最適です。筋トレになるのはもちろんですが、ジョギングのような有酸素運動にもなるのでカロリーもしっかり消費できますよ。階下への騒音を気にする必要がなければ、ステップやキックを組み合わせて全身動かすと、さらなるリフレッシュとなります。
室内での有酸素運動の代表格とも言えるのがヨガです。心のリラックスや、固まった体を柔軟にしてしなやかな体作りができます。一人で行う場合、コツを覚えるまでが少々大変ではありますが、覚えてしまえば毎日の日課として続けやすい運動です。