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冬なのに手汗?手掌多汗症とは

横浜市のエステサロンAYA「手掌多汗症」

寒い冬は、手も足もとにかく冷えて大変ですよね。外に出ると手がかじかんでしまったり、食器の洗うのも億劫になる季節です。
ですが、寒くても手のひらになぜか汗はかいている…。そんな経験はありませんか?暑いわけではないのに手汗は気になる。と悩んでいる方はとても多くいます。日常生活の中で頻繁に手汗が気になるタイミングがあるのなら、手掌多汗症を疑ってみてはいかがでしょうか?
恥ずかしくて、周りの人にもなかなか相談できないと感じる方も多いようですが、まったく恥ずかしいことではありません。
そして、生まれつきの体質ではなく、生活リズムやストレスが関係しているかもしれません。
今回は手掌多汗症について、特徴や考えられる要因を紹介していきます。
自分自身が手汗に悩んでいるという方だけでなく、今まで知らなかったという方も、知っておいてほしいことなので、ぜひ読んで参考にしてみてください。

手掌多汗症とは?

多汗症は、発汗が過剰になった状態のことです。10~30代の若い年代に多く、男女差は特にないと言われています。気温の高い夏や、運動をしたときには皆さん汗をかきますよね。ですが。特に運動をしたわけででもなく、気温もそれほど高くなくても汗をかきやすい方も多くいます。
緊張やストレスによって汗が多く出てしまう方は、多汗症の可能性があるかもしれません。

多汗症は、全身の発汗が過剰な「全身性多汗症」と手のひらやワキなど、部分的に発汗が過剰な「局所性多汗症」の2種類に分けられます。
そして手掌多汗症も、局所性多汗症の中に分類されます。
下記のようなことが当てはまれば、手掌多汗症の可能性があるかもしれません。

  • 気温や運動の有無に関わらず手汗をかいている
  • 緊張やストレスによって手汗の量が増える
  • 人との握手やハイタッチ、手をつなぐことに抵抗がある
  • 紙や本が湿ってシワシワになってしまう
  • 手の平の皮がふやけている、むけてしまう
  • 物をつかんでも滑りやすい

汗の程度には個人差があり、手が軽く湿っている人や、ポタポタと滴り落ちるほど多く汗をかく人もいます。

手掌多汗症の原因

手掌多汗症は、生まれつきや体質によるもので改善は難しいのではないか?という方もいますが、そんなことはありません。
手掌多汗症の原因のひとつとして考えられるのが、自律神経の乱れによるものです。

自律神経は、人間が生きるための様々な働きをコントロールしています。循環器や消化器、呼吸器などの活動を維持するために24時間働き続けています。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
日中活動している時には交感神経が、睡眠時や休息時には副交感神経が優位に働くことで私たちの活動のオン・オフがコントロールされています。
そして、汗をコントロールしているのは交感神経です。手のひらにある交感神経が活発に活動してしまうことで、手掌多汗症が起こると考えられています。
汗腺に異常があるわけではなく自律神経によるものなので、今まで多汗症ではなかった方がたくさん汗をかくようになったり、逆に自律神経が整うことで改善されることもあります。

また、肥満や甲状腺機能亢進症、副腎機能亢進症などの疾患由来によって汗の量が増えることもありますが、その場合は全身の汗が増えるので、手掌多汗症とはまた別のものです。

手掌多汗症の対策は?

手掌多汗症は自律神経が大きく関係しているとお伝えしました。
自立神経を整えるには、以下の方法がおすすめです。

生活習慣を見直す

いつもバラバラの時間に寝起きすると、自立神経が乱れやすくなります。生活リズムを整えて、自律神経を安定させましょう。朝起きてすぐに、カーテンを開けて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされて自律神経が整いやすくなりますよ。

身体を冷やさない

身体を温めることもとても大切です。
特に太い血管の通った首を温めると、全身の血流が良くなり、疲れや肩こりも軽減しやすくなります。出かけるときは首の他にも、手首や足首などが冷えないようにしてくださいね。

なるべく決まった時間に食事をする

バラバラの時間に食事をとることで、身体がリズムを掴みにくくなります。仕事などの予定によって難しい日もあるかもしれませんが、可能な日はなるべく決まった時間に食事をしましょう。

腸内環境を整える

腸は第二の脳と言われるほど、緊張やストレスの影響を多く受けます。腸が不調の状態にあることで、副交感神経の働きも低下してしまいます。腸内環境を整えるためにも、朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲んだり、食物繊維や乳酸菌を積極的に摂ることが大切です。普段から下痢や便秘などになることが多い方は特に要注意ですよ。

適度な運動をする

過剰な運動は自立神経が活発になりすぎるので、軽めの運動がおすすめです。運動が嫌いという方は、ウォーキングやストレッチだけでもいいので、軽めの運動をしてみてください。身体にも適度な疲労感を与え、気分転換にもなるので睡眠の質もより良くなります。

湯船につかる

湯船につかってリラックスすると、副交感神経へのスイッチが入りやすくなります。普段はシャワーで済ませてしまうことの多い方も、38~40℃程度のお湯に15分程つかってゆっくりする時間を取ってください。日々の疲れも取れやすくなりますよ。

リラックスできる時間をとる

ずっと緊張しっぱなしや、ストレスを抱えたままでは、交感神経が優位になってスイッチがオンのままです。普段から「今日は思いきりゆっくりするぞ!」などと決めて、リラックスするタイミングをつくるようにしてください。休みの日も、ついつい仕事のことや心配に思っていることばかり考えてしまうという方は、映画や読書など「これをしている間は何も考えない。」という風に、リラックスモードに切り替えるスイッチを自分で決めてもいいかもしれません。

睡眠の質を上げる

お風呂に入ってから1~2時間して、身体の温度が冷めてきた頃に睡魔がやってきます。そのタイミングで眠りにつくようにすると、寝つきが良く、睡眠の質も上がるはずです。寝る前にはスマートフォンなどの明るい光を見ることも控えた方がいいでしょう。

ここまで自律神経の整え方について紹介してきました。
手掌多汗症は自律神経を整えることによって軽減できることもあります。ですが、普段の生活に支障がでたり、人と手が触れたりすることに抵抗がある場合は、病院に行くことも検討してみてください。手掌多汗症は保険適用で治療が受けられますし、アドバイスももらえるはずです。体質だと諦めてしまうのではなく、手掌多汗症は症状の軽減が目指せるものなので、一度相談してみるのもおすすめですよ。

まとめ

手掌多汗症について紹介してきました。
手汗について悩んでいる方は意外に多く、なかなか周りに相談できずにいる方もいます。
特に学生の方の中にも、コンプレックスに感じている方が多いようです。
自分自身は手汗に悩んでいる方はもちろん、そうでない方も、手掌多汗症のことを理解して普段から自律神経を乱さないような生活習慣を心がけたり、周りにも気遣いができるようになればとても素敵ですよね。
自律神経を整えるのは、食事や睡眠などの基本的なことに気をつけるのが大切なので、手掌多汗症の予防や改善以外にも様々なことに役立ちます。
ぜひ今日から意識して、生活してみてくださいね。

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