汗をかくのに冷えているのはなぜ?

上半身は汗をかいているのに、足や手が冷えて困るという悩みをよく耳にします。
更年期のホットフラッシュにも似ていますが、20代の若い方にも多いのが特徴です。

体の部分によって、熱くなったり冷えたりするといった状態は、一体なぜ起きるのでしょうか?
この記事では、その原因と対策について、詳しく解説します。

「汗をかくのに冷えている」といった症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

冷えのぼせとの具体的な症状とは?

「冷えのぼせ」とは冷えの一種で、冷え症がさらに悪化したものです。
冷えのぼせには、以下のような症状があります。

  • 頭や顔はボーっと熱く感じるのに、手足は冷えている
  • 手のひらや足の裏にじっとりと汗をかく
  • 気温の上昇や運動によって、上半身だけが熱くなって汗がダラダラ出る
  • 冷たい食べ物や飲み物をとると、急にトイレに行きたくなる

これらの症状がもしある場合は、冷えのぼせを疑って早めに対策をとることをおすすめします。

冷えのぼせの原因

次に、冷えのぼせの原因についてお話しします。
冷えのぼせの大きな原因は、体温調節の乱れによるものです。

例えば運動不足や筋肉量が少ないと、筋肉によるエネルギーの燃焼が十分に行えなくなります。
また、食事の量が少ない場合も、体が熱を十分に作れなくなるでしょう。

熱量が不足した状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、血管の収縮や拡張をうまくコントロールできなくなるため、上半身に血液が集中してしまうのです。

その結果、頭や胸は熱く感じて汗をかいているのに、手足は冷えを感じる、冷えのぼせが起きると考えられています。

汗をかくのに冷えている「冷えのぼせ」は女性の3人に1人

冷え症の女性は多く、20~50代の女性の約60%は冷え性だといわれています。

さらに、その半数以上に冷えのぼせの自覚があるということなので、なんと女性全体の3人に1人は冷えのぼせだといえるのです。

冷えのぼせの症状を持つ女性は増加傾向にあり、その背景には、エアコンの使用が常態化していることや、運動不足、体を冷やす食生活などがあります。

従来は冷えのぼせというと50代以上の女性に多い症状だったのが、次第に若年化しているといえるでしょう。

冷えのぼせを防ぐ方法

ここまで、汗をかくのに冷えている「冷えのぼせ」の症状や原因についてお伝えして来ました。

次に、冷えのぼせを防ぐ方法についてお話ししましょう。
冷えのぼせを防ぐには以下の4つの方法があります。

1. ぬるめのお風呂につかる
2. 食生活を改善する
3. 衣類で温度調節する
4. リラックスできる環境を作る

では、1つひとつ確認しましょう。

(1)ぬるめのお風呂につかる

ぬるめのお風呂にゆったりとつかることは、冷えのぼせに効果的です。
入浴によって心と体がリラックスして、血行が改善する作用が期待できます。

効果的なお湯の温度は、38~40度です。
体温より若干高めの温度が良いでしょう。

好みの入浴剤を使用したり、お湯にアロマを数滴落としたりするのも、リラックス効果を高めるので、おすすめです。

(2)食生活を改善する

食生活を見直すことでも、冷えのぼせの改善に効果が期待できるでしょう。

糖質オフや極端なカロリー制限などの過剰なダイエットが原因で血行不良を招き、冷えのぼせになっている場合があります。

たとえダイエット中でも、三大栄養素である「糖質・脂質・タンパク質」をバランスよく摂ることが大切です。

特に筋肉を生成するタンパク質をしっかり摂ることで、脂質や糖質がきちんと燃焼してダイエットに役立つと共に、体を温めることができます。

また、たんぱく質やブドウ糖を分解するために必要な、ビタミン・ミネラルもたっぷりと摂りましょう。

(3)衣類で温度調節する

冷えのぼせのケアには、衣類での調節も必要。
体の中で冷えを感じる箇所と、熱く感じる箇所があるのが、冷えのぼせの特徴です。

例えば、ほてりを感じやすい顔やワキといった箇所は、一時的に冷やして熱を放出させます。逆に冷えを感じやすい足首やお尻、お腹などは部分的に温めるのが効果的。

さらに、首には頸動脈が通り、頭を支えるための筋肉があるため、首の後ろを温めることで血液を全身に巡らせることが可能です。

副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整える効果も期待できるため、体が冷えたと感じた時や、冷えによるだるさを感じる時は、首の後ろを温めましょう。

(4)リラックスできる環境を作る

自律神経のバランスを整えるためには、リラックスできる環境が大切です。
気分の落ち着く音楽をかける、夜は照明を少し落とすなどして、ゆったりとくつろげる環境を作りましょう。

スマホやテレビ、PCなどを就寝前に利用すると、それらから受ける光を脳が昼間と勘違いして、睡眠の質が低下します。

就寝前はスマホなどの使用を控えるようにして睡眠の質を上げることも、自律神経のバランスを整え、冷えのぼせの改善に効果があります。

(5)ストレッチを行う

ストレッチは血行を促進するため、冷えのぼせに効果的です。
特に冷えを招きやすい、足のストレッチを2つ紹介しましょう。
どちらも座ったままで、手軽に行えます。

①足指と足首のストレッチ
  1.  床や椅子に座って、右足首を右手でつかみ、左手でつま先を握る
  2.  左手で右足首を10回まわす
  3.  反対方向へも10回まわす
  4.  右手を右足のふくらはぎに移動し、ふくらはぎを揉みながら左手で右足首を10回まわす
  5.  反対方向へもまわす
  6.  左足も同じように行う
②ふくらはぎ伸ばしストレッチ
  1.  床に座って、右ひざを立て、右腕で抱え込む
  2.  左足をまっすぐ伸ばして、足先を左手でつかみ、手前に引く
  3.  息を止めないようにして、10秒間キープ
  4.  反対の足も同様に行う

冷えのぼせにNGなことは?

最後に、冷えのぼせをさらに悪化させる、NGなことについても確認しましょう。
冷えのぼせにNGなのは、以下の3つです。

1. 首から肩を冷やす
2. 首元の詰まった服を着る
3. 熱いお風呂や長時間の入浴

では、順に見ていきましょう。

(1)首から肩を冷やす

首から肩を冷やすことは自律神経の乱れを招き、全身の冷えにつながります。
真夏や熱帯夜は、一時的に首を冷やして全身をクールダウンすると効果的ですが、それ以外には首や肩を冷やさないようにしましょう。

(2)首元の詰まった服を着る

首元が詰まっていると、のぼせた上半身の熱を逃すことができなくなります。
汗が乾かずに却って体を冷やしてしまうため、首元の詰まった服は避けるようにしましょう。
首元が寒い場合は、マフラーやショールなどで調節すると良いですね。

(3)熱いお風呂や長時間の入浴

熱いお風呂や長時間の入浴は体の芯から温まることができないため、かえって体を冷やしてしまいます。
無理に長時間入ると、のぼせやめまいを起こすため、熱いお風呂や長時間の入浴は避けましょう。

まとめ

汗をかいているのに冷えているという「冷えのぼせ」は、冷えがさらに重症化したものだといえます。
冷えのぼせの症状がある人は、今回の記事で紹介した対策を、ぜひ試してみてくださいね。

冷えのぼせが改善されると代謝がアップし、ダイエットも効果が出やすくなるといえます。
健康のためにも美容のためにも、冷えのぼせを解消して、快適な毎日を送りましょう。

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