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真夏の日焼けは3分後から始まっている! そのUVケア本当に大丈夫?

じりじりと肌を焼く真夏の陽ざし。そんな夏の紫外線は、どのくらい浴びるとシミになるのでしょうか?
実は真夏にノーケアだと3分で日焼けは始まる、つまりUVケアしないと3分でシミになる!? そんな驚きの報告もあるほどなんです。
だから洗濯ものを干す時やゴミ出しで日焼け止めを塗っていなかったり、マスク着用で塗り残しがあったりしたら、まさに致命的。
そんな季節にすべきことは、“真夏に相応しい”紫外線対策に尽きます。
そこで今回は梅雨までとは違うUVケアのポイントを押さえながら、真夏にすべきケアとは何かについて紹介していきます。

真夏の紫外線。ちょっとの油断もできない理由

シミの原因メラノサイトは5秒で活動開始!

紫外線を浴びると、肌の奥ではメラノサイトという細胞が活動を始め、メラニン色素を生成して色が黒くなっていきます。
このメラノサイトは、紫外線に当たってたった5秒で活動を開始するのだとか。ということは外に出た瞬間から、肌の中で日焼けが始まっているということなのです。

曇りでも室内でも日焼けしている

紫外線は、曇っていても日陰にいても降り注ぎますし、空気や地面などに反射しても届きます。
「曇っているから」「日陰にいるから」といって油断していると、いつの間にか日焼けしてくすみや、ゴワつきが起きるかもしれません。
またシワやたるみにつながりやすい紫外線UV-Aは、窓ガラスを通り室内にまで侵入します。テレワークなどで自宅時間が増えていますが、「室内だから」と無防備でいるわけにはいきません。

時間帯にも注意が必要!

通常、紫外線が強まる時間帯は10時〜14時といわれています。でも夏の場合、紫外線が少ないのは17時以降から朝7時ぐらいまで。つまり8時からは気をつける必要があります。
日焼け止めを塗らずに通勤や通学をしたり、午前中近所にでかけることでさえ、シミのリスクが高まります。

部分焼けに注意! 普段の生活で意外と焼けている!

紫外線ダメージを受けてしまった後で修復するのは、とっても大変。
最初に説明したように、日焼けはたった3分で始まっていますので、普段の生活でも次の点に気をつけなければなりません。

うっかり日焼けをしがちな部位は?

鼻や頬は注意していても、首とデコルテ、手元は見落としがち。実はここは、地面からの照り返しが思ったより強く、紫外線の刺激を受けやすい部位です。
また皮膚が薄いため加齢サインも出やすく、シミなどができても消えにくいので油断は禁物。顔と同じレベルの、隙のないお手入れを習慣にしましょう。

マスクをしているから日焼け止めは不要?

夏に注意すべきなのは、「マスク焼け」。マスクが紫外線を防いでくれるから日焼け止めは塗らないという方は要注意。
マスクは紫外線を完全にカットすることはできません。マスクを通過したり隙間から入り込んだりで焼けることがあります。
また日焼け止めは蒸れや汗、着脱時の擦れで落ちやすいため、さらに気をつけないといけません。

夏にはどんな日焼け止めを選ぶべき?

「塗り直しができない」「汗で落ちやすい」、「紫外線が強い場所にいる」などの環境だとしたら、紫外線カット力が強めのものをおすすめします。
日焼けの抑制効果が12〜16時間ほどある「SPF50+」を使ってみましょう。
もし、こまめに塗り直せるという場合には、SPF30程度のもので、UVカットのファンデやパウダーで重ねづけするのも良いでしょう。

そのお手入れで大丈夫? 正しい真夏の紫外線カット

日焼け止めは、使う量や塗り直しで効果が大きく変わります。その効果を最大限に引き出すために、まずは間違った塗り方や使い方をしていないかチェックを!

効果が半減する使い方NGとは?

