fbpx

バリア機能を整えるためには?

毎年この季節になると、肌荒れや乾燥によるかゆみ、かさつきに悩まされる方も多いのではないでしょうか。
気温がだんだんと上がってお出かけをしたくなる季節に、メイクのノリが悪いと気分も下がってしまいますよね。肌荒れは、トラブルを引き起こす前の予防ケアがとても大切です。

トラブルのない肌を保つために大切なのが「バリア機能」です。
私たちの肌を外部の刺激から守るためにあるはたらきのことで、潤いのある健やかな肌を保つためにとても重要です。

今回は、春に肌トラブルが起きやすい原因や、バリア機能を低下させないためにできることを紹介します。毎年春になると肌の調子が悪くなる方や、乾燥肌に悩まされている方はぜひ最後まで読んで、今日からできることを始めていきましょう!

春は肌トラブルが多い?

一言では肌トラブルと言っても、人によって状態はさまざまです。
ニキビやかぶれだけでなく、肌のムズムズ感や赤みなども肌トラブルのひとつと言えるでしょう。
季節の変わり目や体調、加齢などあらゆる原因によって肌の不調を感じる方は多く、「敏感肌」や「ゆらぎ肌」などと表されることも多いですね。
春はほかの季節よりも肌トラブルが起こりやすくなりますが、それには次のような原因が考えられます。

環境の変化

入学や就職、引っ越しなど、春は環境が大きく変わりやすい時期です。生活習慣や周りの人間関係が変わることで、知らないうちに大きなストレスを受けています。
また、慣れない場所や環境で過ごすことによる疲れもまた、体調を崩すことや肌の調子が乱れる原因になります。不眠や食欲不振などの悩みを抱えている方もいるかもしれません。

気温差が大きい

春は暖かくなったり寒くなったり、気温差がとても激しい季節です。体温を一定に保ち、風邪などの不調を防ぐには、身体の中でたくさんのパワーが必要になります。
そのため、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなどが重なると一気に体調を崩してしまいやすくなります。肌も同じように、いつもだったら何も起こらないようなちょっとしたことでも、肌トラブルの原因になってしまいやすくなるのです。

湿度の低さ

だんだんと気温が暖かくなってきていても、春はまだまだ乾燥しています。潤いのない肌は、刺激を受けやすい状態。空気中の乾燥によって肌の水分量が奪われることが、肌トラブルの原因のひとつになります。

花粉

春は花粉が多く舞っています。花粉が肌へ付着することで、アレルギー反応を起こすことも。ムズムズとしたかゆみや、赤みなども考えられます。花粉による外部からの肌刺激は、花粉症ではない人にも起こる場合があります。
そして、花粉以外の黄砂やPM2.5などの飛来物も、原因のひとつになります。

紫外線量の増加

冬から春にかけて、紫外線量が急激に増加していきます。真夏よりも日焼け止めを塗って対策している人が少ないため、乾燥や肌の不調につながりやすくなります。
紫外線はシミ、たるみの原因にもなるので、しっかりとした対策が必要です。

バリア機能が肌トラブルを防ぐカギ

季節の変わり目や体調の変化によって繰り返す肌トラブルを防ぐカギは、「バリア機能」と冒頭でも紹介しました。
春に肌トラブルが増加するのは、気温差やストレスなどといった要因によって、バリア機能のはたらきが低下することが原因です。

バリア機能とは肌表面の皮脂膜や、細胞と細胞の間の潤いなどのことを言います。
摩擦や花粉といった外部の刺激から肌を守るだけでなく、肌の内側の水分を逃がさないように保つはたらきがあります。
バリア機能が低下することで外部の刺激を受けやすくなり、肌の水分も蒸発してしまいやすくなることも。保湿をしているのに肌が乾燥しやすいのは、バリア機能が低下していることが関係しているかもしれません。

整った生活習慣や適切なスキンケアで、バリア機能の低下を防ぐことと、はたらきをサポートすることが、潤いのある健やかな肌への近道と言えます。

バリア機能を整えるためにできること

では、そんなバリア機能の低下を防ぐために、どんなことができるのでしょうか。
普段からやっていることもあるかもしれませんが、春先には摩擦や肌の乾燥にいつも以上に注意しましょう。

摩擦に注意する

まずは、肌の天敵である摩擦に注意しましょう。洗顔のときのゴシゴシ洗いや、洗顔後にはタオルでゴシゴシ拭いてしまっていませんか?タオルで顔を拭くときは、水滴を吸わせるだけ。
また、熱いお湯での洗顔やシャワーの水圧にも注意しましょう。ひどい乾燥だけでなく、しわやたるみの原因にもなります。

水分と油分のバランスを整える

スキンケアで意識することは、水分と油分のバランスを崩さないようにすることです。肌にとって理想的なバランスは、たっぷりの水分と少しの油分です。
今、乾燥が気になっているようであれば今のスキンケアでは水分が足りていない可能性も考えられます。化粧水を重ねてつける、美容液をプラスするなど、スキンケアに変化をつけてもいいかもしれません。

紫外線対策

日焼け止めは冬のあいだも一年中通して使用しておきたいですが、春からは日焼け止め以外の紫外線対策も取り入れていきましょう。日傘や帽子など、早めの時期から使用しておくことが大切です。紫外線の対策をすることは肌の乾燥やバリア機能の低下を防ぐだけでなく、若々しいハリや弾力を守ることにもつながります。

ベースメイクの工夫

小さなことですが、ベースメイクの質感も、花粉や黄砂の影響に関わります。
皮脂のテカリや油分の多いファンデーションは、花粉などが肌に付着しやすい環境になります。なるべくこまめに余分な皮脂を抑え、フェイスパウダーなどでさらっと仕上げることがおすすめです。また、帰宅後はなるべく早くメイクを落とすようにしましょう。ファンデーション以外にも、花粉などが肌に付着している時間をなるべく短くするためです。

生活習慣の見直し

疲れやストレスによっても、自律神経や免疫力の低下が起こります。就寝・起床時間を整え、体調管理を行いましょう。
食事や適度な運動に加え、身体を冷やさないようにすることも大切です。

サロンやクリニックを活用する

既に肌荒れが起こっている場合には放っておかずに、皮膚科を利用しましょう。肌に合わせた薬の処方や、スキンケアの相談にも乗ってもらえます。
また、肌荒れはしていなくても、いつものスキンケアでは乾燥が気になる方は、フェイシャルサロンなどを利用してもいいでしょう。マシンの使用や、血流を促進して美容成分を届けるので、自宅でのケア以上にしっかりと潤いを感じられるかもしれません。
自分の肌を真剣に考えてくれる人が自分以外にもいるのは、とても心強いはずですよ。

まとめ

春に肌荒れが起こりやすい原因や、バリア機能について解説してきました。
肌を守るために特別なことをする必要はありませんが、洗顔の摩擦は強くないか?紫外線対策はできているか?など、いつもしていることをいつも以上に丁寧におこなってみましょう。

これを機会にバリア機能を意識して、いつものスキンケアや生活習慣を見直すきっかけにするといいかもしれませんね。

春が来て暖かくなると服や髪型を変えて、今まで以上におしゃれを楽しみたくなる季節でもあります。色んな出会いや環境の変化がある春だからこそ、健やかな肌で過ごしましょう!

横浜エステサロンAYAのページトップへ