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冬の脱水症状に要注意?!水分補給の大切さと適切な水分量を徹底解説

脱水症状と聞くと「夏になるもの」「冬には関係ないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、冬こそ水分補給が大切な季節。
今回はそんな冬の脱水症状の危険性やそれを引き起こす原因をはじめ、脱水症状を防ぎ改善する方法をご紹介します。健康な体を守るためにもぜひ正しい知識を身に付け、乾燥知らずの潤った状態を保ちましょう。

冬にも脱水症状が起こる原因

そもそも汗をかきづらい冬に、脱水症状を引き起こす原因とはなんなのでしょうか?それには外的環境と内的環境の2つの側面が大きく関わっています。

外的環境

まずは、季節によって大きく変動がある気温や湿度などの外的環境から。具体的には、以下のような事柄が冬の水分不足を引き起こします。

  • 外気が乾燥している
  • 暖房の使用により室内も乾燥している
  • 洋式の住宅で暮らす

みなさんご存知の通り、日本では季節風の影響で春〜夏は湿気っぽく、秋〜冬は乾燥気味になる傾向にあります。実際に夏と冬では、湿度におよそ20〜30%もの差があるんです。


(出典:気象庁 東京 2015年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)

参照元:https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory/dry/

さらにかつての日本ではその湿気の量を調節するために、機能性の高いふすまや畳が当たり前のように一般家庭で使われていました。しかし現代は洋式の住宅が増え、そのような物の使用が著しく減っています。
となると、湿度は日常的にコントロールされることはなく乾燥する一方。加湿器を使用したり乾燥機の使用を控えたりするなど、自分で何かしらの工夫をしない限り湿度が保たれることはありません。

内的環境

次に、私たちの意識や体の仕組みによる内的環境です。普段からついつい以下のような気持ちで過ごしているという方も少なくないのではないでしょうか?

  • そもそも「乾燥している」という自覚がない
  • 喉の乾きを感じづらい
  • 水分をとることで’’体を冷やしてしまう’’という意識を持っている
  • 汗をかいている実感がない

「汗をかいたり暑さを感じたりする夏と比較すると、そもそも乾きを感じづらい」という私たち心理的な部分が、実は冬の脱水症状や乾燥を引き起こす一番の原因です。水分は汗や尿のみならず、私たちが想像する以上に皮膚や粘膜からも蒸発しているのです。
さらに冬は冷えが気になる季節でもあります。特に冷え性に悩まされている方の中には、「水分を取りすぎることで体が冷えてしまうのではないか」と不安を感じる方もいるでしょう。

このようなマインドは、一度しっかりとリセットすることが大切。その上で、どのような対策ができるのか、以降の項目で確認していきましょう!

冬の脱水症状を見極める5つの方法

脱水症状を見極める方法を知っておくことで、冬や寒い季節でも自分の体の状態を深く知ることができます。具体的には、以下のような5つの症状を感じたら、水分不足や脱水症状の初期段階を疑ってみると良いでしょう。

  1. 体にだるさがある
  2. 立ちくらみがある
  3. 唇や舌、指先が乾く
  4. 尿の量が少ないと感じる
  5. 口の中が粘り、飲食しづらい

この方法は、自分の家族や大切な人の体調や様子を確認するのにも役立ちます。ぜひこちらの項目でしっかり頭に入れておいてくださいね。

脱水症状の予防&改善方法

冬の脱水症状を予防し改善するためには、早めの対策が必要です。特に子どもやお年寄りには細心の注意を払い、日常生活の中に少しの工夫を取り入れてあげましょう。

こまめに水分を摂る

私たちの体重の約60~65%を占める水分は、体温調節、栄養素や食事の運搬、スムーズな便の排出など、生命を持続するのに欠かせない大切な要素を担っています。そして、この水分を保つために私たち(成人女性)が必要とする水分は、1日1.2〜1.5Lほど。空気が乾燥している場合は、より多く摂るよう意識しましょう。飲み物は白湯などの体を温めるものがおすすめです。
(*ちなみにこれは食事以外で摂るべき量です。平均すると、私たちは食事から約1Lの水分を補給しているといわれています。)

しかし、ジュースやスポーツ飲料などの糖度の高いもので水分を摂るのは絶対にNG!体を冷やすのはもちろん、肥満や生活習慣病などの原因にもなってしまいます。

カフェインやアルコールを控える

利尿作用の強いカフェインやアルコールを控えることで、体内からの水分の排出を防ぐことにつながります。カフェインやカリウムを含む代表的な飲み物として挙げられるのはコーヒーや紅茶などですが、それ以外にも以下のような飲料に注意しましょう。

  • 緑茶や烏龍茶
  • コーラ
  • トマトジュース
  • ワイン
  • ビール

これらは利尿作用と同時に、水分排出量も増やす傾向にあります。つまり体内に水分が止まる時間を短くしてしまうということ。水分補給のためのドリンクと嗜好品としてのドリンクはしっかりと分けて考えることが大切なんですね。

加湿器を使って一定の湿度を保つ

冒頭の外的環境で解説したように、洋式の家には湿度を調節する機能があまり備わっていません。そのため、室内の空気環境は自分で整えることが大切です。
少しでも乾燥を感じたら加湿器をつけ、45~55%の湿度を保つよう心がけましょう。加湿器を用意できない場合は、濡れたタオルを室内に干したり植物を置くだけでも十分効果がありますよ。

また、冬は心身ともにほっと落ち着ける場所を作るのがとても大切。加湿器の水にお気に入りのアロマオイルをたらすことで、リラックス効果をもたらすことができます。部屋全体に漂う良い香りは、特別感のあるひとときを与えてくれますよ。ぜひ試してみてくださいね。

体温調節

厚着しがちな冬の季節ですが、重ね着はバランスを考え着脱がしやすい衣類を選ぶのがおすすめ。特に暖房で温まった部屋でセーターを着ていると、すぐに体温が上がって汗をかき始めてしまいます。汗は大量に体の水分を奪う要素のひとつですので、気温差によって汗をかくのは避け、出先では体温調節しやすい衣服を身に付けましょう。

自分の体にこまめに向き合う

自分の体の状態にこまめに向き合うことで、「今日は少し空気が乾燥しているな」「湿度が50%くらいだと肌の調子が良いな」など、ちょっとした変化がわかるようになってくるはず。なんとなく感覚が掴めてきたら、水分補給以外にも食事面に気を使ったりなど、さまざまな側面から体調にアプローチすることができますよ。

また、大人に比べて体温の高い子どもやお年寄りは、体温調節が苦手な傾向にあります。こまめな声かけや水分補給を促すなどの気遣いやケアが大切です。

季節ごとに適切な水分補給を

今回は、冬に水分補給をする大切さと脱水症状の原因と予防法をご紹介しました。体内の水分量をキープすることは、健康にはもちろん美容にも精神的にも効果的。十分な潤いが肌のツヤやきらめきを作り出してくれます。ぜひ本記事をきっかけに、季節ごとに最適な水分補給と体調管理の方法を意識してみてくださいね。

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