fbpx

よく聞くメラニンって?

秋が近づき、夏に増えたメラニンによる、シミやソバカスが気になる季節ですね。
ところで「メラニンってなに?」と聞かれて、正確に答えることができますか?

何となく肌に悪いというイメージは持っていても、そのメカニズムからわかっている人は少ないのではないでしょうか。

白く透明感のある肌を維持するには、メラニンについての知識が欠かせません。
そこで今回の記事では、メラニンとは何かを、そのメカニズムから詳しく解説。
さらに、シミ改善や色素沈着の対処法をお話しします。

美しい肌で秋を迎えるために、ぜひ最後までお読みください。

メラニンとは

まずはメラニンとは何なのかを、簡単に説明しましょう。
メラニンとは、私たちの髪や肌、瞳の色を作っている、黒い色素のことです。

たとえば、メラニンが多く含まれた髪は黒くなり、メラニンの含まれない髪は白髪になります。

肌のシミや傷跡の黒ずみ、ホクロやソバカスなども、メラニンによるものです。

メラニンの役割

美肌の大敵のように言われるメラニンですが、メラニンには私たちの皮膚を紫外線から守るという重要な役割があります。

肌が紫外線を浴びると、皮膚の奥にある「メラノサイト」と呼ばれる組織でメラニンを生成して、紫外線を吸収することで、肌を紫外線の悪影響から守っているのです。

では一体なぜ、肌を守るためのメラニンが、シミやソバカスの原因になってしまうのでしょうか?

メラニンがシミやソバカスの原因になる理由としては、メラニンが生成されて排出されるまでのプロセスが深くかかわっています。

次に、メラニンの生成から排出までの流れを、お話ししましょう。

メラニンの生成から排出まで

メラニンが生成されて排出するまでの正常な流れは、1~4のようになります。

1. 紫外線やストレスなどの影響で、メラノサイトが活性化する
2. メラノサイトでメラニンを生成する酵素が働き、メラニンが合成される
3. メラニンが増えた肌は黒くなる
4. 時間の経過とともにターンオーバー(新陳代謝)によって古い皮膚が剥がれ落ちて(排出)、綺麗な肌に戻る

以上のように、正常な肌は、メラニンが活性化して黒くなることがあっても、時間の経過とともにメラニンの蓄積された肌は排出されて、元の白い肌に戻っていくのです。

メラニンが沈着する原因

前章では、メラニンが生成されてから排出されるまでの、正常な流れを紹介しました。
では、肌にシミやソバカスなどの色素沈着が起きるのは、どういう場合なのでしょうか?

メラニンが沈着してしまう原因としては、以下の2つがあります。

1. メラニン色素が過剰に生成される
2. ターンオーバー(新陳代謝)の乱れ

では1つひとつ説明しましょう。

原因1.メラニン色素が過剰に生成される

メラニン色素が過剰に生成されると、色素沈着してしまう原因になります。

強い紫外線にさらされたり、紫外線に長時間当たり続けたりすることで、メラノサイトが過剰に反応し、メラニン色素を作り過ぎてしまうからです。

過剰に生成されることでメラニンが排出しきれずに、皮膚の中に残ってしまうといえます。

原因2.ターンオーバー(新陳代謝)の乱れ

ターンオーバーの乱れも、メラニンが沈着してしまう原因になります。
健康な肌では、メラニンが生成されても時間と共に排出されます。

しかし、加齢やストレスなどの影響でターンオーバーが乱れると、メラニンが正常に排出されず、その間に肌への沈着が進んで、シミやソバカスの原因になるのです。

メラニンの沈着で起きるトラブル

ここまで、メラニンが沈着してしまう原因について、お話ししてきました。
次に、メラニンの沈着が原因で起きるトラブルついて解説します。

色素沈着で起きる主なトラブルは、下の3つです。

1. シミ
2. そばかす
3. 炎症

では、順に見ていきましょう。

トラブル1.シミ

紫外線による色素沈着で起きるトラブルの代表的なものに、シミがあります。
シミには2つの種類があり「老人性色素班」と「肝斑」に分けられます。

老人性色素班は30~40歳頃にできはじめるシミで、年齢を重ねるごとにできやすくなります。

一般的に言われるシミは、老人性色素班のことで、色は淡褐色~濃褐色まであり、大きさは数ミリ~数センチ大までと様々です。

肝斑とは、頬骨あたりに左右対称に現れるシミで、輪郭がはっきりしていないのが特長です。
30~40代の女性に多くみられ、原因は女性ホルモンの乱れにあるといわれています。
紫外線やストレスも誘因になるため、注意が必要です。

