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身体を冷やす食べ物とは?

食事は、私たちが生きるうえでとても大切なものです。それぞれの食べ物に含まれる栄養素が身体をつくるだけでなく、内臓のはたらきや活動を支えるエネルギーの元になります。

空腹を満たす以外にも、食事によって「美味しい」「楽しい」などと感じます。大切な人と食事の時間を過ごすことや一人でゆったりと食事をすることで、身体だけでなく充実した気持ちにもなることもあるのではないでしょうか。毎日の食事や、調理の時間を楽しみにしている人も少なくありませんね。

私たちにとって、そんな身近な存在である食べ物ですが、栄養や美味しさ以外にも、身体を冷やす・温めるといったことにも関わることをご存じでしょうか。食べ物の種類や食べるタイミングをうまく活用すれば、水分補給や身体のほてりを取ることにも役立ちます。

食べ物はそれぞれに特性があります。収穫される地域や季節によって見分けることができるものも多いので、ぜひ知っておくと便利ですよ。
今回は、身体を冷やす食べ物について紹介します。気温がグンと上がる季節に向けて、毎年夏バテや食欲不振に悩まされる方はとくに、ぜひチェックしておいてくださいね。
更年期によるホットフラッシュが気になる方にもおすすめです。

食事の役割とは?

食事は、ほとんどの方が毎日行うもの。当たり前のようにしている食事について改めて、役割などを考えたことのなかった方も多いのではないでしょうか。
食事には、次のような役割があります。

  • 健康の維持・病気の予防
  • 精神的な安定・満足感
  • 人とのコミュニケーション

私たちはただ生きるためだけに、食事をしているわけではありません。食事によって取り入れた食べ物は身体の中で分解・吸収を繰り返し、身体をつくることや身体を動かすために使われます。いつも同じ食べ物を選ぶのではなく、そのときどきの身体や心の状態に合わせて食べる物を選ぶことは、健康を保つためにとても大切です。適切な栄養素を選べば、太りにくい身体づくりやツヤのある肌を目指すことも可能です。

そして、身体の冷えやほてりなどについても、食べ物の力を借りることができます。冷え性に悩む方は身体を温める方法や食べ物について詳しく知っている方も多いはず。しかし反対に、身体を冷やすためにも食べ物の力が関係します。

毎日の食事で選ぶ食材は栄養や味だけでなく、そういった観点からも選ぶことができます。食べ物で身体を冷やす・温めることを考えたことのなかった方も、ぜひ試してみてくださいね。

身体を冷やす食べ物・飲み物の種類

身体を冷やす食べ物がどれか、すべて覚えるのは難しいですよね。しかし、栽培される地域や環境のことを想像すれば、判断しやすくなります。
温かい地域で栽培されるものや、夏場に旬を迎える食べ物は身体を冷やすものが多いです。みずみずしいものが多いので、水分補給にも役立ちますよ。そして、野菜だけでなく果物や調味料にも、身体を冷やすものがあります。代表的なのは、次のようなものです。

葉物野菜(白菜・レタス・キャベツ・小松菜・ほうれん草など)

葉物野菜にも水分がたくさん含まれており、身体を冷やす食べ物に分類されます。

夏野菜(きゅうり・トマト・なす・ゴーヤ・オクラなど)

強い日差しが降り注ぐ真夏に育つ夏野菜は、みずみずしいものが多いですよね。生で食べられる物も多く、身体のほてりをとってくれるはたらきがあります。

たんぱく質(大豆・肉・白身魚など)

大豆や大豆製品である豆腐は、身体を冷やす食べ物に分類されます。しかし、発酵すると身体を温める食べ物に分類されるので、味噌や納豆は身体を温めるとされています。

果物(パイナップル・バナナ・すいか・マンゴーなど)

南国など暑い地域で栽培される果物は、身体を冷やす食べ物です。
反対に、りんごなど寒い地域で栽培される果物は、身体を温めるはたらきがあります。

調味料(ドレッシング・マヨネーズ・酢・白砂糖など)

酢の物などは暑い夏場でもさっぱりと食べやすく、食欲の湧かないときにも便利です。いつも当たり前のように食べている調味料によっても、身体を冷やしていることがあります。冷え症などが気になる方は、ドレッシングの量などにも注意してみるといいでしょう。

飲み物(コーヒー・緑茶・牛乳など)

コーヒーもまた、南国で栽培されるため身体を冷やす飲み物に分類されます。しかし、飲み物は種類よりも飲み方が重要です。氷がたくさん入ったような冷たい飲み物を一気に飲むと、身体が冷えやすくなります。暑い夏も飲み物の種類に関わらず、飲み方や温度に気をつけながら飲むようにしましょう。

身体を冷やす食べ物の活用方法は?

身体を冷やす食べ物は、身体の余分なほてりをとって夏バテを防ぐ効果に期待できます。人々は昔から、身体を冷やす食べ物をうまく利用して生活してきました。しかし、現代では真夏でも冷房がしっかりと効いていることで、冬以上に身体の冷えを感じている人も少なくありません。

身体が冷えているときは、食事によってさらに冷やしてしまわないように気をつけ、夏でも身体を温める食べ物や飲み物を意識的に摂るようにしましょう。
しかし、次のようなときには身体を冷やす食べ物を適量、食べることがおすすめです。

頭痛や熱っぽさを感じるとき

気候による頭痛や、疲れによる熱っぽさなどを感じることもありますよね。きゅうりやトマトといった夏野菜を摂ることで、身体のほてりを取ることに期待できます。

自律神経の乱れを感じるとき

強いストレスや不規則な生活による自律神経の乱れは、体調を崩しやすくなるだけでなく身体のだるさやほてり、食欲不振として表れる場合があります。「大豆イソフラボン」の含まれる大豆や、「トリプトファン」の含まれるバナナなどもおすすめです。

更年期でイライラしがちなとき

更年期が近づくと、身体のほてりなどを感じることが多くなります。それらはホットフラッシュと呼ばれ、汗をかきやすくなることやのぼせやすくなることも。良質な「タンパク質」や、女性ホルモンに似たはたらきのある「大豆イソフラボン」を含む、豆腐などの大豆製品を食べるようにしましょう。

気分がすっきりしないとき

朝起きて身体がだるく感じるときや食欲がわかないときには、柑橘系などの果物を摂るようにしましょう。疲労回復や、ビタミン・ミネラルの補給にも役立ちます。

 

身体を冷やす食べ物は、ぼーっとするときや身体のほてりが気になるときにはとても便利です。しかし、食べすぎには要注意。身体の冷えや、胃腸の不調にもつながることがあります。食事の中でも、身体を冷やすものは前菜だけにとどめるなど、食べる量の調節を忘れずに行うようにしましょう。

まとめ

身体を冷やす食べ物について、紹介してきました。食事は人とのコミュニケーションとしてや、身体や心の活動のためにとても大切なことです。そして、食べる物の特性を理解し、うまく選ぶことで自分に必要な栄養素や、身体の冷えやほてりのケアにも役立ちます。
身体を冷やす夏野菜、果物は収穫される地域や季節などで見分けることができます。適量や食べるタイミングをうまく見極めながら、色んな種類の物を食べるようにしましょう。

これからの季節、夏バテによる食欲不振や水分不足、身体のほてりなどが表れることもあるかもしれません。そのときのために、食べ方などを今のうちに知っておくと便利ですよ。いつもは食べ物の栄養素にばかり注目していた方も、これを機会に食べ物の特性にも興味を持っていただけると嬉しいです。

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