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食後の緑茶はダメ!その一杯が健康に逆効果な理由

日本人にとって欠かせない飲み物といえば、緑茶でしょう。
特に食後にいただく1杯の緑茶は、食事の満足感をさらに高めると共に、お口の中もスッキリとして気持ちいいですよね。

抗酸化作用やダイエット効果など、健康に良い面がたくさんあることも、緑茶が注目されている理由だと言えます。

ところが、緑茶を飲むタイミングを間違えると、逆効果になるということをご存知でしょうか?

特にダメなのは「食後に飲む緑茶」なのです!
食後に飲むことが多いだけに、これはショックですよね。

そこでこの記事では、食後の緑茶がなぜダメなのか解説し、緑茶を効果的に飲むための注意点をお話しします。

さらに、食後にオススメの飲み物も紹介しますよ。
緑茶を効果的に飲んで健康を維持していきたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!

食後の緑茶はなぜダメなの?

健康増進に効果的だと言われる緑茶が逆効果になるとは、意外ですよね。
ここでは、食後に緑茶がダメな理由をお話しします。

理由は以下の3つです。

1. 鉄分の吸収を妨げる
2. ビタミンDを減少させる
3. 胃粘膜を薄くする原因になる

では、1つひとつお話ししましょう。

理由1.鉄分の吸収を妨げる

緑茶は、食事で摂った鉄分の吸収を妨げてしまいます。
なぜなら、緑茶に含まれるタンニンという成分が、鉄の吸収を悪くするからです。

例えば、貧血気味な時や、妊娠中の女性は緑茶を控えるように言われることがありますが、これも緑茶に含まれるタンニンが鉄分の吸収を妨げるからなのです。

女性は男性に比べて貧血を起こしやすいため、特に注意が必要だと言えるでしょう。

理由2.ビタミンDを減少させる

緑茶を飲むことで、食事から摂ったビタミンDを減少させてしまいます。

これは緑茶に含まれるカフェインの影響で、カフェインにはビタミンDを減少させる性質があるからです。

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、免疫力を高めるなど、大切な働きをしています。
ビタミンDが不足することで、骨や筋肉が弱くなったり、風邪をひきやすくなったりするなどの影響があるのです。

理由3.胃粘膜を薄くする原因になる

これは食後に限ったことではありませんが、緑茶を飲み過ぎると、胃粘膜が薄くなる原因にもつながります。

緑茶に含まれるタンニンは酸化しやすい性質を持つため、タンニン酸が胃粘膜を薄くすると言われているのです。

胃粘膜が薄くなると萎縮性胃炎という状態になり、さらに進行することで胃がんのリスクにもなると報告されています。

緑茶を飲むメリット

前章では、緑茶を食後に飲むことがなぜダメなのかについてお伝えしました。
しかし、緑茶には体に嬉しいメリットもたくさんあります。

緑茶の主なメリットは以下の4つです。

1. 抗酸化作用や殺菌効果
2. ダイエット効果
3. 疲労回復効果
4. 便秘の改善

それでは、順に見ていきましょう。

メリット1.抗酸化作用や殺菌効果

お茶に含まれているカテキンはポリフェノールと呼ばれる酵素の1種で、抗酸化作用や殺菌作用があります。

抗酸化作用とは、私たちの体を攻撃して細胞を傷つける活性酸素を除去する力のことです。
ポリフェノールには活性酸素を除去し、体を守る作用があると言われています。

また、カテキンは強い殺菌効果を持つため、体内に入り込んだ菌を死滅させる効果も期待できるのです。

メリット2.ダイエット効果

近年は、緑茶の持つダイエット効果も注目されています。

なぜなら、緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートと呼ばれる成分が肝臓を活性化して体脂肪を燃やし、代謝をアップさせるからです。

