呼吸の重要性

普段の生活の中で、「疲れやすくなった。」や、「肌がくすみやすくなった。」などと感じることはありませんか?
加齢や生活習慣など色んな原因が考えられますが、「呼吸」もそのひとつではないでしょうか。

起きていても寝ていても、誰もが普段無意識におこなっている呼吸。
その回数は一日に約35,000回とも言われています。
生きるために必要不可欠な呼吸ですが、質が悪いと身体に不調をきたします。逆に質のいい呼吸ができれば、健康や美容についてもメリットがたくさんあるのです。
呼吸の質によって身体や心の状態もガラリと変わりますよ。どうせ毎日するなら、質の良い呼吸がしたいですよね。今回はそんな呼吸について紹介していきます!

現代人は呼吸が浅くなっている?

そもそも「呼吸が浅い」、とか「呼吸が深い」ってなに?と思う方もいるかもしれません。
緊張したときや、何か大きなストレスがかかったとき、息が苦しいと感じたことはありませんか?呼吸は気づかない間に、わたしたちの精神的や身体的な部分に大きく影響します。
例えば下記のような要因で、わたしたちの呼吸の質は日々脅かされています。

ストレス

人間には、自律神経というスイッチのようなものがあります。自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があり、主に起きて活動しているときは交感神経、寝ているときやリラックスしているときは副交感神経が優位に働いて、内蔵や血圧など、身体の様々な働きを調節しています。
不安になったら心臓がドキドキしたりするのも、そんな交感神経の影響です。
ストレスを受けると、交感神経が優位になって身体が緊張したような状態になります。
胸式呼吸の浅い呼吸が多くなり、十分な酸素が身体や脳に届けられなくなってしまいます。

ストレスによって呼吸が浅くなります。逆に呼吸を深くすることによっても、リラックスモードに切り替えることは可能なので、緊張したときには深呼吸をするといいと言われるのはこのためです。

姿勢が悪い

スマホやデスクワークなどによる猫背や、運動不足もまた、呼吸が浅くなる深刻な原因です。
今や日本人のほとんどがストレートネックであるとも言われていますが、まっすぐな首や丸まった背中、前や内側に入り込んだ肩は、深い呼吸を妨げます。
丸まった姿勢では横隔膜や肺の動きが制限され、たくさんの酸素を取り込むことができません。また、運動不足による筋力の低下も、呼吸につかう筋肉が衰えてしまうので、最低限のストレッチや運動が必要です。
ストレッチや運動をしないといけないとなると、億劫に感じてしまう方もいると思いますが、そんな方は両腕を上にあげて組んで、背伸びをしたり、そのまま左右にゆっくりと倒して身体の側面を伸ばすようなストレッチから始めてみてくださいね。

偏った食事

食生活もまた、呼吸に影響を与えます。
糖質や脂質、コレストロールの摂りすぎで内蔵に脂肪がたくさんつくと、肺の動きを妨げてしまう場合も。肺の柔軟性がなくなれば自然と呼吸は浅くなってしまうので、程よいバランスの食事をすることが必要ですね。

呼吸による嬉しいメリット

では、姿勢や食事に気をつけて、深い呼吸を意識すれば、どんないいことがあるのでしょうか?
メリットはとてもたくさんあります。

ストレスの解消

まず期待できるのは、ストレスの解消です。ヨガなどでも呼吸はとても大事にされていますよね。
呼吸はとても簡単にできる気分転換です。
ストレスによって呼吸が浅くなると紹介してきましたが、深い呼吸を心がけるだけで、副交感神経に働きかけ、リラックスモードに切り替えられます。
疲労感を軽減したり、免疫力を高めることにも期待できますよ。
胸式呼吸を腹式呼吸に切り替えるだけでも、気持ちの切り替えができ、不安感がマシになるので、心配ごとや緊張しやすい方には特におすすめです。普段から、夜寝る前などに取り入れてみましょう。

代謝のアップ

深くゆったりとした呼吸を行うことにより、エネルギー代謝の量もアップします。基礎代謝が上がったり、脂肪の燃焼がしやすくなったりすることで、食事制限や運動など、ダイエットの効果もでやすくなるので、と嬉しいメリットがたくさんですね。

ウエスト痩せ

腹筋を使って深く呼吸を行うことで、ウエスト痩せも期待できます。
腹筋をゆるめてお腹を膨らますように鼻から息を吸い、腹筋でコントロールしながら、少しずつ口から息を吐きます。
腹筋を使えているか心配な場合は、お腹に手を当てて確認しながらやってみると、わかりやすいですよ。呼吸によってインナーマッスルが鍛えられるのは、とても嬉しいですよね。
美しい姿勢と深い呼吸を意識しておこなうと、インナーマッスルが鍛えられるだけでなく、内蔵も元の位置に戻るので、ぽっこりお腹の改善にもなりますよ。

バストアップ

姿勢が悪いと呼吸が浅くなると紹介してきましたが、バストにもあまり良くありません。
猫背になると、バストの位置が下がったり垂れやすくなるだけでなく、胸郭を十分に膨らませて息をたくさん吸うこともできなくなります。深い呼吸によって、上半身の筋肉を柔らかく保つことが大切です。

呼吸の方法

呼吸が浅くなれば、脳や身体に十分な酸素が行き渡らなくなります。
倦怠感や頭痛、不眠、食欲不振、また自律神経失調症など、さまざまな症状が出てくることも。内蔵の動きが低下したり、少しの運動で息が切れるようにもなります。
血流も悪くなるので肩こりやむくみ、免疫力の低下も考えられるので、浅い呼吸は見直しておく方がよさそうです。

「胸式呼吸」と「腹式呼吸」は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
呼吸の質を高めるには、このふたつをうまくコントロールするのがおすすめです。

胸式呼吸

一般的に普段なにも意識せず、生活をおこなっているときは、胸式呼吸が多いかもしれません。
比較的速くて浅い呼吸です。交感神経を優位にするのでやる気を出したいときや、朝スッキリと目覚めたいときには最適です。

腹式呼吸

息を吸ったときに横隔膜がグイっと下に下がり、お腹が膨らみます。
より深い呼吸ができるので、リラックスができ、副交感神経を優位にさせます。緊張やイライラを和らげたいときにもおすすめですよ。今まであまりやったことがない方や、意識してやってみてもなかなかできないという方は、仰向けに寝転んでみるとやりやすいですよ。

胸式呼吸と腹式呼吸や、交感神経と副交感神経はどちらかひとつにすればいいというものではありません。活動的なときもあればリラックスしているときもあればいいように、バランスがとても重要です。
現代の生活では、ストレスなどによって緊張したような状態がずっと続く方も多いので、適度にリラックス状態を自分でつくるようになれるのが、一番理想的ですね。

ちなみに、口呼吸をしている人も要注意です。
風邪などの感染症リスクが高まるだけでなく、フェイスラインのたるみやほうれい線の原因になる場合もありますよ。
乾燥による口臭や、歯の黄ばみにもつながります。
鼻呼吸、もしくは鼻で吸って口で吐く、を心がけてくださいね。

まとめ

呼吸が起こす、身体や心への様々な影響について紹介してきました。
呼吸は誰もが毎日、必ずおこなっています。
だからこそ、呼吸の質を良くするだけで、毎日の積み重ねが大きな差になってくるはずです。

身体の代謝や肌ツヤだけでなく、ダイエットにまでいい影響がでるのなら、とても効率的ですよね。
また、慢性的なストレスや肩こり、身体の不調も和らぐので、未来の病気を予防するためにも日々の呼吸をいちど見直してみてはいかがでしょうか。

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