ダイエット中は、できるだけ食べない方が良いと思って、極端に食べる量を減らしたり、食べたいものも口にせず我慢していませんか?
もしそうだとしたら、ぜひお伝えしておきたいのが、ダイエットに向いている食べ物や、太りにくい食品があるということです。
そういった食材を正しく選ぶことで、辛い思いも軽減して、美味しく健康的に痩せることができますよ。
そこで、これからダイエットに向いている食べ物と、向いていない食べ物についてご紹介します。
極度に食べる量を減らすダイエットでは、効率も悪く、リバウンドのリスクもあって、続けることが難しいといえます。
でも選ぶ食材や食品に気を付けることで、食べながらダイエットできて、キレイに痩せられるはずです。まずは、どんな基準でダイエットによい食材を選べば良いのかを、ご紹介します。
食べ物から得たエネルギーが消費しきれないまま残ると、それが脂肪に変わって体に蓄積されます。
もし食べたエネルギー以上を消費できれば、太ることにはならないはずなのです。ただ運動不足になりがちな冬には、消費できない可能性も大ですよね。
そこで、できるだけ低カロリー食材を摂るこが望ましいということになります。
糖質は主食となる炭水化物に含まれ、1gで4kcalものエネルギーがありますから、要注意。さらに消化吸収されるとブドウ糖に分解され、細胞に運ばれてエネルギーとして消費されます。
消費されなかったブドウ糖は、体脂肪となって蓄えられるので、ダイエット中には低糖質の食材を選ぶようにしてください。
高タンパク質と摂ると、コレシストキニン(CKK)というホルモンが小腸から分泌されます。この成分は満腹感が得られるという効果がありますので、食べすぎを防げます。
またタンパク質は、三大栄養素のタンパク質、脂質、糖質の中で一番脂肪になりにくいとされます。さらには分解酵素を活性化させるという性質もあることから、中性脂肪の分解を助ける効果もあります。
ダイエットでは食材選びが大事なポイントといえます。体の中に摂り入れることで、様々な面からダイエットを手助けしてくれる食材をご紹介します。
小松菜の成分、ネオキサンチンに肥満を抑える作用があります。また小松菜に含まれるプロリンというアミノ酸は、皮膚に潤いをもたらしてくれ美肌効果にも優れるといえます。スムージーなどにすると摂りやすいですね。
ダイエット中には、避けたい食材がいくつか存在します。その食材を紹介していきますので、できるだけ減らす工夫をしてみてください。
糖質の多い、白米、パンやパスタ、うどんなどはダイエットには向かない食材です。特に精製した小麦を使った製品は、カロリーが高く早く消化されるので、食べ過ぎる傾向にあります。
また野菜でも、じゃがいも・かぼちゃは糖質が多く、血糖値の急上昇を起こす恐れがあるので気をつけましょう。
たっぷり油を吸う揚げ物は、脂肪が体に蓄積されやすく、高温では油の酸化も進みます。揚げ油のサラダ油には、体で分解しにくいトランス脂肪酸が含まれるものもあります。
ダイエットには避けた方が良いでしょう。ココナッツオイルなど酸化しにくい飽和脂肪酸の油の使用をおすすめします。
加工食品は意外と脂質が多く含まれています。また塩分も多く、加工品の脂質と共に消化する時に体に負担をかける食品なので、避けた方がいいでしょう。
植物性の油脂を加工する際に生じるトランス脂肪酸は、最も危険視されている食材。水素を添加して人工的に作られるマーガリンやショートニング、クリームなどに含まれ、分解しにくく、体に蓄積されやすい特質があります。
分解する際には体に負担がかかるため、ダイエットだけでなく健康上、避けた方がいい食材でしょう。
コンビニで販売している食品は、カロリーや成分が記載されているので、ダイエット中の摂取カロリー計算もしやすいですね。
家に帰る途中つい寄ってしまうコンビニ。でもダイエットに良い食品を選べば問題なしというわけです。そこで、コンビニにあるダイエットにもおすすめの食品と、注意したいものをご紹介します。
ダイエット中に、コンビニで買って良いのはサラダチキン、ゆでたまご、おでんなどです。サラダチキンは糖質と脂質が低く、高タンパクで、満腹感もかなり得られます。
ゆでたまごは、たんぱく質が良質なのでダイエットにも美容にも効果あり。一日1個なら大丈夫です。
おでんはどの具材も低カロリーなものばかり。夜どうしても空腹に耐えられなくなった場合もおすすめです。
その他にもち麦入りおにぎりや低糖質のパンもおすすめです。もち麦は、食物繊維が白米の約20倍、食べ物の吸収をゆるやかに抑え、満腹感を持続させます。あと小麦ふすま入りの低糖質パンがあれば、ぜひ買いましょう。
一方、コンビニの春雨サラダと、そばには注意が必要です。春雨はジャガイモのでんぷんからできているため、糖質が高く要注意です。
そばも意外に高カロリー。ご飯茶碗1杯約250kcalに対して、そばは約385kcalあります。野菜中心のお惣菜とご飯のお弁当の方が、ダイエット向きなのです。
ダイエット中には、食べると効果的に痩せやすくしているものと、避けた方が良いものがあります。野菜なら何でも良いわけでないことや、コンビニでもダイエットに良い食品が買えることをお分かりいただけたでしょうか。
ダイエットの基本は、脂肪分の多い肉類や、糖質の高い炭水化物や甘味料を我慢して、葉物野菜を多く摂るように心がけること。正しい知識を得てダイエットに励めば、効率的に痩せることができるはずです。
短期間でのダイエットや、ストレスが溜まってしまう我慢を避けて、賢く健康的なダイエットをしましょう!