さらに、エピガロカテキンガレートは脂肪分が小腸で吸収されるのを阻害し、血中の中性脂肪を減らして肥満を予防する効果もあります。

メリット3.疲労回復効果

緑茶に含まれるカフェインには、頭をスッキリとさせて集中力を高める効果があります。

またその一方で、緑茶の香りにはリラックス作用があり、副交感神経を高めてゆったりと気持ちを休める疲労回復効果も期待できます。

緑茶の力で心と体にメリハリをつけて、上手に疲労を回復させることができると言えるでしょう。

メリット4.便秘の改善

あまり知られていないことですが、緑茶には便秘の改善効果も期待できます。
なぜなら、緑茶に含まれるカテキンの殺菌作用が腸にも働き、悪玉菌を減らしてくれるからです。

研究によると、緑茶のカテキンを投与することで便の量や腸内の善玉菌が増えたという結果も報告されています。

ただし、便秘の解消を目的として緑茶を飲む場合には、ペットボトルのお茶では効果を発揮しません。
茶カテキンを摂るには80~85℃の熱いお湯で、急須からお茶を淹れる必要があります。

緑茶を効果的に飲むための注意点

ここまで、緑茶の持つメリットについてお話ししてきました。

緑茶には食後に飲んではいけないというデメリットな部分も存在しますが、やはり健康増進に効果的な面が多いと言えますね。

次に、デメリットを避けて、効果的に緑茶を飲むための注意点についてお話ししましょう。

注意点は下の3つになります。

1. 飲むタイミングに注意する
2. 1日2、3杯程度にする
3. 水分補給には水を飲む

では、1つひとつ確認していきましょう。

注意点1.飲むタイミングに注意する

前述したように、緑茶にはタンニンという物質が含まれており、食後にのむことで鉄分の吸収を妨げてしまいます。

しかし、鉄分には「非ヘム鉄」と「ヘム鉄」の二つの種類があり、タンニンによって吸収しにくくなるのは、小松菜やホウレンソウなどの野菜に含まれる非ヘム鉄です。

牛肉やレバーといった動物性たんぱく質に含まれるヘム鉄はタンニンの影響を受けません。
ヘム鉄を多く含む食事内容の時は、緑茶を飲んでも大丈夫です。

しかし、食事の種類によって飲むお茶を選ぶのは面倒だと感じる方も多いでしょう。
最も間違いないのは、緑茶を飲むのは食後30分以上たってからにすると良いと言えます。

注意点2.1日2、3杯程度にする

緑茶を飲み過ぎると、酸化したタンニンがたんぱく質を凝固させ、胃に悪影響をもたらします。
タンニン酸には胃粘膜を薄くする作用があるからです。

しかし、それは緑茶を飲み過ぎた場合の注意点であって、普通に飲む分には心配ありません。
体の健康のために緑茶を飲むなら、1日2~3倍にとどめましょう。

また、農薬は体内で消化される際に消化器官へ負担をかけるため、緑茶を選ぶ際は無農薬のものが理想的です。

注意点3.水分補給には水を飲む

水分補給には、緑茶よりも水を飲むようにしましょう。

緑茶などのカフェインを含む飲み物は、水分補給としてはふさわしくありません。
カフェインは利尿作用があるため、かえって水分を体内から奪ってしまうことになります。

また、喉の渇きを感じた時にはすでに体内では水分不足が起きていると言えます。

冷たい水は体を冷やしてしまうため、常温水や白湯をいつも身近において、定期的に水分補給をすることが大切です。

食後におすすめの飲み物は?

ここまでお話しして来たように、食後に緑茶を飲むと、鉄分やビタミンDの吸収を妨げてしまいます。
緑茶を飲むなら、食後30分以上たってからが良いでしょう。

では、食後に飲んでも良いのはお水だけでしょうか?
それではあまりにも味気ないですね。

食後には、カフェイン含まない飲み物をとりましょう。
おすすめの飲み物としては、以下のようなものがあります。

  • 白湯
  • ほうじ茶
  • 麦茶
  • そば茶
  • コーン茶
  • 黒豆茶
  • ゴボウ茶
  • よもぎ茶

中でも黒豆茶やそば茶、ゴボウ茶などは、美容や美肌にも効果的です。
食物繊維を多く含むので、便秘にも効果が期待できます。

また、よもぎ茶は血の巡りを促すので、冷え性に効果的ですよ。

まとめ

体に良いと世界で注目を浴びている緑茶ですが、食後に飲むことでデメリットもあるのですね。

しかし、緑茶の持つ健康増進効果はやはり見逃せません。
食後には最後にご紹介した「食後におすすめの飲み物」をゆっくりと楽しんで、食後以外の時間に、適度に緑茶を摂ると良いですね。

上手に緑茶を飲みながら、健康ですこやかな毎日を送りましょう。

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