➀昨年使い残したものを使っている

基本的に化粧品の消費期限は未開封で3年、開封した後は1年ほど。開封後は中身がどんどん酸化するので、UVカットの効果も低下します。
できるだけ3ヵ月で使い切りましょう。

②少量を伸ばして塗っている

日焼け止めは塗る量が大切です。でも多くの方は塗る量が足りていないかもしれません。紫外線防止効果を発揮するには、適量を塗ることが肝心。おそらく「塗りすぎ?」と思う程度がちょうど良いといえそうです。

③1か所から全体に広げている

顔の一点に日焼け止めを置き、そこから広げるとムラや塗り残しの原因になります。何ヵ所かに分けてのせるか、手のひらで広げなじませてから塗りましょう。

④塗り直しを全くしない

夏に塗り直さないのはNGです。それは汗をかいたり手で触ったりすることで日焼け止めが落ちること。そして日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、紫外線を吸収した後は次第に効果が弱くなるからです。

⑤紫外線対策は「サプリ」だけ

サプリだけでは、日焼け防止には不十分。なぜならサプリは紫外線を浴びた後、体内で発生した活性酸素を除去し、シミなどのダメージを軽減するためのものだからです。
紫外線を遮断するには日焼け止めを塗って、物理的にUVカットしましょう。

真夏の日焼け止め、塗り方のポイント

手のひらでなじませる

日焼け止めを手のひらに取り、もう片方の手のひらで伸ばして顔全体になじませます。
顔の5か所ほどに置いて伸ばすのも良いですが、このやり方の方が塗りムラを防ぐことができます。首やデコルテ、耳の後ろも忘れずに。
一度なじませたら、今度は少なめの量を手のひらに取り、頰、おでこ、鼻などの高い部分に重ねづけしましょう。

日焼け止めを塗る順番は?

スキンケア商品にもUVカット効果のあるものが色々出回っていて、どの順番で塗ればよいかという疑問もわいてきます。
先に無色のものから塗り、下地など色のものを重ねるというのがセオリーですが、SPF値の高いものを先に塗る方が、紫外線防止力がより働くともいわれます。
ただ、アイテムを重ねてもUVカット力は合計されず、その中で最も高い指数を持つものの効力しか発揮されないので、省いたりして重ね方を工夫してみてください。

ファンデの上からの塗り直しテク

どれだけSPF値が高くても、汗をかいたり顔を触ったりすると、日焼け止めは落ちていきます。夏はやはり2~3時間おきの塗り直しがベスト。手軽にファンデーションの上からできる塗り直しテクをマスターしておきましょう。

時間がなくササっとしたい時は、パフが便利

パフに日焼け止めをのせ、顔の中心から外側に向かって広げていき、ファンデのヨレも拭き取ります。
まんべんなく塗れたら、ファンデーションをつけフェイスパウダーをはたけばOK。
薄づきメイクの方はパウダーだけでも良いでしょう。塗り直し用に小さいパフを1つ携帯すると重宝ですよ。

時間があれば乳液でオフして

確実にきれいに直したい場合は、乳液でメイクオフをするのがおすすめです。
パフに乳液をなじませ、頬や鼻など日焼け止めの落ちた部分を拭き取ります。
そのあと日焼け止めを塗り、ファンデーション、パウダーをのせればOKです。保湿ケアにもなります。

日焼けしたら冷やす! 72時間以内が勝負

真夏の日焼けをうっかりしてしまったら? 直後のケアが一番重要です。
肌に定着してしまう72時間以内が勝負なので、まずほてっている部分をできるだけ早く冷やしてあげること。
冷水タオルや保冷剤、もしくは冷やしたシートマスクで鎮静させしましょう。
日焼けした肌は水分が奪われて乾燥も進むので、あとはしっかり保湿を心がけてください。その際は敏感肌用の保湿化粧水を使うようにしましょう。

まとめ

紫外線対策は常に気をつけている、そんな方は多いでしょう。でも真夏の紫外線は想像以上に素早く肌にダメージを与えています。
そんなことから、いつもしている方法を見直し、これまで以上に“隙のない日焼け止め”の仕方についてお伝えしてきました。
また朝塗ったからと、安心は禁物! 簡単&きれいな塗り直しテクで、夏の強い紫外線から肌を守っていきましょう。

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