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痩せるためには褐色脂肪が大事! ダイエットの味方、褐色脂肪細胞とは?

ダイエットの敵と思われがちな「脂肪」ですが、なくなると逆に太ることにつながる脂肪があることをご存じですか?
筋肉の何十倍もの熱を生み、脂肪を燃焼するパワーを秘めた脂肪細胞、それが「褐色脂肪細胞」です。
きつい運動も食事制限もしないで痩せられたら…。そんな夢のようなダイエットが、体のある部位に存在する脂肪細胞を刺激するだけで叶うかもしれません。
カロリーの消費量をアップさせてくれる「褐色脂肪細胞」を活性して、楽にダイエットしてみませんか?

「褐色脂肪細胞」を刺激して痩せやすい体へ

褐色脂肪細胞は筋肉の70倍も脂肪燃焼するといわれる脂肪。いったいその細胞はどこにあって、どんな働きをしているのでしょうか。
ダイエットがなかなかうまくいかずに困っている方は、注目してみる価値がありそうです。

褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼させる?

カロリーを過剰に摂取したり、運動不足だったりすると、体は脂肪を溜めて太ります。この体のぜい肉となっている脂肪のことは「白色脂肪細胞」といいます。
それに対して「褐色脂肪細胞」は、筋肉のような働きをして脂肪を熱に変換し、消費カロリーを増やす働きをする脂肪酸なのです。

白色脂肪細胞には、血液中の脂質や糖を吸収しエネルギーとして蓄える働きがあって、成長と共に増えて、大人は400億個ほどもあるとされています。
一方の褐色脂肪細胞の数は少ないですが、発揮する熱生産能力は筋肉の70〜100倍、という報告もあります。
まさに褐色脂肪細胞は“痩せスイッチ”、というわけで、この細胞を刺激して活性化すれば、ダイエットに効くといわれているのです。

褐色脂肪細胞のある場所は?

褐色脂肪細胞は新生児が熱を生み体温を維持するために働くので、成長とともに失うと考えられていたこともありました。
でも近年になって、大人になっても肩甲骨周辺や背骨、首の後ろ、わきの下などに残っていることがわかっています。
食事をすると、体が熱くなったりすることがありますよね。そういった体感は、褐色脂肪細胞が働いているサインかもしれません。

「痩せホルモン」の分泌と脂肪燃焼の関係は!

私たちの体には、いくつかの“痩せホルモン”と呼ばれる分泌物質があります。なかでも脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種、「アディポネクチン」は、脂肪をため込まない方が分泌を増すといわれているんです。

痩せホルモンと呼ばれる「アディポネクチン」って何?

アディポネクチンは脂肪を燃焼させる働きがあり、 “痩せるホルモン”もしくは、“長寿ホルモン”とも呼ばれ、話題になりました。
生活習慣病予防としても注目のこのホルモンが分泌されると、筋肉にある酵素のAMPキナーゼを活性化する働きがあります。
一般には、運動することで脂肪を分解する酵素が働き、脂肪の蓄積を防いでくれているのですが、アディポネクチンが分泌されれば、運動しなくても脂肪が燃焼しやすく、太りにくい体づくりが可能というわけです。
この痩せホルモンは、実は白色脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種なのです。

脂肪がつけば痩せホルモンの分泌も増える?

アディポネクチンが(白色)脂肪細胞から分泌されるなら、脂肪がついていた方がよいのでは? と思うかもしれませんね。
でも実際はその逆。内臓脂肪がつくだけ、分泌量が減ることがわかっています。
その理由として考えられるのは悪玉物質とのバランスです。肥満している方の脂肪細胞内は、脂肪がぎゅうぎゅうに詰め込まれ、炎症を起こしている状態。
こうした炎症が悪玉物質の分泌を増やし、反対に善玉物質のアディポネクチンの分泌が減ってしまうと考えられています。
痩せホルモンが分泌されるためには、脂肪をためないよう、燃焼させなくてはいけないのです。

脂肪燃焼におすすめ!
肩甲骨を動かして褐色脂肪細胞を活性化!