トラブル2.そばかす

そばかすは、幼少期から発症することが多いのですが、紫外線の影響で年齢と共に濃くなる傾向にあります。

頬骨や目の下に左右対称にでき、遺伝が原因にあることが多いでしょう。
悪化を防ぐには、紫外線対策が肝心だといえます。

トラブル3.炎症

炎症も、メラニンによる色素沈着を起こす原因になります。

ニキビやひっかき傷、虫刺されなどが原因で肌に炎症が起きると、色素沈着から肌の色が黒く変色することがありますね。

肌のターンオーバーが正常に行われていれば、時間と共に黒い部分が排出されますが、紫外線の影響などでターンオーバーが乱れて、黒ずみとなって残る場合があります。

肌の色素沈着は摩擦によって悪化するので、スキンケアの際にゴシゴシと擦ってはいけません。
やさしくタッチして、肌を傷めないように注意することが大切です。

メラニンの沈着を防ぐには

前章では、メラニンの沈着によって起きるトラブルについてお話ししました。

「メラニンが沈着しないようにするにはどうしたらいいの?」
「シミ改善する方法は?」
と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

メラニンの沈着を防ぎ、シミ改善するには、以下4つを心がけてください。

1. UV対策(紫外線対策)
2. 徹底した保湿ケア
3. 規則正しい生活
4. 食生活の改善

それでは順に見ていきましょう。

(1)UV対策(紫外線対策)

メラニンの沈着を防ぐために何より重要なのは、UV対策だといえます。
なぜなら、紫外線を防止することで、メラノサイトによるメラニンの生成を抑えることができるからです。

直射日光は出来るだけ避けて、帽子や日傘を使用しましょう。
また、夏だけではなく年中通して日焼け止めクリームやローションで、UVケアを行うことが大切です。

(2)徹底した保湿ケア

紫外線の影響を小さくするには、保湿ケアが大切です。
肌の表面は、水分による潤いで、紫外線や摩擦などの刺激から守っています。

朝や帰宅後、就寝前のお手入れ時には、化粧水と乳液や保湿クリームを使って、しっかりと保湿しましょう。

また、メイクの上から保湿できるスプレーなどを持ち歩き、外出時やオフィスでも小まめに保湿することをおすすめします。

(3)規則正しい生活

規則正しい生活を送ることで、紫外線やストレスによる色素沈着を防ぎ、シミ改善にも効果があります。
生活リズムが乱れると、ターンオーバーにも乱れが生じるからです。

就寝後3時間程度の深い眠りに落ちた時間帯に成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが行われます。

質の良い眠りが取れるように、規則正しい生活を心掛けましょう。

(4)食生活の改善

食生活を改善し、シミ改善効果のある食品を摂ることも大切です。

抗酸化作用のあるビタミン類やリコピン、アスタキサンチンなどは、紫外線やストレスが細胞に与えるダメージを抑える働きをもちます。

以下は、シミ改善効果がある栄養素と食べ物です。

  • ビタミンC :赤ピーマン、黄ピーマン、キウイ、いちご、ブロッコリーなど
  • ビタミンA :うなぎ、チーズ、卵、にんじん、バターなど
  • ビタミンE :ピーナツ、アーモンド、ほうれん草、植物油など
  • リコピン:マンゴー、トマト、柿、グレープフルーツなど
  • アスタキサンチン:鮭、エビ、カニ、イクラなど
  • イソフラボン:豆腐、豆乳、納豆などの大豆製品

抗酸化作用の高い食品を積極的にとりいれて、シミやソバカスを撃退しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、メラニンの役割や、メラニンの色素沈着で起きるトラブル、そして、色素沈着を防ぐ対策についてお話ししました。

ターンオーバーは年齢と共に乱れやすくなるため、日頃のケアがとても重要です。
生活習慣や食生活にも十分気を付けながら、保湿やUVにも注意して、美しい素肌を保っていきましょう。

横浜エステサロンAYAのページトップへ