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お部屋のカビが及ぼす危険

ジメジメと感じる湿気。肌にまとわりつく不快感や髪のうねりだけでなく、部屋の中の湿気も気になりませんか?

梅雨の時期はもともと湿気が多いことに加えて、雨の日は外に洗濯物を干すことができず、部屋干しをする機会が多くなります。
長期間湿気がたまっていると気になるのが、「カビ」ですよね。
カビは、浴室やキッチンなどの水回りだけでなく、部屋の様々な場所に発生します。
大切な洋服や家具などを守るためのカビ対策はおこなっていますか?
今回はそんなカビが与える身体への影響や、カビを予防する方法などを紹介します。

カビが及ぼす危険とは?

カビは真菌類の仲間です。
真菌類には、カビのほかにもきのこや酵母などがあります。
日本は高温多湿で、カビがとても繁殖しやすい環境。室内でも、約350種のカビが繁殖する可能性があります。

カビと聞くとあまりイメージがよくありませんが、種類は本当に様々です。日本酒や醤油、味噌、ブルーチーズなどの食べ物にも多く利用されている種類もあります。

食品に使われるようなカビを除いて、カビは身体に危険を及ぼす場合があります。身体へ与える主な影響は、下記のとおりです。

アレルギー

カビによる喘息やアレルギー性鼻炎、アトピーなどが挙げられます。鼻水やくしゃみ、目のムズムズなど。カビが肺に入り込むことで起きる感染症は、治りづらく、治療にも時間がかかります。

ニキビ

カビが肌に付着すると、雑菌が繁殖してニキビの原因になることがあります。
部屋のカビが繁殖するのを防ぐのはもちろん、肌を清潔に保つことが大切です。

かゆみ、かぶれ

かゆみやかぶれもまた、カビの影響による肌の悩みのひとつです。カビは肌のムズムズやかぶれの原因になり、かゆみや肌荒れを引き起こします。

水虫

水虫は、白癬菌というカビの一種に感染することで起こります。
ほとんどが足への症状ですが、まれに手などにも見られます。治りづらく、症状を繰り返すのもひとつの特徴です。

カビが発生しやすい条件と場所

では、カビはどのような場所に発生しやすいのでしょうか。カビは、湿気や湿度、ホコリなどの環境が揃うと、爆発的に増えやすくなります。
温度は20~30℃、湿度は70%以上がカビの大好きな環境です。ホコリやダニ、石けんカスがあるところには特に発生しやすくなりますので、注意が必要です。

また、窓の近くなど結露するところには必ずと言っていいほど、繁殖しやすくなります。
家の中で特に、カビの繁殖しやすい場所は以下の通りです。

  • 浴室、洗面所、キッチン、トイレ、洗濯機などの水回り
  • 冷蔵庫、タンス、大きな家具と壁の間
  • 押し入れやクローゼット
  • マットレスや布団、座布団、畳

カビを寄せつけない!今すぐできるカビ対策

繁殖してからでは、掃除がとても大変なカビ。肌やアレルギーへの影響もとても気になります。絶対にカビを繁殖させたくない方のために、今すぐに実践できるカビ対策の方法を紹介します。普段の生活で、カビ対策ができているかどうか?をチェックしながら確認してみてくださいね。今回は、先ほど紹介した特にカビが繁殖しやすい場所についてのカビ対策を紹介していきます。

浴室、洗面所、キッチン、トイレ、洗濯機などの水回り

→水回りに石けんカスが残っていると、それがカビのエサになります。
こまめに掃除をすることと、料理や入浴が終わった後もしばらく換気扇をつけておくのがおすすめです。なるべく水滴のついている時間を短くするようにしましょう。
また、キッチンはシンクだけでなくシンク下の収納にもカビが発生しやすいので、注意してください。
できるようであれば、シンクや浴室はつかったあとに水滴を拭き取るのが理想的。毎回拭くのは面倒という方は、水切りワイパーなどをつかって水滴をざっくりと取っておくだけでも違います。

冷蔵庫、タンス、大きな家具と壁の間

→大きな家具と壁の間には湿気がたまりやすく、カビも発生しやすくなります。
壁と家具の間隔が近いと湿気がたまりやすいので、10㎝以上などと少し広めに間隔をとるといいですよ。また、ホコリもたまりやすいのでこまめな掃除が必要です。

押し入れやクローゼット

→押し入れやクローゼットにもカビは繁殖します。
湿気がこもりやすくなるため、長期間の閉めっぱなしはNGです。定期的に換気をするようにするか、来客があるとき以外は開けっ放しでもいいかもしれません。また、荷物をギュウギュウに収納するのではなく、洋服同士や荷物の間に間隔を空けたり、段ボールなどをそのまま置くのではなく下にすのこを敷くのもおすすめです。
お気に入りの服にカビがついてしまわないよう、予防を行いましょう。

マットレスや布団、座布団、畳

→寝具や座布団にも、とても湿気がこもりやすいです。布団で寝ている方は、起きてすぐに布団を畳んでしまうのではなく、しばらく乾かしたり干したりしてから収納するようにしましょう。ベッドの場合は、ベッドにすのこがあるかどうか確認して、ない場合はすのこを追加したり、吸湿パッドをつかうのもおすすめです。こまめに洗濯、天日干しをするようにしましょう。外に干して紫外線に当てることで、日光消毒もできます。

結露のつきやすい窓。壁紙やカーテンにカビがつくと、衛生面がとても気になります。
ペットを飼っていたりお子様がいる家庭では、特に心配になりますよね。結露を防ぐために二重窓を利用したり、結露防止シートも売っているので、うまく活用してみてください。
断熱効果や吸水効果のある結露防止シートや、見た目が気になるという方には結露防水スプレーなども売っています。

これはダメ!間違ったカビ対策

部屋の中でカビを見つけたら、どのように対処していますか?
早く処理したい!手で触るのは少しきもちわるい!そんな気持ちから、掃除機でカビを吸い取ってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
カビは、掃除機をつかって吸い取るのはNGです。

カビは胞子が空気中を漂い、その後繁殖できそうなところで発芽。少しずつ菌糸がのびて成長します。
掃除機でカビを吸ってしまうと、排気口から胞子が撒き散らされます。カビを撃退するどころか、さらに広範囲へ広がってしまう可能性があります。
カビを見つけたら掃除機で吸うのではなく、かたく絞った雑巾などで拭き上げることが大切です。
消毒用のアルコールをスプレーなどで噴射して、消毒しておくのもおすすめです。その際は濡れたまま放置するのではなく、アルコールが揮発するまでしっかりと乾かしてくださいね。

また、入浴をした後には浴室の扉を開けて湿気を逃がしている方はいませんか?
良かれと思ってやっていることですが洗面所や廊下など、色々なところに湿気を広げてしまうことになり、カビが発生しやすくなります。浴室の換気は、窓や浴室乾燥機、換気扇などをつかって換気するようにしましょう。
それらがつかえない時には、浴室の温度が下がってから扉を開けるのがおすすめです。

まとめ

部屋のカビが及ぼす危険や、カビ対策の方法などについて紹介してきました。
カビが肌に付着すると、アレルギーや肌荒れなどの様々な影響を及ぼします。
また、ちょっとした工夫でカビは出にくくなります。
この梅雨の季節には特にカビが繫殖しやすいので、壁や家具、寝具だけでなく服や本などにも要注意ですよ。
換気などのカビ対策をしっかり行って、健やかな肌と身体で梅雨を乗り切りましょう!

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