脂肪をため込まないことが、痩せホルモンの分泌に一役買っていることがわかったところで、脂肪を効率良く燃やしてくれる方法を試してみましょう。
まずは褐色脂肪細胞が密集している、肩甲骨まわりの運動から!
肩甲骨は、背中の上部左右の位置にある三角形の平たい骨のこと。肩まわしでここを大きく動かすと、短期間のうちに痩せることも可能といわれています。

ダイナミックに肩まわし
  1.  背筋をのばして立ちます。右手を右肩に、左手を左肩におきます。
  2.  まず両方の肘で大きな円を描くように前回しします。
  3.  肩が上下に動いても良いので、大きめに10回ほど回します。
  4.  後ろ回しも同様に10回行います。

※肩、首、背中全体を動かすことでほぐしていきます。全身の力を抜いてリラックス。
※肩甲骨を開いたり閉じたりする動きを意識して、行いましょう。

肩甲骨の引き締め運動

このエクササイズを、一日のちょっとしたすきま時間の習慣にしてみては? 褐色脂肪細胞の活性化以外にも、肩こりや猫背を改善し、リンパの流れを良くしてくれますよ。

  1.  背筋をまっすぐにして立ち、両腕を上にあげて手のひらを合わせます。
  2.  息を吐きながら、両肘をゆっくり肩の位置まで下ろします。
  3.  両肘を後ろに回し、肩甲骨をキュッと締めるように胸を張ります。
  4.  息を吸いながら、最初の姿勢に戻します。この動きを10回繰り返します。

※背筋をまっすぐ伸ばすだけでも、肩甲骨が刺激されて血行が良くなり、褐色脂肪細胞の活性化が期待できます。
気がついたときに肩甲骨のあたりを動かせば、「楽をして痩せる」を実現できそうですね。

こんな習慣も褐色脂肪細胞を活発にする!

ちなみに壁をよじ登るボルダリングは、背中の肩甲骨の周辺やわきの下などの筋肉を集中的に使うので、かなりのダイエット効果があるという話を聞きます。
これも褐色脂肪細胞が刺激されるからなのです。
ボルダリングとまでいかなくても、これから紹介することを日課にするだけでも褐色脂肪細胞を味方につけ、活性化させることができますよ。

温冷シャワーを浴びる

入浴する時、首の後ろから下にかけての背中一面に、40度ほどのお湯と20度ほどの水を交代にかけます。それぞれ30秒ずつ5セットを目安にやってみて下さい。
※高血圧や心臓疾患、貧血などの方はやめておきましょう。

ペットボトルで瞬間冷却

体が冷えた、と感じると、褐色脂肪細胞は脂肪を燃やして熱を作ろうとします。この作用を利用して凍らせたペットボトルをしばらく両手で握ってみて下さい。
「体を温めないと」と感じて、褐色脂肪細胞が活動を開始。熱を作り出すのです。
できればお湯で手を温めた後で凍ったペットボトルを持つ、という動作を交互に5回繰り返すとより効果的ですよ。

褐色脂肪細胞を活動させる食べ物

ニンニク、しょうが、唐辛子、わさび、ミント等を食べると褐色脂肪細胞が働いて、体が温まりやすくなります。薬味や味付けに意識的に取り入れて、肩甲骨運動と一緒に習慣化していきましょう!

まとめ

褐色脂肪細胞とは、溜め込みすぎた脂肪を熱に変えて放出してくれる、ありがたい脂肪細胞です。
ここまで褐色脂肪細胞が集まっている肩甲骨にポイント絞って、簡単にできる運動をご紹介してきました。
ご紹介した運動は、ウォーミングアップとしても活用できるものばかり。いつも行っているエクササイズや筋トレの効果UPにもつなげて下さい。
体温は1℃上がるごとに基礎代謝が12%も高まるといわれています。褐色脂肪酸を刺激する方法をプラスすれば、脂肪燃焼しやすく痩せる体質へと導いて行けますよ。

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