バーガーと言えば、牛肉の旨みがたっぷりつまったパテが入っているのが主流ですよね。日本ではモスバーガーのようにごはんで出来たバンに肉なしのおかずが挟まれたものもあるので、バーガーに必ずしも肉が入っているという固定観念はないかもしれないですが、最近は日本でもアメリカの分厚いハンバーグとチーズなどが入った巨大なバーガーも人気になっていますね。
ただ、最近は特に世界でも動物愛護や環境問題、また健康志向からも動物質食品を食べない菜食主義者(ビーガン)がさらに増えており、日本ではまだ余りありませんが、アメリカでは以前からそういった人向けのお店はたくさんあります。
今、アメリカで密かに注目され始めているのは、 “ありえないバーガー”。間違いなく21世紀の画期的なタンパク源で肉の代用となり得るものだろうと物議をかもしております。何が“ありえない“かといいますと、このバーガーの肉は牛などの普段私たちが食している動物から出来ているのではなく完全に植物性で、環境にも大変優しくなっています。使用する水も大幅に少なく、温室効果ガス排出量も大幅に削減が可能にし、地球環境に優しいのみならず、人間にも安全な100%ホルモンフリーです。それなのに、見た目も本物の肉そのもので、切れば血も出るし肉汁も出て、もちろん味も肉そのものだそうです!
このバーガーは現在世界にまだ6店舗のレストランしかないのですが「未来のフード」という番組でトップシェフなどにより紹介されました。
牛などの動物が無駄に殺されず環境に優しいのは嬉しいことですが、栄養価に関しては疑問な点もまだありますね。ホルモン剤を使用せず、美容に良いサプリのような栄養を注入した食材が今後も増えるのではと期待したいと思います!
Soyとは大豆の事で、以前よりアメリカでは豆乳などの商品でよく見かけてはいました。現に、海外ではカフェでは必ず豆乳(ソイミルク)はありますし、菜食主義者達のみならず一般の方も普段から飲まれているようです。日本でもカフェではソイラテなど見かけ、豆乳は女性の間では人気ですが、日本全体ではまだ牛乳の方が優勢に感じます。
豆乳はご存知の通り、日本でよく使われる素材の大豆が原料で、大豆より味噌、豆腐など日本人にはなくてはならない食材ですよね。そんな豆乳がアメリカではナッツ系のミルクの人気が出てきたため陰りを見せておりますが、ここ最近は同じ大豆商品に注目が集まり始めました。
豆腐は以前からアジアのスーパーでは手に入る食材でアジア人が主な購入者でしたが、最近はお豆腐自体、ヘルシーな食材として注目を浴びています。
お豆腐は夏は冷ややっこ、これからの冬の季節には鍋や湯豆腐など、一年を通して欠かせない食材ですよね。
あるアメリカの女優さんは10代からハリウッドで活躍しており、様々な問題からうつを発症したそうですが、食生活の改善も一緒に試み、たどり着いたのが日本食だそうです。現在アラフォーの彼女は、毎日味噌や豆腐を欠かさず取り入れる生活をされていて、20代の頃に比べ現在の方が健康になったとおっしゃっています。
日本でもここ最近知られてきているマインドフルネスですが、マインドフルネスとは“気づき”を基礎に置いた心理療法で、認知療法の1つでアメリカではヨガに次ぐトレンドとなっています。
様々なタイプのマインドフルネスが出てきていますが、その中で「寛容さ」自体がマインドフルになるという、新しい概念が生まれていて最新トレンドになって来ています。ただ、新しい概念と言っても、 “寛容さ”本来人間が社会で生きていく上で必要な事で、昔からどの国でも認識されている事ですよね。
まず、寛容さで大事なのは「自分も他者も許し、受け入れる事」。こんなの今さら何を言っているの?と思われるかと思いますが、最近の政治的なあり方や世界的な情勢の移り変わりから、最近は本当にそれが必要なのだと実感している人が増えているのではないかと思います。これは、単に多民族国家だから必要なのではなく、元々単一民族国家であった日本も他人事ではありません。日本においての男尊女卑に関しては、未だにアメリカより20年も遅れている状況と言われていますし、日本は少子化のため多民族国家に今後ならざるを得ない状況で多民族国家にならざるをえないので、どちらにせよ避けては通れない問題になってきます。
寛容さとは、自分や他人を単に責めるのではなく、受け入れる事から始まると思うのですが、他人に対していちいちイライラとすれば、結局は自分の健康面でもあまり良くないですよね?
イラっとしてしまう理由は様々で、単にそれを許し受け入れる事は普通なかなか出来ないですよね?
単に受け入れるという訳ではなく、なぜ相手がそのような言動を取っているかと想像することが大きなカギになり、単に受け入れられないと排除してしまわず、良い方向に物事を運ぶ方向転換を図れると思います。
人の人生はまさに百人十色であり、育った環境も様々で人間はみんな同じ価値観ではありません。中には本当に自分勝手な悪魔のような人間もいるかもしれませんが、犯罪カウンセラーによると凶悪犯罪者の多くは、過去に自分が受けてきた壮絶な経験から普通の人には理解できない凶悪な事が出来るようになってしまっているそうです。
また、スマホの普及から、人との会話よりスマホに向き合ってしまう現象が世界的に起こっており、自己中心的な人が増えてしまい、以前に増して生きにくい世の中に変化しているのもあるかと思います。
うまくいかないのを政治や世間のせいにするのではなく、この現状はどのようにして起こったのか、それを解決するにはどのようにすれば良いかなど、建設的に思考し、他人に関しても理解しようと努めれば、世の中のためだけではなく、結局は自分を守るためになりますよね。
また、アメリカ人の多くの人は“カルマ”を信じています。カルマとは自業自得で良悪の言動は全て自分に戻ってくるという現象です。
社会に属している限り、人との接触は避けられないので、多くの人がそれを実感しているからこそ生まれた最近の“トレンド”ですが、トレンドにならなくとも日本でもそういった意識の和が広がればいいですね。
先ほどのマインドフルネスの必要性の根本を探ると、これまでの様々な問題の根底にあるのは、最近はやはりスマホなどのデジタルのガジェットが問題視されているからです。
とても便利なものである一方、人とのコミュニケーションが手薄になるほど人々は日々の生活の中で手放せなくなって来ています。それにより外部との接触が以前より増して減ってきており、会話も手薄になり人間関係を築きにくく、またわからない事は考えるよりすぐに調べられるので“考える“という事を怠っているのは否めないと思います。
また、電磁波などは身体に悪影響を及ぼす可能性があり、現に世界でも不調が出て仕事を辞めざるを得なくなったという事例も出ているとの事です。
これらにより、最近はデジタルをなるべく遠ざける生活をする人が増えてきていて、これもトレンドとなりつつあります。
健康面のみではなく、便利さを引き換えに失って来ているものは大きく、“考える“ということを怠ると今後を担う若い世代や子供たちがAIにとって代わるのではないかという懸念も、これからはしっかり考えていかないといけないと思います。
先ほどの寛容マインドフルネスからの流れもあり、“静けさ”を保つ事もマインドフルネスのトレンドの一つになっています。先ほどの“デジタルデトックス”により、“静けさ“を意識的に取り入れようという動きがあります。都会では元より、最近は田舎に住んでいてもデジタルの普及により、”静けさ“から遠ざかることは可能ですよね。静かな状況の中で本来の自分に集中でき、健康面でバランスを取るためにも重要な行為となっています。今後はハードな健康法や美容法より”静か“に取り組むものに人気が出そうです。